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はじまり


この先自分はどう在りたいのか


ひとの『この先』の話を聞く機会が増えて、自分はどうしたいのかをぼんやりと考えるようになった。

そんなとき、まーさんがオンラインでビジョンの座談会を開催すると知り、参加した。

まーさんの座談会に参加させて頂くのは2回目。
新しい気付きと、素敵な出会いがそこにある。
多くの知識があるのは言うまでもないが、その人柄に惹かれるのも事実。
まーさんが作る場はとても心地よい。
多くの学びと共に、また参加したいと思える温かさに包まれる。

自分の物語が、どう届くのか、知りたい


自分の物語
恩師が人生を『物語』と表現していたことを思い出した。


わたしの物語はどうだろうか。
どう紡いでいこうか。


グループセッションは3人1グループに分かれ、以下のように実施された。
①発表者が『これからの3年間で挑戦したいこと』について話す。
②発表者が話した内容について、聴いていた2人が話す。発表者は画面オフ。音声オフ。そして他の2人の対話を聴く。
③発表者がそれを見ていた感想をシェアする。
④ これまでの内容をもとに自由に話す。

挑戦したいことは何だろう
まだふんわりとしていた。
言語化する中でふわふわとしていた輪郭が徐々にくっきりしていくのを感じた。

2人の対話を聴いて、自分の話を客観的に振り返ることができた。
どう届いたか
どのように解釈されたのか
それがすぐにわかるのが面白かった。
自分があまり深く考えていなかった部分を掘り下げて聞かれたり、無意識で使った言葉の真意が表面化してはっとしたり、気付きが多く面白かった。

自分が他者に与えたいと思ったことや作りたい世界は、
自身が欲していることでもある。


感想を伝え合う中で印象に残った言葉。


わたしが作りたい空間
安心感、所属感を得られる場所
自分の感情に気づける場所

かつての私が欲していた場所

過去の自分へ掛けたい言葉を尋ねられた。


いろんなものを抱え込んでひとりでどうにかしようとしていた私へ。
そんなに無理しなくていいよ
がんばらなくていいよ


自分だけ幸せになっちゃだめだと思っていた私へ。
自分を大切にしてね


自然と出てきた言葉たち。
改めて、書きながら涙が出た。
過去の自分と向き合って認めること。
今だからこそ気付けることはたくさんある。
きっと、もういいよ 十分だよ 
って、言って欲しかったんだな。


愛に溢れている、と言われた。
家族を大事にしていて愛を感じる
自分にも愛を与えてあげて欲しい
そう、言われた。

そうか。
わたしに足りなかったのはそれか。
腑に落ちた。
心が温かくなった。
嬉しかった。
自分を愛すこと、出来ていなかったんだな。

自分を犠牲にして、大切だったひとを傷つけた。自分を大切にしてくれているからこそ雑になっていった。無自覚のうちに、少しずつ、触れられることが怖くなっていった。幸せの塊に触れるとこの手で壊してしまうようだった。それはきっと、私が脆かったから。自分を愛していなかったから。自分に向けられる愛を受け止められなかった。好意を向けられることも、褒められることも怖かった。私はその気持ちを返せない、そう思っていた。ずっと。それは自分を愛していなかったから。愛を与えられる価値がないと思っていたから。

自分を大切にする

その真意にやっと気付けた気がする。


そのあと、wOCEANメンバーの轍と通話した。
何者になりたいか、という話をした。

先のことを考えすぎると不安になる。
その理由は設定した目標と今を比較して、差をマイナスに捉えているから
比較は必要、それはあくまでも知るための比較
何が違うのか、変化していける要素を抽出するための比較

なってみたい自分にフォーカスする


なぜ、なりたいのか
自分の気持ちがどこで動いたのか
その変化の起源、発動を見つけることでより細やかに自分の変化を感じ取れる
変容をつぶさに拾っていくことで些細な成長にも気づくことができる
どのくらいの期間でどう変化してきたかがわかると、先の見通しが立てやすい
目標とする人物が具体的なほうがイメージしやすい
そう、教えてもらった。

ひとに寄り添い共に考える。誠意や心遣いが素敵なひと。自分だけでは行き着けなかった深みまでたどり着けたのは、彼のおかげ。



2年ほど前に遡って日記を読み返してみた。
ここ1年で、特にwOCEANに入ってから、日記の内容が変化していた。
日常の出来事の記録やただの感情表出だけなく、なぜその行動をしたのか、なぜそう感じたのかを自分に問い続けている。
そのときには答えが出ないものもあるが、後にひとつの可能性に行きついているものもある。

わたしの変化の起源は家族と失恋。
発動はwOCEANに入ったこと。
メンバーは十人十色で、様々な関わりを通して変化していく自分がいた。
ときには通話で、ときにはコミュニティ内のスレッドで、ときにはメンバーのスタエフやtweet で。

そして今、wOCEANの枠を出た新たな繋がりが生まれている。
直感と好奇心を頼りに、座談会や講座に参加している。
石橋を叩き続けて動けずにいた、数年前の自分からは考えられない。
この変化は、周りの人たちの影響が大きい。
あの人が主催するイベントなら楽しいだろうな
あの人に影響を与えた人はどんなことをしているのだろう
素敵だなと思う人たちの考えに触れたい
その気持ちがいまのわたしの原動力。
世界が広がっていく。

はじめの一歩はwOCEANに入ったこと。
そこから先の道は出会った人たちと共に作られていった。
wOCEANを作ってくれた見知らぬミシルさんには感謝しかない。
そして、その中で出会った全てのひとに感謝している。
素敵な縁に恵まれていると思う。
その縁は自分で動かないと見えないし目に止まらない。行動していく中で繋がっていくものだと感じている。


変わったこと、変わろうとしていること
変わらないこと、変わりたくないこと
それらを抱えていまの自分がある。

変わりたくないこと
そこには理由がある。

こう在りたいと願い、それを実現させたのかもしれない。
もともと持っていて何かのきっかけで変えたけれど、やはり違うと立ち返ったのかもしれない。
それは自分の軸となっている。


それらを踏まえた上で、なりたい自分を考えると、より具体的に見えて来る。

描く理想の場所、こうありたいという自分
かつて自分が欲していた場所、こうあって欲しいと思った人物像
それを得ることで助けられた場所、自分を助けてくれた人物像

どれだけなりたい気持ちが強いか。


どうしていくかは自分次第。
では、具体的に何をするか。


ひとは経験したことしか語れない。
その経験をどう生かすか。
かつて助けられたそれらで、今度は助ける側に立つ。
助けられなかったからこそ、助けたいという想いが募る。
そうして過去の自分をも助けていく。


なりたい自分に近づくために、変化にばかり着目しがち。
先々のことを考えて、つい過去の自分を忘れてしまうけれど、過去の自分が居なければ、今の自分にはなり得ない。
過去にどう感じていたか
ともすれば消えてしまいそうなそれらを、消さないように、感じていたい。
過去と今。
変えたい自分と変わった自分。
変わることはエネルギーを要する。
それほどのエネルギーを費やしてまで変えた。
その事実、その理由。
かつての自分、自分の原点。
忘れないように刻んでおきたい。


常に意識することは難しい。
ひとは忘れてしまう生き物だから。
けれど、ふとしたときに思い出すことがある。
かつての自分の経験を思い出すとき。
同じような境遇にいるひとに出会ったとき。


ひとは優しい循環で他者を愛し、手を差し伸べる。
その手に気付ける人で在りたい
差し伸べられる人で在りたい
ひとの温かさに触れられる場所を創りたい
それが、いまのわたしの『ビジョン』

有難いことに、わたしの周りにはたくさんの素敵なひとたちがいる。
縁に恵まれている。
たくさんのエネルギーを貰っている。
そのひとたちの力を借りながら、ビジョンを具体化していきたい。

いまは、芽に気づいたところ。
どんな花が咲くだろうか。
陽の光をたっぷり浴びて、丁寧にお水をあげたい。
ときには曇り空が続いたり、水やりを忘れたりするかもしれない。
それでも枯れないように、逞しく根を張るために、いまは栄養を蓄えるとき。
どんな花を咲かせようか。
どのように景色を彩ろうか。

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