登山用品店に行くとき私がひらひらした服を着て行く理由
夏登山の思い出が眩しすぎて抜け殻のようになってます。
いかがお過ごしでしょうか。
冬になりますと私が行ける山が限られてきますので、なんだかテンションが上がりません。世の中には雪山登山メインに活動されている界隈があるようで、この方たちはこれからが登山本番なのかと思うと羨ましいを通り越して、憎たらしく気になってしかたありません。
ならこちらも雪山をやればいいのではと思うのですが、私の体力で雪山などやったらもう命がいくつあっても足らないのでしょうからやらないに越したことはないのですが、ほら、丹沢でもちょっと雪が積もりました的なことってあるじゃないですか。そのくらいだったら行っていいのではと思い始め、先日早速軽アイゼンを見に行ったのです。
登山用品を見に行くとき、私はとびっきりのひらひらしたお洋服を着ていくのですが、その日は袖にたくさんのプリーツが入った花柄のひらひらワンピースで入店いたしました。
登山靴売り場の辺りを見ていると店員さんが「ハイキングですかぁ~」なんて気さくに声を掛けてくださるので、すかさずアイゼンを見に来ましたなんて言いますと、店員さんは一瞬息を詰まらせて驚くまいとする素振りを見せるのですが、その目が泳いでいることから、こちらとしてはその表情に大満足で心を躍らせるのでございました。
要するに「ひらひらワンピース女」からその言葉?みたいなギャップを使ったいたずらが私は大好きで、他にも初対面の方に登山が趣味ですと言うとか、お仕事の面接で趣味は登山ですと申し上げるとか、相手の神妙な面持ちだったお顔がぱっと驚きで明るくなってくださったりすると、私の承認欲求が爆上がりする瞬間でもあるのでございます。
登山って私にとって楽しい活動なのはもちろんなのですが、それを人に話した時の相手方の反応までがセットで楽しいと言っても過言ではないのかもしれません。素敵なリアクションいつもありがとうございます。
そういえば離婚するときも、そこそこ夫婦仲が良かったので離婚などするわけがないところからの離婚するを両親に伝えたときのその表情が今でも忘れられない心を躍らせてしまうひとときでございました。
でもさすがにここで心を躍らせてしまったのは不謹慎極まりないと反省しております。お父さんお母さん心を躍らせてしまってごめんなさい。
結婚しているときの登山活動のことを思い出しますと、よく続けていたなと思うのです。だって塔ノ岳からの帰りに、そのままスーパーへ立ち寄って食材を買って夕飯の支度をしていたもの。朝は朝でお弁当作ってから山へ出掛けてましたし。
専業主婦だったので、自分の趣味のために家族に負担を掛けてはならないと考えていたところもあって、体力的にも精神的にも葛藤していた時期であったのかもしれません。でも山へ行ったほうが自分にとってプラスになることのほうが多かったので結局その状況でも続けていたのかなと思います。
でもたかが趣味なんですから、しょっちゅうなことでもありませんし、気負わずにいてもよかったのかも。今日は登山に行くから夕飯はお惣菜でもいい?って一言言っていれば色々楽だったのかもしれません。でもまあきっと私のプライドのほうが許さなかったから全部やっていたのでしょうけれど。
この前どこぞのYouTuberさんのセカンドパートナー発言が話題になっていましたけれども、そもそもこの方が本当に主張されたいのはツイートにもあった「母親だって休むに決まってるだろ 世の中の母親は我慢しすぎてる」ということだろうと思うのです。この部分に関しては私も同感なのですが、そうならそうでもっと批判を浴びないようなやり方があったのではないかと思ってしまうのです。
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