あらい

30歳からピアニスト目指し始めた初心者がアホほどピアノ弾く #毎朝7時にYoutube…

あらい

30歳からピアニスト目指し始めた初心者がアホほどピアノ弾く #毎朝7時にYoutube更新 https://www.youtube.com/channel/UC0P-t7HtY_SRtReADu7d-9Q #10000時間チャレンジ中 #グランドピアノ #防音部屋で

最近の記事

才能とエキスパート

今、あなたがなにかを始めたとしよう。 練習をする。 上手くなりたくて、たくさん練習する。 そのときにきっと頭をよぎるのが、「この練習をしたらうまくなるのか?」っていうことなんじゃないでしょうかね。うまくなりたいから練習する。でもうまくなっているのかがわからない。 僕がピアノを始めてから9ヶ月、ずっとこのもやもやが頭の片隅に、サイズの合わない靴を履いたときの小指のマメみたいに存在し続けていた。 今僕がやっていることって、うまくなることに近づいていないんじゃないのか?いま

    • 【人に見られているときに起こる変化】

      人前で演奏するときに、僕の意識の内側で一体何が起こっていたのか、順を追ってみた。 僕はどんどんステージ慣れしていくし、あの感覚を体験することはもう二度とできないから、今のうちに思い出しておく。 いちばんの大きな違いは、自分の演奏について自分以外のからの評価の目線が生まれること。 もっと言うと、自分の体をどう動かすことによってどんな音が生まれ、それがどのように伝わってどのように聴こえているか?という観点が明確に生まれる瞬間を感じた。一人で弾いているときには、明確に感

      • 感嘆→絶望→○○

        生の演奏を聴いてきた。 ピアノとオーケストラが一緒に演奏する、ピアノコンチェルトというやつだ。 曲目は超有名曲。チャイコフスキーという作曲家のピアノコンチェルトで、例えば美空ひばりの「川の流れのように」くらい有名な曲。 その公演中、楽章間の短い間に、自分に鳥肌が立っていることにふと気が付いた。 「涙が止まりませんでした」とかいう宣伝文句に(何を大袈裟な)と思って冷めてしまう方なので、極力こんな表現は使いたくない。でも鳥肌は事実だったからしょうがない。今後は「泣けた

        • 他者からの評価

          自分の演奏はどうなんだ?って考える時の「評価」について。 ピアノを弾いていると、自分のやることが「どう伝わるか?」をよく考えるのだけど、たまに「評価を気にすること」とごっちゃになってしまう。 いや、あらためてすごく似てると思う。なぜなら「他者の存在」を思考の中に招き入れる必要があるから。自分のことだけ考えてるわけにはいかない。 そんな「他者の存在」がある中でも「どう伝えるか?」のことだけを考えていられればいいんだけど、なかなかそうはいかない。こういう時の他者はだいた

        才能とエキスパート

          好きなことして生きていく。

          先日あるピアニストの方と話しているときに、「あらい君はピアノを好きでやっているのはいいことだよね」と言われた。 褒められたっぽいことはニュアンスでわかったけど、なにを「いいね」と言われたかがわからなくて一瞬固まる。 例えば僕がご飯を食べている時に「あ、ご飯を食べているんですね」と言われているみたいな、なにを話題にしようとしているんだろう? そのあと話を続けてわかったのは、どうやら「今ピアノを仕事にしている」人が「ピアノが好きな人」ばかりじゃないらしい。 好きだから仕

          好きなことして生きていく。

          上質な演奏は、思考の手助けをしてくれる

          コンサートやライブで1番たくさんの経験をするのは間違いなくパフォーマー。 いきなり関係ないことを話しますけど、昔やっていた実況パワフルプロ野球というゲームでは。自分だけの選手を育てていくモードがあった(パワプロのサクセスモード)。 そこでは①野球に関する練習をして経験値をため②能力を上げ③レギュラーを勝ち取り④試合に勝ち⑤スカウトされプロ入りする、っていう感じで話が進んでいく。僕は小学生くらいの頃、全選手を能力値オールAで揃え、パワーヒッターとアベレージヒッター両方取得と

          上質な演奏は、思考の手助けをしてくれる

          好きかどうかと受け取り手の話

          タルト生地にクランチが乗り、その上にチョコがたっぷりとかかっているお菓子。 それを見て、「甘いモノが好き」という人がいれば、「甘いモノは嫌い」という人もいる。ちなみにぼくは甘いモノ好きである。 甘いモノが嫌いという人にどこを見ているか聞いてみたところ、「チョコが甘そう」という答えが返ってきた。 それに対して、甘いモノが好きという人は、「タルト生地が好き」「クランチのザクザク美味しそう」とかそういう答えが返ってくる。 もしかすると、甘いモノが好きだという人ほど実は

          好きかどうかと受け取り手の話

          地面と桜とレーシックの話

          桜の花も開いたので、極めて視野の狭い話をする。 「これが最後かもしれない」 っていつもどんなときでも思うようになって、最近は特にそれがクセ付いてきた。 「人生は有限だ」なんて今更言わずもがなではあるけれど、僕はピアノを始めるまでその有限性にずっと焦らされていた。 …いや、有限性そのものに焦っていたわけではないな。 自分の命の残り時間をどう過ごしたら満足して納得できるのか、全然腑に落ちていないことに焦っていた、という方が正しいか。 たとえば…遊園地で何もしない

          地面と桜とレーシックの話

          ピアノをはじめたワケについて

          ピアノを始めて2ヶ月弱たつけど、「なんでピアノはじめたの?」とよく聞かれる。 これをもうちょっと明確な言葉に置き換えてみると、きっと「なんであなたはピアノを選んだの?」と「なんではじめられたの?」っていう2つの質問に分けられそうなので、これについて考えてみることにする。 「なんではじめられたの?」=「なんで初心者なのにグランドピアノ買ったの?」っていう質問には、「中途半端は嫌だしピアニストになるのに必要だと考えたから」なんだけど、じゃあ「なんであなたはピアノを選んだの?

          ピアノをはじめたワケについて

          ピアノを弾くことと弾き続けること

          「天才ピアニストは、初めてピアノに指を触れた瞬間から美しい音を奏でる」 僕はずっとそう思ってきました。 3歳からピアノに触っていたわけでもなく、自分にモーツァルトのような才能が備わっているとも思わない。小さい頃からずっとピアノに触れてきたような「努力する天才」には絶対に追いつかないんだから、自分がそのレベルになれないのにピアノをやる意味はない、と思って30年間生きてきました。 どうせやるなら極めたい、と男の子って思うものです。(※女の子でも) 僕は、物事は 「理解

          ピアノを弾くことと弾き続けること