――7月12日(土)にはCXドラマ『ホームレス中学生』にもご出演されますね。

台本を頂いたんですけど、『どこら辺で出てくるのかな。』なんて思っていたら田村裕のお兄ちゃん役で、『えっ～！』とびっくしました(笑)。凄く良い話で、原作の良いところ、笑って泣けるところをちゃんと押さえているなと思ったし、監督やスタッフをはじめ皆が力を入れているのも感じていたので、良い役で出演させて頂いて嬉しい反面、プレッシャーも感じました。 実際、僕はひとりっ子なので、兄弟というのがどんな感じなのか、まず最初に悩みました。それと、舞台が大阪なので台詞が関西弁なんです。僕はすごくキレイな標準語を話すし(笑)、しかもホームレスということなので･･･、どうやって演じていくか、何が出来るかをを考えて、『よしっ、ホームレスをしてみよう。』と(笑)。
――実際どんなことをされたんですか？

まだ寒い時期だったんですが、クランクインする前日が暖かかったので、家に携帯を置き、財布から1000円だけ抜いて靴下と靴の間に入れて家を出ました。行く宛もないので、公園でボーっとしたり街を徘徊して、いよいよ寝ようとしたんですけど、眠れないんです。 ビルの入り口あたりで寝ようと思ったんですけど、通報されるんじゃないかと思って怖かったし、携帯も無くて寂しかったし、雨も降ってきちゃって。持っている1000円で何度傘を買おうと思ったか(笑)。それから、明け方の４時くらいまでボーっとしていたんですが、傘もなく、服もビショビショに濡れてしまい、『これで寝たら風邪ひくなぁ。』と思って、家に帰ってお風呂に入り、布団で寝ました(笑)。
――貴重な経験ですね(笑)！

｢それ、ホームレス生活じゃないじゃん！｣って言われますけど(笑)。でも、携帯もなく一人ぼっちの孤独感というのは味わえたし、良かったかなと思います。

――実際に体験しようとする、その意気込みは凄いですね。

『ホームレス中学生』は撮影に入る前から兄弟3人でリハーサルをしたり、関西弁の練習をしたり、凄く大変だったし、毎日がプレッシャーでした。自分の役割が果たせているか、放送前の今もプレッシャーを感じているんですけど、きっと良い作品になっていると思っています。
――これから観る方に一言お願いします。

普段は言わないんですけど、絶対に観てもらいです。原作が好きな方も、原作を知らない方も“『ホームレス中学生』とはこういうものです。”と、きちんと提示できるだけの作品に仕上がっているので、色んな方に観てもらえたら嬉しいです。
――今後、どんな活動をしていきたいですか？

僕は、長いスパンで物事を考えられないんです。だから、『ホームレス中学生』の撮影の時はそれだけのことを考えていたし、今は『魔王』のことだけを考えています。今後もきっとそのスタンスは変わらないと思うので、今ある現場を一生懸命やっていこうと思っています。
――プライベートでやってみたいことはありますか？

富士急ハイランド！絶叫マシーンが大好きなんで遊びに行きたいんですけど、僕の周りの友達が絶叫マシーンに全然乗れないんですよ。だから、誘っても｢一人で行ってきなよ。｣って言われてしまって。できれば、FUJIYAMAに“身内しか乗ってない！”くらいの大人数で行きたいんですけどね･･･(笑)。
――最後に読者の方へメッセージを。

7月4日からはクールでホットなドラマ『魔王』、7月12日は『ホームレス中学生』が放送されます。２つとも、全く違う役柄ですし、かなり力を入れている作品なので是非楽しみにして観て下さい。 ･･･というか、もぅ、観てよ～(笑)！
――泣きそうじゃないですか(笑)。

もう、それくらい皆さんに観てもらいたいんです(笑)。