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松本清張といえば…!

 昨日、録画してあった「知恵泉  先人たちの底力」の松本清張の回を観ました。

 松本清張といえば、わたしにとっては「砂の器」の原作者であるということと、あの風貌から感じるチャーミングさしか、印象にありませんでした。

 ドラマと映画の「砂の器」で感銘を受け、小説も読んでみようと手に取ったことはあったけど途中で挫折……。

 「知恵泉」を観て、「砂の器」という物語・文学のスケールの大きさ、さまざまな問題提起(テーマ=病気、差別、いじめ、成功、夢、音楽、光、影)を盛り込んでも、きっちり普遍的なものを描き切っていて、非常に心に残る作品だなと、あらためて思いました。「社会派ミステリー」と呼ばれているけど、「砂の器」だけでも、それ以上の、重厚な世界観があると思います。

 なのに、その他にも1000を超える作品を書いたということに驚いています。

 さっそく、番組内で紹介されていた清張の本を探しましたが、「私の小説作法」は見つからず。もしかすると絶版なのかもですね。なので他の本を買いました。新潮文庫の「文豪ナビ 松本清張」という本です。

 また「砂の器」の話になってしまいますが、「和賀英良」という名前もめちゃくちゃカッコいいと思います。清張さん、どうやって思いついたんだろう??

 あと、ドラマでは、原田芳雄さんの演技もすごく印象に残っています。きっと一生忘れない、折に触れて思い出すぐらいの存在感・演技なんですよね~個人的に…。

 サウンドトラックも持っています。

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 わたしは人間の心理の方に関心が向きやすいのですが、「砂の器」は、自然の情景・景色のうつくしさがとても伝わってきました。音楽と、四季の自然のうつくしさがあることによって、重い話が救われたような部分もあるし、引き立った部分もあるような気がします。

 夢のまた夢だけど……一生のうちに、「砂の器」みたいな小説書いてみたいです……。まだ小説読んでないだろ!まずは小説ちゃんと読め!はい、そうでした………。

 今年中に、松本清張の小説を、自分が「これを読んでみたい!!」というものを見つけて、読了したいと思います。わくわく🎵

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