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ランゴリーブラができるまで~前編~

こんにちは。ランゴリーの綿石です。

前回の「ランゴリーオリジナルハンカチができるまで」に引き続き、今回は「ランゴリーブラができるまで」をお送りします!ランゴリーチームの苦悩と葛藤を振り返ってお伝えできればと思います。

早速ですが、量産までの流れをフローチャートで表現してみました👇
結構長い道のりですね。一つ一つ追っていきましょう!

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ステップ0 ペルソナづくり

2020年9月、ランゴリーを日本のお客様にも向けて提供すると決めてからまずはじめに着手したのがこちらのペルソナづくりでした。

2020年3月に日経ビジネスに記事を掲載頂いた反響をTwitter上で追いかけ、Rangorieのコンセプトに共感してくれたり、デザインをかわいいと言ってくださる方のつぶやきを追いかけたり、直接お話を伺ったり。自分たちの想像する、こんな方にお届けしたい!を詰め込んだランゴリーの日本ペルソナが出来上がりました。

その名はずばり、日印 橋子(にちいん はしこ)さん、46歳。

インド映画にハマっていて、エスニック柄のお洋服が好き。だけどチャイ○ネやチ○カカのものは生地が薄くて大人の女性が着るには少し安っぽい。
大人かわいいエスニックが着たい!

というニーズにお応えするブランドにしていこうと決めました。

ステップ1 商品企画

ステップ0で決めたペルソナこと橋子さんのライフスタイルを想像し、どんな商品をお届けしようか検討しました。

コロナ禍で、家で過ごす時間が長くなっている橋子さんの生活に寄り添うブラにしたい!と考え、

・在宅勤務やおうちでゆったり過ごすときにつけるブラ
・リモートヨガのテンションを上げるブラ

の2つのブラを納得性のある価格で投入することにしました。

ステップ2 デザイン

ペルソナとこんなブラがほしいというざっくりとした企画をもとに、前回に引き続き今回も株式会社XY様にデザインを委託することに。

XYさんのデザインはいつも「そうきたか!」というアプローチが新鮮で、今回もサリーをイメージしたサリーブラとおうちブラの素敵なデザイン画が上がってきました。

このデザイン画を初期のファンの方に見ていただいたり、インド人の友人に見せたりして、もっとこうがいい、ああがいい!というフィードバックをもらってブラッシュアップさせていきました。

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サリーブラとおうちブラの当初のデザインはこちら。いまのサリーブラとは柄と無地が逆になってますね!

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おうちぶらも当初はホックなしの予定ですが検討した結果、着脱のしやすさを狙ってホックありの仕様に変更になっています。

ステップ3 生地&副資材選定

生地選定

生地は前回のインドブラの素材が好評だっため、同じ素材をつかうことにしました。なんと言っても選定のポイントはこの滑らかさ。

・肌に吸い付くようなしっとりした質感
・上品な光沢感
・ランゴリーの特色であるインド柄のプリント表現力の高い素材
・下着に最適な吸湿・速乾機能のある2WAY(2方向に伸びるという意味だそうです)

副資材選定

副資材とはストラップやホック、カップやチャームといったブラを構成するメイン生地以外のパーツのことです。最後まで迷ったのが、ブラのカップを出し入れ可能なタイプにするか縫い付けタイプにするかです。

カップ出し入れ可能なタイプにすれば幅広いボリュームのバストに対応できるし、カップ不要な人は抜いて使ってもらえる。けれども、よくある「洗濯するとパッドが行方不明問題」や「ブラの中でカップがぐちゃぐちゃになっちゃう問題」などがあります。

カップ縫い付けタイプにするとカップ部分は生地に比べると伸縮性が低いので対応できるバストの幅が狭くなる。けれどカップ出し入れ可能タイプの問題点は発生しません。

色々悩んで、両方のサンプルを作ってみて着用した結果、やはり使い勝手が良いほうが橋子さんは嬉しいはず!とカップ縫い付けタイプで生産することにしました。

ここまで期間としては2~3ヶ月くらいで検討していました。

だいぶ長くなってしまったので続きはまた後編でお伝えさせていただければと思います。次回もぜひお楽しみに!



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