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【映画】夏へのトンネル、さよならの出口についての覚え書き

映画 夏へのトンネル、さよならの出口についての覚え書き
                                              2023.10.05

作品を知ったきっかけ

私がこの映画を知ったきっかけについて話していきたい。私は夏が終わり季節が変わるころ大きな怪我をした。世間にとっては大したことではない怪我だが、私にとっては大きな怪我だった。私は過去に骨折すらしたことない健康人間だったが顔に針を縫い、人には見せれないほどの傷を負った。そこで、治療期間中ネットサーフィンをしていたところこの作品を見つけた。

あらすじ

ウラシマトンネル――そのトンネルに入ったら、欲しいものがなんでも手に入る。
ただし、それと引き換えに……

掴みどころがない性格のように見えて過去の事故を心の傷として抱える塔野カオルと、芯の通った態度の裏で自身の持つ理想像との違いに悩む花城あんず。ふたりは不思議なトンネルを調査し欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶ。

これは、とある片田舎で起こる郷愁と疾走の、忘れられないひと夏の物語。

映画『夏へのトンネル、さよならの出口』公式サイト  より

ある日、駅のホームで二人の男女が会う。一人は憂鬱な目をしながら過去の傷を引きずっている塔野カオル、もう一人は自身の夢を追い切れずその理想を追い求め続ける花城あんず。
彼らは互いに過去にしがらみを持っていてそのしがらみから離れなれない二人だった。

作品を通して

作品を通じて、私が特に感じたのは過去への決別の大切さだ。
物語の中では、登場人物の塔野カオルと花城あんずが、それぞれ過去のトラウマや未来への希望に苦しんでいる。
世間でも学生時代、多くのことに悩み葛藤し未来への苦悩、自身の凡才さを忌まわしいと思う。といったことも多くあるだろう。私もその一人で劇中での彼らもそのうちの一人であった。
だが、この物語の鍵である「ウラシマトンネル」は違う。ウラシマトンネルは願いをかなえるトンネルであり、劇中の彼らはそのウラシマトンネルにひょんのことから出会ってしまったのである。
そこから、彼らはウラシマトンネルの探索の探索の為、協力関係を結ぶこととなったのだが、その物語の続きはあなたが夏へのトンネル、さよならの出口を見て、楽しんでほしい。

彼らの救いになるそのトンネルは今の私たちには無く、現実を。過去を。未来を。一歩ずつ解決し歩まなければならない。
私はこの作品に逢ったからこそ、過去への決別の大切さ。が重要だと感じたのだ。
一つ、二つとできないことが積まれ、大きな壁が出来たら。それを解決できるか?今に精一杯の私では到底できないことだと思う。
だから私たちは問題を一つずつ解決していき、今を生きることが大切だと思うのだ。

劇中 ウラシマトンネルを歩く塔野カオルのワンシーン



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