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【シャニマス】ノウハウブックのあれこれについて(2023/11/09時点)



1.はじめに

 2022年4月末、ノウハウブックが実装されたのち下記2つの記事について書いたのですが、当初の仮説や間違いを多く含んでいる記事であるため、改めてまとめなおします。

また、今回はSTEPにおけるまとめ作業の段階(いわゆるノウハウ濃縮)をメインとしているため、ノウハウ掘りの段階としては下記の記事をご参照ください。

2.ノウハウブックの基本仕様について

 ノウハウブックの基本構成として、頭ノウハウ(公式名称:基礎ノウハウ)枠1個、自由枠19個で構成されています。今後ノウハウブックに載せられるノウハウの個数上限が解放されるアップデートが予告されていますが、おそらく自由枠19個の部分が拡張されるものと思われます。
※:ノウハウ数上限解放で現在は自由枠20個になっています

ノウハウブックの基本構成

2.1 頭ノウハウ(基礎ノウハウ)について

 頭ノウハウは特別なノウハウとなっており、Lvに関わらずSTEP中の3回の継承チャンスにおいて必ず継承します。また、現状頭ノウハウを含まないノウハウブックは存在しないものと思われます。
 頭ノウハウの種類は限られており、VocalUP、DanceUP、VisualUP、メンタルUP、Vocal上限UP、Dance上限UP、Visual上限UP、メンタル上限UPの基本的な8種のノウハウ及びその上位種(+、++、+++)の合計32種しか存在しません。
 基本8種についてはSTEP編に限らずノウハウブックが生成される際に無条件で8種の中から抽選されます。
 上位種ノウハウについては現状STEP編でのみ発現し、持ち込んだ3冊のノウハウブックの頭ノウハウの種類から、1つ上の種類のもの(+++を持ち込んだ場合は+++)が確率で発現します。

2.2 頭ノウハウ以外のノウハウについて

 上記画像にある通り、STEP編にて引き継ぎができるノウハウであればSTEP濃縮によって19枠を自由にカスタマイズすることができます。どのノウハウが引き継ぎできるかどうかはwikiwiki等にまとめられているので、そちらを参考に。
 STEP編において、ノウハウが継承した場合にそのノウハウが引き継ぎ可能な種類であれば育成完了後に生成されるノウハウブックに記載されます(ノウハウの引き継ぎ)。3倍プロデュースの場合は最初の1冊目がプロデュース中の継承内容で、残りの2冊がプロデュース中の継承内容とは異なるものとして生成されますが、おそらく1冊目と同様の処理をやっているものと思われます。
 ただし、「エキスパート目標達成(Vi)」のような目標達成系のノウハウについては、ほとんどの場合濃縮中に達成してしまう「エントリー目標達成(Vo,Da,Vi)」が存在するため、基本的には自由枠18個をカスタマイズする形になると思います。(エキスパート目標達成を付ける場合は18種+エキスパート目標達成の19種の形)

2.2.1 ノウハウのグループについて

 wikiwiki等にも一応記載があるのですが、これを指し示す単語が定義されていないため、説明上「グループ」としてここでは説明します。
 2.2節においてノウハウの19枠は自由にカスタマイズできると記載しましたが一部制限があり、同系統(グループ)のノウハウについては同じノウハウブックに1つしか記載することができません。
 代表例としては、「エキシビションマッチ」系統や「思い出(ノウハウ)」系統。例えば「エキシビションマッチ」、「エキシビションマッチ+」「エキシビションマッチ++」の3つを1つのノウハウブックにまとめることはできず、複数継承したとしてもいずれか1つしか引き継ぎがされません。しかし、それぞれを持ち込んで同一グループノウハウを複数継承・習得をしたアイドルを育成すること自体は可能です
 (例) 思い出(ノウハウ)+と思い出(ノウハウ)++が記載されているノウハウブックをそれぞれ持ち込んで継承すれば、それらのアビリティを習得したアイドルを育成すること自体は可能
 下記に代表的なノウハウのグループを記載します

  • 頭ノウハウグループ

    • VocalUP、DanceUP、VisualUP、メンタルUP、Vocal上限UP、Dance上限UP、Visual上限UP、メンタル上限UPの無印8種

    • VocalUP+、DanceUP+、VisualUP+、メンタルUP+、Vocal上限UP+、Dance上限UP+、Visual上限UP+、メンタル上限UP+の1段階上位種8種

    • VocalUP++、DanceUP++、VisualUP++、メンタルUP++、Vocal上限UP++、Dance上限UP++、Visual上限UP++、メンタル上限UP++の2段階上位種8種

    • VocalUP+++、DanceUP+++、VisualUP+++、メンタルUP+++、Vocal上限UP+++、Dance上限UP+++、Visual上限UP+++、メンタル上限UP+++の最上位種8種
      合わせて全32種

  • 思い出(ノウハウ)グループ

    • 思い出(ノウハウ)+

    • 思い出(ノウハウ)++
      の2種

  • Landing Point大成功(SP)グループ

    • Landing Point大成功(SP)

    • Landing Point大成功(SP)+

    • Landing Point大成功(SP)++
      の3種

  • エキシビションマッチグループ

    • エキシビションマッチ

    • エキシビションマッチ+

    • エキシビションマッチ++

    • の3種

  • 目標達成ノウハウグループ

    • エントリー目標達成

    • ノービス目標達成

    • ミドル目標達成

    • エキスパート目標達成
      それぞれVo,Da,Viの3種が存在するため合わせて合計12種

他にもファンの声援グループなどがありますが実用性が低いので割愛。また未検証ですが、パーフェクトリィ(プロデュースアイテム)と等の課金アイテムによって入手可能なものも、通常の入手手段によるノウハウと同一グループだと思われます。
 GRADアビリティにVocal上限+、Vocal上限++、Vocal上限+++等のノウハウがありますが、これらは同一グループではないので同時に引き継ぐことが可能です。基本的には上記に記載した5つのグループについて覚えておけば問題ありません。
 再三ですが、これらの同一グループのノウハウを引き継ぎする場合は1つのグループにつき1つのみしか引き継ぎできないので注意。

2.2.2 即時発動系ノウハウについて

 ステータス自体やSP、親愛度の値が直接アップするノウハウは即時発動系ノウハウと呼ばれ、3シーズン分の継承チャンスそれぞれで継承する可能性があります。逆にアビリティとして習得するタイプのノウハウは3シーズン分の継承チャンスの中で最大1回までしか継承しません。
 そのため、即時発動系ノウハウは高Lvの恩恵が高く、できる限りLv5を厳選したいものになっています。逆に言えば1回だけ継承すればいいアビリティ系ノウハウはLv4でも妥協できることもあります。この辺りは各人のこだわりですね。
 厳密に言えば頭ノウハウも即時発動系ノウハウですが、こちらはLvに関わらず確定継承なので見栄え以外の理由でLv5にこだわる必要はありません。(高Lvだからといって引き継ぎしやすい等も無いと思われます)

3.同一グループノウハウの発現・引き継ぎ仕様について(頭ノウハウの発現・引き継ぎについて)

 同一グループのノウハウが複数発現条件を満たした場合、どのノウハウが引き継ぎ後のノウハウブックに記載されるかは完全に等確率のランダムだと思われます。

3.1 例:エキスパート目標達成の抽選について

 代表例としては「エキスパート目標達成」のノウハウですね。こちらは濃縮中に継承しても確定で引き継ぎができないことがあるのですが、これは濃縮中のエントリーライブの成功により同一グループのエントリー目標達成(Vo,Da,Vi)の新規発現条件を満たしてしまっているためです。この場合、発現条件を満たしたエントリー目標Vo,Da,Viと継承したエキスパート目標達成の合計4種からの抽選となるため、エキスパート目標達成がノウハウブックに引き継がれる確率も1/4になっているものと思われます。
 現在、ノウハウ濃縮は各種目標を達成せずレッスン連打で行うことが基本となっていますが、これはエキスパート目標の引き継ぎを狙う場合、ノービス、ミドル、エキスパート目標の新規発現条件を満たさないことと、ファン数10万人によって発現するファンの声援ノウハウを抽選対象に入れないことを目的としているためです。濃縮中のエキシビションマッチを失敗したいのも同様の理由。
 逆に言えば、もし今後エントリーライブのタイミングでお休みを実行できる等の改修がされた場合、ノウハウ濃縮の難易度がグッと下がることになります。

3.2 頭ノウハウの抽選について

 頭ノウハウについても少し異なるものの同様の処理がされているものと思われます。
頭ノウハウの場合、最上位種のもの以外は継承した際に引き継ぐのではなく1つ上位のノウハウになる形で発現します(いわゆる成長と呼ばれるものです)。最上位種の場合はそのまま+++ノウハウの引き継ぎが行われます。
 例として、頭ノウハウが[VocalUP+++, VocalUP+++, Da上限UP]である3冊のノウハウブックを持ち込んで育成を完了させた場合、無条件で発現する基本8種に加えて、VocalUP+++とDa上限UP+が抽選対象として含まれることになります。
この場合、VocalUP+++の引き継ぎが行われる確率は1/(8+1+1)の1/10となり、10%の確率でVocalUP+++が頭ノウハウのノウハウブックが生成されます。
 一番最上位の頭ノウハウの引き継ぎがしやすい組み合わせは[VocalUP+++, VocalUP+++, VocalUP+++]の同種3冊を持ち込んだ場合で1/9。逆に一番頭ノウハウの引き継ぎがしにくい組み合わせは[VocalUP+++, Da上限UP, Vi上限UP]等のバラバラの3種を持ち込んだ場合で1/11になります。
 抽選対象は「発現する可能性のあるノウハウの種類」になっていると思われるため、[VocalUP+++, VocalUP+++, VocalUP++]を持ち込んでも発現対象としては基本8種とVocal+++の合計9種であり、2/10になったりすることはありません。
 小テクニックとして、[VocalUP+++, VocalUP+++, Da上限UP]の組み合わせと[VocalUP+++, Da上限UP, Da上限UP]の組み合わせは、発現する可能性のあるノウハウの種類は変わらず10種であるため、どちらも1/10で変わらないというのがあります。ノウハウブックの所持数に余裕があれば、頭引き継ぎをしなかった本も念のため捨てずに所持しておくと良いかもしれません。
 逆に発現の種類を増やす方向性では、[VocalUP+++, VocalUP+, VocalUP]の組み合わせは、持ち込みによって発現する可能性のあるノウハウがVocalUP+++、VocalUP++、VocalUP+の3種類あるので、3/11の確率で濃縮で有効な頭ノウハウの引き継ぎが行われます。と言っても濃縮の最終段階においては結局1/9に落ち着きますが。

3.3 自由枠ノウハウの追い出しについて

 自由枠ノウハウが19個というお話は2章で記載しましたが、育成中にノウハウが継承されたものの、ノウハウ数の上限によりノウハウブックへそのノウハウの記載が行われないノウハウの追い出しという概念があります。
 19種の枠の中で20種以上のノウハウが発現条件を満たすor継承をした場合、ノウハウブックに記載される可能性のあるノウハウの中から19個に収まるように抽選が実施されます。この抽選は完全にランダムだと思われます。
 本育成にてズラし継承を考えている方の中には、濃縮中に目標達成系ノウハウやエキシビションマッチ系ノウハウが記載されていないノウハウブックが生成されたことがあるかと思いますが、これは上記の理由によりランダムのノウハウ追い出しが行われたためです。

4.ファンの声援継承時の確定除去について(仕様?バグ?)

 ファンの声援とエキスパート目標が同時に継承しかつ、頭ノウハウを含めず20個以上の継承が起こった場合、ファンの声援が優先的に追い出されるようになっているみたいです。これは上記で解説したノウハウの仕様から逸脱しているため、ファンの声援に限る特別仕様なのかバグなのかはっきりしていません。以下に現在分かっている範囲での再現方法について記載します。

  • ファン数10万人(ファンの声援グループの発現条件)を満たさない。

  • ファンの声援とエキスパート目標達成のノウハウが3回の継承チャンス中にそれぞれ1回以上継承する。

  • ファンの声援とエキスパート目標達成を含め自由枠分を超えて(20種以上)継承し、ノウハウ追い出しの条件を満たす。

上記3つの条件を満たして育成を完了した場合にどうやらファンの声援が優先的に追い出されるみたいです。
 上記の条件は暫定的なものであるため、他にも満たすべき条件があるのか、エントリー、ノービスやミドル目標達成の他のノウハウでも可能なのか、そもそも上記の条件が本当に合っているのかどうかすら分かりません。
 他に情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらツイッターID:(@raon555)までご連絡いただけると幸いです。

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