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誕生日はいつまでも。

今でこそ家を出た私ですが
ここ数十年ほど、ちょっと不思議な
気持ちで、とある人の誕生日を祝います。

もうこの世には居ない
きょうだいの誕生日を
今でもケーキを買いに行って
みんなで食べています。

この事がどう、伝わるかは分かりませんが
居なくなってからケーキを買わない
年はありませんでした。
(ケーキを買って食べる日みたいになってる気がします(・・;))

何だかとても不思議です。
私の人生の半分が、そのきょうだいの
居ない年月に越されてしまいました。
でも、忘れて生きた日は
1日たりともありません。

母にいつまでケーキを買うのか
聞いてみた所
「ずーっとだよ。これからも。」
と言うので。
いくつになったか、も最早関係ない
領域に達している気がしました。

簡単に決められる事でも、
突然変えられる事でもないので
私は何も言いません。

姿形は見えなくなっても
私の心の中にも記憶の中にも
ずっと居続けてくれています。

なので、これからも居てくれて良いし
自由に旅を楽しんでも良いと思えます。
魂を縛る事を私は自分が一番
よしとしません。

自由を謳歌してね。
私の知るあなたには、1番それが
似合ってる。

囚われる事なくいきましょう。
今までみたいに、これからも。


おしまい。

お読みいただきありがとうございました🙏✨

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