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2024年3月 香港旅行記🇭🇰①

HK Expressがセールをやっているのを目にして、そういえば香港って行ったことないなと思い、こんなに自由な時間があるのは今のうちだけではないか…というわけで、香港に行ってきた。

1日目

出発3時間前に成田空港第2ターミナルに到着。

成田空港の世界時計、初めて気づいた。

今回使ったHK Expressは意外と曲者で、航空券は往復5万円程度とまあ安い(と思う)のだが、決済手数料なるものを2000円くらい取ってきたり、アプリにログインできなかったり、オンラインチェックインでも搭乗券が表示できなかったりした。
搭乗券は結局ブラウザを変更させてなんとか表示できたのだが、搭乗時に印刷してもらう必要があった。印刷して行った方が良かったみたいだ。ちなみにこの時パスポートを入念にチェックされて怖かった。

午後3時ごろ、搭乗。成田から5時間25分のフライトだ。
3列-3列の機体で、機内の椅子はpeachより柔らかかったと思う。スタッフの皆さんも優しかった。LCCなので当然モニターや充電ソケットもなく、取り込んだnetflixのドラマを見たりipadでお絵描きしたり寝たりして過ごす。

〜〜🛩〜〜

午後8時ごろ、予定より15分ほど早く香港国際空港に到着。
降りた瞬間に生ぬるい空気を感じて南に来たことを実感させられる。現地の気温は23℃。

到着ロビー。帆みたいな形の屋根がかっこいい

ついてすぐ、とりあえず中国銀行のATMで$200おろして(現金は常に持ち歩いているべき)、空港内のセブンイレブンに入店。日本人ならセブンみたら入るだろ。
5時間半のフライトが意外と長く、喉が渇いていたので水と軽食でも…と思っていたのだが、なんと水よりお茶の方が安い。というわけでウーロン茶とkinderのチョコを購入($21)。

事前にダウンロードしていた交通系ICの八達通(Octopus)アプリに$150 チャージしてバス停へ向かう。

空港のバス停

行列だと思っていたのだが結構頻繁にバスが出ているのと路線が細かく分かれているのでそこまで並んでいなかった。
21時半発のA11に乗り、ホステルを目指す。運よく二階の一番前の席に座れた。ちなみに乗る時に一定額を払う形だった($41.9)。

ディズニーランドに行く人も多いのかな
スーツケースの人は一階の荷物置き場を常に監視できるよ

30分ほどすると、港の明かりが現れる。

京都から東京へのバスでみた中京工業地帯の港を彷彿とさせる

それと同時に、なんだかスパンの異常に長そうな巨大橋を渡る。車内放送で世界有数の巨大橋と言っていたような覚えがある。wikipediaによると「世界第2位の中央径間を誇る斜張橋」らしい。

真ん中の柱がありえんほど高い。昂船洲大橋というらしい(全長1596m)

そしてだんだん街中に突入していき、あっという間に降りるバス停に到着。

バスから降りてすぐとった。

高いマンション(大厦)が林立している光景に圧倒されつつやっぱり疲れているのですぐにホステルへ。スタッフの方が優しくて安心。booking. comの写真で3段ベッド6人部屋を覚悟していたのだが2段ベッド4人部屋だった。しかも上下選ばせてくれた(もちろん下)。
チェックインを済ませ、3泊しかないのでここで寝るわけにはいくまい、と自分を奮い立たせ事前に調べてあったレストランへ向かう。

強記飯店(Keung Kee Roasted Meat Restaurant)

麺ではなく米が食べたい気分だったのでチャーシュー飯が美味しいと評判の「強記飯店」へ。店先でメニューを見て脳内で広東語の復習をしていたら日本人3人組が「ここはいる?」「いや…」と言って去って行った。自分は入店。
なんだか店員さんが忙しそうなのでとりあえず席に座ってメニューを眺めてみる。
しばらくして女性の店員さんが何か広東語で言ってきたが、すぐに察して英語で「ここで食べるの?」と聞かれた。「はい、ここで」と答えると「わたたち23時で閉店なんです」。あれ…実はもう22時45分だったのだ。閉店15分前に入ってきて店内飲食しようとする迷惑客になっていた。
テイクアウェイすれば?と言われたのでテイクアウェイすることにする。レジの別の店員さんに「蜜汁叉焼飯(barbecued pork w/ rice)」を頼んで現金で支払い。しばらく待っていると袋を指差してこれ!という風に呼ばれたので受け取って退店。初日からテイクアウェイとは、これもこれで現地人っぽくていいなと思った。

テイクアウェイの袋
蜜汁叉焼飯 $58

ホステルのコモンスペース(23時なのに何故かたくさん人がいた)で食事。台湾の食事があまり口に合わない人間なので香港も結構心配だったのだが、肉の味付けも白米もとても美味しくて大満足だった。白米は日本のとは違ってちょっとパサパサのジャスミンライスっぽい感じだった。私はこのタイプのお米も大好きなので最高だった。ただまあちょっと高い($58≒1090円)…。

この日はこれで満足して就寝。そういえば、23時なのに街がとても明るくて人通りも多く(場所によるだろうが)、全然危険を感じなかったのが印象的だった。東京っぽい。

道端の吸い殻入れ

2日目

8時半ごろ起床。天気は曇り、気温は20〜25℃。雨は降らない予報だ。
今日の計画は、近場で朝食→中環でぶらぶらショッピング→旺角ぶらぶら→夕方から女人街→夜景でもみる。どこか気に入ったところがあれば3日目に再訪するかなあという感じ。

まずは朝食。日本で調べた時はパイナップルパンにバター挟んだやつを食べようと意気込んでいたのだが結局1日目の夜2時までnetflixで殺人者のパラドックスを観ていたため(なんで?)、そんなガッツリしたものを食べられる気がしなくてエッグタルトが評判の朝食レストランへ。

朝の灣仔

朝食は灣仔駅近の「Honolulu Coffee Shop」に入店。目印はLiptonの黄色い看板。google mapのクチコミで日本人が「一番美味しいエッグタルトはここ!」と評していたのでかなり期待。

凍檬茶とエッグタルト

ミルクティー(奶茶)が定番なのは知っていた。ただ元々ミルクティーがそこまで好きではないのと、暑かったのでレモンティーが飲みたくなってしまい….ついアイスレモンティー(凍檬茶, $24)を注文。あと評判のエッグタルト($11)。
これがどっちも最高に美味しかった。レモンティーは1日分どころか1週間分くらいのビタミンCが摂取できそうな量の生レモンが入っており、エッグタルトも周りのパイ生地がサクサクで中身も程々のとろとろさと甘さでパーフェクト!!!最高の朝。

注文書はこんな感じでガラステーブルに挟んでくれるのが香港式。

他の人のお会計の仕方を真似ようとしばらく店内観察。
結構一人で来ているおじさまが多い感じだ。通勤途中に寄ったサラリーマンみたいな人もいる。かといって女性が入りにくいわけでもない、明るい店内だった。
前の人が注文書を手に取ってレジのおばさんの元へ。何か言ってスマホをタッチして支払っている。これはきっと八達通だ…。
では私も八達通支払いにチャレンジしようと、ネットで「八達通」のアクセントを確認。レジに注文書を持って行ってスマホを持ち上げながら「八達通」と言ってみた。無事に八達通で支払えた。ちなみにきっとスマホを掲げただけでおばさまは八達通と察しただろうから、発音の良し悪しはわからない。

朝食を済ませたので、地下鉄に乗って中環(Central)を目指すことにする。

地下鉄の路線図

やっぱり異国の電車はワクワクする。中の写真は撮っていないが、香港の地下鉄はかなり清潔でゴミは落ちていない。椅子はクッションではなく金属なので座り心地はあまり良くないが変な虫や汚れのことを考えたら妥当だろう。ロンドンの地下鉄には南京虫がいるらしいし。

2駅で中環に到着。まだ10時にもなっていなくてお店は開いていないところが多いが、さすがの人の多さだ。

中環駅をでたところの横断歩道

中環で行きたいところは、G.O.D. 住好啲 Goods Of Desireという雑貨屋と、アートの最先端 PMQ元創方だ。ついでにそのへんの洋服屋さんも見たい。

雑貨屋さんは10時開店らしいので、歩いていけばちょうどいいくらいになるだろうと、そちらを目指して歩き始めた。
しかし、意外と香港島は坂が多い。意外と、というかあの有名な100万ドルの夜景は傾斜のある街だからこその産物なのだから意外ではないのだが…。
暑いうえに上り坂はきつい。するとちょうど歩道橋のようなものを見つけた。さすが香港、やっぱり坂を楽に移動するインフラくらい整っているよな!と喜んだ。

港から山の方へ伸びる歩道橋「中環半山扶手電梯(mid-levels escalator)

しかし喜んだのも束の間、エスカレーターはなんと降り方向に動いていたのである。上りは歩いて階段。

どう考えても逆だろ

どうかしてるのか香港は、健康のために運動を促されているのか??と思ったのだが、後で調べたところどうやらこのエスカレーター、午前10時までは降り運転、それ以降は上り運転らしい。坂の上に住む人々の通勤通学のためだろう。
それにしても私がここを利用したのは9時55分〜10時ごろ。なんて運が悪いのだろう。
しかもこの歩道橋が意外と長くて、半袖でゆっくり上っていても汗が滲んでくる。隣をニットや長袖ジャケットの香港人が追い越していくのだが、皆涼しい顔をしている。こんなに汗をかいているのは私だけなのだ…きっと体のつくりが違うんだろう。

歩道橋の途中の景色
ワンちゃんいたら写真撮りますよね
ブルーシートの建物、雨よけ?が竹で組まれている

階段を登り切ると、なんだか立派な西洋風の建物が建っている。中は広場のようになっていて、何か赤い服を着た集団が集まっていた。

何か催しがあったのか

地図も見ずに適当に歩きすぎたせいでどこだかわからなかったのだが、ここは旧中央警察署・中央裁判所、ビクトリア監獄が集まる「中区警察署建築群」というところらしい。入った時、「検閲廣場」(多分漢字違う)などとかいてあるのでちょっと警戒したのだが普通にアートの展示などが行われているナウい場所だった。

全体マップ

本日の展示では、ビクトリア監獄が見れるそう。面白そうだと思ったが開くのは11時でまだ10時15分。また後で時間あれば戻ってこようかな。

雑貨屋はもう開店しているはずだが、階段で疲れたのでなんだかのんびり休憩したくなってきた。せっかくスケッチブックを持ち歩いているのでお絵描きもしたかったので、長時間居座っても良さそうで、トイレがあって(トイレも行きたかった)、内装が素敵なカフェを探すことにした。

たまたま通り過ぎたFrescaというカフェの螺旋階段がステキだったのでここに入店。ケーキが美味しそうで申し訳なかったけれどお腹は空いてないのでアメリカーノ($38)のみ注文して店内をスケッチすることにした。

美味しそうなケーキたち♡

私の他に誰もお客さんがいなかったのでのんびり1時間ちょっとお絵描きした。11時半くらいになるとだんだんお客さんが来始めた。サラダのお店でもあり、hipな感じの居心地の良い店内だったので、英語を話す香港在住の外国人と思われる人が多かった。前に座ったおばさま同士が「先週は寒かったのに今日はあったかいね〜」と言っていて暖かい日に来れてよかった〜と思った。
さすがにアメリカーノ一杯で長居しすぎたためお絵描き終わったら退店した。

螺旋階段を描くのが難しかった。

さて、お目当ての雑貨屋さんだが、香港らしいお土産がたくさん売っているおしゃれなお店だった。2階は結構広く見ているだけでも楽しかった。タオルやマグカップは正直かなり買いたくなったが、値段が結構高くて、結局何も買わずに出た。香港の物価の高さを痛感。

次はアートの中心地、PMQを目指そう。
でもここまで書いて疲れたのでPMQ以降は次回書こうと思う。次回があるのかな。

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