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【17軒目】麺屋 吉左右(東京都江東区)

人は、九段下で、東西線に乗り換えたり、乗り換えなかったりしながら、生きていく。

今日は、乗り換える日。17軒目のラーメン屋は木場。木場という字面を見るとうちの社長を思い出してしまうけど、いよいよ会社に戻るまであと一週間だ。残り一週間、楽しもう。

それにしても東西線は発車メロディーへのこだわりが半端じゃない。どの駅も名曲ぞろい。下手したら、Tomorrow never knowsより名曲な可能性もある(ない)。

駅から5分ほど歩いて、到着。何かのセミナーが始まるんじゃないかってぐらい綺麗に並んだ椅子と、そこに座る人たち。

僕も後ろの列の椅子に座ることにする。なんか、こうやって座ると、緊張する。ただラーメンに並んでるだけなのに。

ここで印象的だったのは、店主の奥さんが「お待たせして申し訳ありませんでした!」って言いながら、ひとりひとり店内に案内していたこと。そんなに謝らなくても、と思いながらも、本当に丁寧に接客してくれるなぁ、と感動した。

この店に限らず、今回の旅で行ったラーメン屋は例外なく、お店の人がとても丁寧に接客してくれた。ラーメン屋というと味で満足させればOKという考えのお店もよくあるしそれも良さだと思うけど、TOP20のお店ともなると、どのお店も単なる「ラーメン」ではなく、「経験」を提供してくれると感じる。

しかし、いざ次が自分が呼ばれる番になると、次は自分に対して謝られることがわかってるから、そわそわしてしまう。ましてや座っているのがセミナー形式の椅子だ。緊張する。

無事、謝られて、店内へ。待ち時間は40分ほど。

味は...うーん、好みの問題だから、悪く思わないでください!

魚介豚骨の、王道という感じ。とても丁寧に作られていて、具材もすごくこだわってる感じが伝わってきた。けど、インパクトはなかったなぁ。並んだから期待しすぎたのかも。

素朴な感じがいいっていうラーメンもあるし、実際今回の旅でそういうラーメンもいくつかあったけど、魚介豚骨にはどうしてもインパクトを求めてしまう。

近くのコーヒー屋さんは定休日だったので、おとなしく帰ることにしましたとさ。

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