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墓場鬼太郎を見て感じるメッセージ

※墓場鬼太郎(アニメ)の内容にグワッと
触れてますので、ネタバレとか嫌な方
興味ない方は👋

戦後から高度経済成長期、
五輪ピック(ちょっと言い方変えてます)
の世の流れは、墓場鬼太郎の世界も
似た感じかな?と思いながら。

大概の事が引っかかるワードだらけなので
水木しげる先生の作品は、奥行きと
底なし感が満載。
ねずみ男の『誰が政治をしとるのか!』
とか、
この前まで10円で買えたあんパンが
15円に値上がりしてる風刺、
家賃が2倍に値上がり。

ここはまさに生きた地獄では
ありませんか?

暮らしがままならない、生きてゆけない。
飢える、その先は?

墓場鬼太郎にしても、ゲゲゲの鬼太郎に
しても世を映しながらストーリーが
てんかいされていくので、
ただのホラーで始まらず
終わらないので見飽きません。

この世は夢、でもあり
生き地獄にも思えて、生あるものが
活き活きと暮らしにくいのです。

今際の際に、幽霊に命を救われ
幽霊として生きる事となり
心臓が止まり、かりそめの生を
分けてもらっても長くは持たなくて。
跡形もなく消える事すらできず。

生きてるって何だろう?
生きながら地獄みたいな世界を生きて
死して尚、地獄に落とされるのであれば
救いがあまりにもない。

幽霊族の末代でもある(今のところ)
鬼太郎は、悪戯したり人助けもしながら
面白おかしく生きている。
人が生きれば苦難の時代を。

ゲゲゲの鬼太郎では、もう少し
社会性や義務感が強めですが
墓場鬼太郎は、本当におもむろに
悪事を働く事もあって。
ギャップがかなりすごいのです。

ただ、いついかなる時も何処にいても
忘れてはいけないなぁと
思うところがあって、
地獄の中にも心を動かす事が
あったりもするのです。

1000年に一度一歩だけ、歩く鳥。
誰がいつから観測したのかは、きっと
分からないけど。

楽しみは見つけるもの。
心を動かす出来事は、自分が気付いて
ないだけでそこかしこに
あるものでした。 

今の世は何でもありすぎる、
溢れすぎてるのです。
何かに夢中になりたくてもなれない。

他にいいものがある気もして
目移りしそうです。
地上は有り余る。
地獄は何にも無さすぎて
鳥の一歩の歩みにすら
感動する。

皮肉な事ですね、有り過ぎると
気が付かないのですから。

夢と現のあわいの住人は
思ったより近くにいるのかもしれません。

私の趣味のお話にお付き合い下さいまして
ありがとうございます🙏✨

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