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ここには思い出が、青春が、ぎっしり詰まっているから

いよいよ4月とあって、なんだか気忙しく落ち着かない日々を過ごしている。
新元号もいつの間にか発表されてもたし。

だけど、これは書きたいなあと思っていたお題#平成をかざるプレイリストがあったので、えいやっとプレイリストを作成。

平成31年にちなんで31曲、全て違うアーティストの曲というのを自分の中の縛りとして選んでみた。

過去にめちゃくちゃ聴き込んだ曲が他にもあったはずやけど、今回選んだのは今もなお好きな曲ばかり。
好きなアーティストもしくは曲がspotify内になく、載せられなかったものがあるのはちょっとだけ不完全燃焼感。

結構ガチで自分の音楽史のようなプレイリストなので、手の内をざらりと晒しているようでなんかちょっと恥ずかしい。
そう感じるのはたぶん、私の思い出やら青春やらそんなものがぎっしりとこの中に詰まっているからに違いない。

以下に特に思い出深い曲やアーティストのこと、選曲の背景などをかいつまんで書いてみるけど、こちらを読むよりは実際に音楽をポチっと聴いてみて欲しい。
自己満足なプレイリストながら、誰かの琴線にどの曲かが刺さったら、それ以上に嬉しいことはないのだから!

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Don't Look Back In Anger / Oasis

少し涼しくなった夏の夜、山に囲まれたロケーション、ひとひとひとの波、会場を彩るライト、に、みんなの大合唱が響く。

So Sally can wait, she knows its too late as we're walking on by
Her soul slides away, but don't look back in anger I heard you say

23歳のときに初めて参戦して、大げさでなく人生がぐるりと動いて、以降「わたしらのお正月!」と大好きな仲間と毎年通ってたFUJI ROCK。
1年のうちに3日間だけの、多幸感で満ち満ちる瞬間。
当時の私にはそれまでの人生の中でいちばん輝かしかったし、今になって思い出してもキラキラとしている日々。
あのとき聴いた曲たちは、その欠片である光景を連れてきて、ちょっとだけ涙腺が刺激される。
中でもその直後に解散してしまったOasisが作り出したこの景色は特別で、今でもしっかりと目に焼き付いている。
ざっと他の選曲を見てみてもFUJI ROCK要素が強めで、その思い入れを物語っているなあと思う。

もしも君が泣くならば / GOING STEADY 

ゴイステは、10代の終わりに聴きまくってた。
大学生になってひとり暮らしをはじめて、なんだかよりどころがあるようなないようなそんな不安定な中に居て、喜怒哀楽は小さな器からはいつもすぐに溢れ出てしまって、うまく自分の中に仕舞っておくことが出来なかったあの頃。
苦い思いもしながら、必死で、がむしゃらで、なんだか力いっぱい生きてたあの頃。
きっとそんな自分にマッチしてたんやろうな、と思う。
選曲に関しては「佳代」と迷った。ビルケンのくだりが好き過ぎて…。
最近になって「恋は永遠」を聴いたけど、やっぱり峯田氏は歳を重ねても琴線を揺さぶるナニかを持ってると確信した。

Hoppipolla / Sigur Ros

私は基本的に音楽を感覚で聴いていて、実のところあまり歌詞の意味を気にしないことも多い。外国語詞の場合、その傾向は顕著になる。
アイスランド語を中心に紡がれる彼らの音楽は、さらに何も聴き取れないのだけれど、それでも言葉のもつ音の響きがふわふわととても心地よい。
曲全体をひと言で表すとしたら”美しい”。これに尽きる。
なんかこの世のものとは思えないし、昇天する感覚ってこういうものなんやろうな、と思う。
聴きはじめのころからビビビっときていた訳ではないのに、聴けば聴くほどその感覚は強くなっていく。
結婚式で両親への花束贈呈での場面で流したら、とてもとても良かった。

1987→ / スピッツ

いちばん細く長く聴き続けているのが、スピッツ。
全曲コンプリートしてる数少ないアーティストやし、スピッツだけでひとつnoteが書ける。
この曲は一番最近のアルバムに収録されているのだけれど、ひと耳惚れ。

らしくない自分になりたい 不思議な歌をつくりたい
似たような犬がオオカミぶって 鳴らし始めた音

それは今も続いてる 泥にまみれても
美しすぎる君のハートを汚してる

これ、たぶん自分達のことを歌ってるんや、と気づいたときうわぁああああ!!!!!ってなった。
ちょっとひねくれた感じの表現が、すごいマサムネさんらしいな、と思うし、今も続いていることに尊敬の念しかない。
バラードやポップな曲もいいけれど、私はスピッツの魅力がいちばん発揮されるのはこういうロックな曲調やと思っている。
マサムネさんのハイトーンボイスがゴリゴリの演奏に乗っかったときのエモさったらない、と感じているスピッツファンは私だけではないはず。
「けもの道」や「8823」も激押し。

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平成を共に歩んできた音楽は、きっと令和になっても聴き続けるんやろう。

次の時代も新しい出会いに心を揺さぶられながら、年輪を重ねていきたいな。

ここまで読んでくれたあなたは神なのかな。