暴力団抗争の推移

はじめに

警察白書をもとに、暴力団の対立抗争と抗争内の発生事件数の推移をまとめました。

推移

オレンジは抗争件数を、青は事件数を示している。
抗争件数と事件数は必ずしも比例しておらず、市民社会の脅威という点では青:事件数に注目するべきです。

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1970年には抗争件数が129件と、記録上で最も抗争が起きた年です
事件数は1976年以前はデータがありませんが、記録上では1985年の293件が最も事件が起きた年です。
抗争数、事件数ともに近年は一部の例外を除き、減少傾向にあります。

特徴

グラフが上方向に向かって伸びる時期が2つあり、これを抗争増加期と注記しました(筆者判断)。
抗争増加期は、各地方の大手暴力団の積極拡大期。
事件増加期は、山一抗争とその後の主要3暴力団(山口組、住吉会、稲川会)の全国拡大が影響していると推察されます。


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