【英語表現<30秒チャレンジ>付】 英語トレーニング・応援マガジン 2022.4.25発行 第603号 開催迫る!<5/7 GW・無料学習法Webセミナー>

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■英語トレーニング・応援マガジン
2022.4.25発行 第603号
英語&スキルトレーニング BizCom
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こんばんは!
ビズコム講師の松尾です。

このゴールデンウィークに、
英語力の停滞打破のヒントをつかむ
〇● 英語学習法Webセミナー ●〇
いよいよ、5月7日(土)開催です。
締切は、5月6日(金) 24:00

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お申込がまだの方はコチラからどうぞ。
https://bit.ly/3tdxu2Y

見逃せない新情報が満載です。
ご友人・知人にもご紹介ください。
では、Let's start!

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■鹿野先生の特別講義 第142回
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英語力が急に「伸びる」理由と、
伸びが急に「止まる」理由 <2>
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みなさんこんにちは、
BizCom代表の鹿野晴夫です。

いよいよ5月7日(土)に開催の
英語学習法セミナーまで、
2週間弱となりました。

学習法セミナーの予告を兼ねて、
2号前(3月30日)のメルマガでは、

英語力が急に「伸びる」理由と、
伸びが急に「止まる」理由<1>を
お話しました。

簡単に復習すると、
脳の言語データベース内の知識の
「格納量」と「格納形式」が
英語力の「伸びの推進力」を決めます。

英語に苦手意識のある方でも、
言語データベースには、単語・文法の
知識が一定量格納されています。

しかし、単語の文字+意味といった
速聴や速読の処理に不向きな形式で、
格納されていることがほとんどです。

それを、音声フレーズ+イメージという
速聴や速読に向いた形式に変えることで
英語力が急に伸びるのです。

その実例として、前号(4月13日)では、
390点から960点へ英語力が急伸した
T.M.さんに登場いただきました。

このように、
知識の「格納形式」を変えることは、
英語学習初期に重要なポイントです。

一方、最初の伸びを経験した後、
T.M.さんのように伸びを重ねていく方と
途中で伸びが止まる方がいます。

そこには、もう1つの要素、
「格納量」が関連しています。

今日は、「格納量」についてお話します。


漠然と学習を継続するだけでは
言語知識の格納量が頭打ちになる

中・高校で習った約3,000の英単語は
TOEICを含めた一般的な英文の
約93%をカバーする高頻度語です。

前述の通り、これらの単語の情報の
格納形式を変えることで
L&Rテストで730点以上が可能です。

忘れてしまった単語があっても、
知らないと気付いた時点で学習をすれば

高頻度で登場する単語
(=覚えた後で何度も出会う)ですから、
比較的楽に定着(長期記憶化)します。

問題は、中頻度語(3,001〜9,000位)です。

TOEICを楽に(=素早く)処理するには、
文中の約98%の単語の理解が理想ですが、
そのためには、高頻度語3,000に加えて、
中頻度語6,000語が必要になります。

しかし、これらの単語は、
文中の約5%をカバーする単語
(=文中に5%しか登場しない単語)です。

そのため、新しく単語を覚えても、
再び同じ単語に出会うことが少なく、
忘れやすい(長期記憶化しない)のです。

ですから、漫然と問題集を解いて、
知らない単語の意味を注釈で確認する
程度の学習では、伸びが止まります。

停滞打破には、覚えた(短期記憶化)後で
少し時間を空けて(1日〜1ケ月以内)、
覚えているかを確認する(テスト効果)を
戦略的に繰り返すトレーニングが必要です。


認知のズレをあぶり出さないと、
意味理解のズレを修正できない

語彙や文法の知識が一定量になると、
TOEICの問題を解いても、
固有名詞や低頻度(高難易度)語以外は
初見の単語が減っていきます。

結果として、速読スピードが上がり、
リーディングの解き残しも、
10問以内になってきます。

しかし、さらに解き残しを減らそうと、
速読スピードをさらに上げると、
意味理解が伴わなくなります。

あるいは、分かったつもりで読んで、
設問を解く段で、内容を覚えていないか
答えが見つからないことが増えます。

主要な原因は、2つです。

1つ目は、複数の意味を持つ単語の
1つの意味だけが浮かんで、
それが原因で聞き・読み間違えること。

例えば、The reception is not good.と
読んで、どんな意味が浮かびますか?

receptionには、「歓迎会」「受付」
「受信状態」と複数の意味があるので、
この一文からだけでは判断できません。

「歓迎会が良くなかった」と
言っているのかと思ったら、
「携帯の電波が悪い」のかもしれません。

単語のコアイメージや多義を知らないか
文脈をつかめていないと、
意味理解のズレを生みます。

2つ目は、文法をPart 5の問題が
解ける程度には知っているが、
英文を読む際に活用できていないこと。

例えば、Part 5で、適切な代名詞
(it, theyなど)を選ぶことは出来るが、
Part 7で、it, theyなどが指すものを
気にせず読んでいる場合です。

Part 7で、代名詞や指示代名詞を
読み飛ばすと、ほぼ読み間違えて、
紛らわしい選択肢で間違えます。

Part 5で試される文法事項は、
Part 6,7での読解に必要な事項です。

TOEICスコアシートの下段にある
Abilities Measuredのリーディングで
4(語彙)・5(文法)の正答率に比較して、
1〜3(読解)の正答率が低い方は、

持っている語彙・文法の知識を
読解の際に十分に活用出来ていない
可能性があります。

いかがですか?

これらの2つの要因が思い当たる方は、
停滞打破のために、問題を解いた後で、
認知のズレを確認し修正することが必要です。

具体的には、知識を深くすることと、
知識の活用を意識的に行うことです。

具体的なトレーニング方法は、
学習法セミナーで体験いただけます。

セミナーでお会いできることを
楽しみにしています。

☆  ☆  ☆

(松尾)
5月7日(土)のセミナーでは、
伸び悩みを打破する学習法の解説
(鹿野先生)に加えて、

TOEICスコアを、270点から895点へ
英語力を大きく伸ばした学習者の
学習法と工夫が聞けます。

恒例のQ&Aコーナーで、
トレーニングに関する疑問も
チャットで気軽に質問できます。

(詳細は下記参照)

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今回は、レベル別弱点強化がテーマで、
「英語力が伸び悩んでいる方」
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Zoomによるオンライン開催で、
全国どこからでもご参加可能。

また、YouTube限定公開ビデオで
ご視聴いただくことも可能です。

<日程> 参加費無料

【Zoomライブ】
2022年5月7日(土)12:00〜13:30

【YouTube限定公開】
2022年5月8日(日)〜5月22日(日)

▼イベント詳細・申込はコチラ
 https://bit.ly/3tdxu2Y

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■ 話せる・書ける英語表現
<30秒チャレンジ!>
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話せる・書けるは、
英語表現のストック量で決まる!
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職場の全社安全月間について
話している場面です。
( )に入る単語1語が浮かびますか?
★制限時間は、30秒!

A:7月を「安全月間」と宣言することを
取締役会に求めるつもりですか?
Are you going to ask the board of directors
to declare ( ) "Safety Month"?

B:そうしなければなりません。
部門長たちは、それを満場一致で賛成しました。
I have to.
The department managers ( ) voted for it.

B:取締役会に提案書を提出しました。
I submitted the proposal ( ) the board.
何が起きたと思いますか?
Guess ( ) happened?

A:一部のメンバーがそれに反対したと想像します。
I imagine some members ( ) it.

□ 答えはコチラです↓ ━━━━

A:Are you going to ask the board of directors
to declare (July) "Safety Month"?

B:I have to.
The department managers (unanimously) voted for it.

B:I submitted the proposal (to) the board.
Guess (what) happened?

A:I imagine some members (opposed) it.

知らなかった表現、使ってみたい表現は
場面をイメージしながら
「音読」してみましょう。

音読だけでは定着が弱いと思う表現は、
「音読筆写」まで行うと効果的です。

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今回の出題は、
BizCom公式教材English Trainer
Vol.71 Round 5から。
生きた英語表現が満載の
「English Trainer」の詳細はこちら
https://bit.ly/2FBhnlI
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■ EDITOR'S ROOM 〜編集後記〜
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先日、新聞広告で今年度実施された
某国公立大学の英語二次試験問題が
掲載されていました。

英文は250語程度でしたので、
朝食を食べながら軽い気持ちで
挑戦してみることにしました。

読み始めると中頻度語はもちろん
低頻度語もちらほら出現します。

prophecy「予言」(8,000位)
metric「メートル法」(8,000位)
dominion「支配」(10,000位)

軽い気持ちで読み始めたのに
気づけば本気モードになる私。

そして文書はいよいよ佳境を迎え
設問の下線部分に到達します。

"the Anthropocene"

これは参りました、
意味どころか発音すら怪しい単語です。

一瞬思考が停止しましたが、
こういう時は大体直後に、
その単語を説明する英文が続くはず。

予想は大当たりで、
なんとか危機を乗り切りました。

後ほど、Wikipediaで確認すると、
読みは、「アントロポセン」。

ノーベル化学賞受賞のドイツ人科学者
パウル・クルッツェン考案の時代区分で
「人類の時代」という意味でした。

高校生が、これほど難しい題材、
単語の英文に格闘しているとは!

あらためて、学生時代の知識は
財産だと思うと同時に、

実際の実力以上に、
苦手意識を持つ社会人が多い
理由を再認識したのでした。

苦手意識の克服、
そして、英語力の停滞打破には、
科学的知見に基づいた
定期的な学習法の見直しが効果的です。

5月7日(土)の学習法セミナーでは、
私(松尾)が司会を務めます。

セミナーでお会いしましょう!
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◆お知らせ
 次号は、5月9日(月)発行です。
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