見出し画像

パソコン工房の15インチ ノートPCの意外な仕様

購入直後の感想

購入の経緯

パソコン工房にて 15inchノートを購入した。

価格comの口コミも見当たらず実際どうなのか不安がありましたが、買ってみたところ、そこそこのパワーで利用したい人には構造上の意外な利点がありました。そこで自分なりのレビューを書いてみました。
購入したのは 15inch Core-i5CPU 16GBメモリ 1TB SSD で Windows11 PRO導入品です。
Pro版にしたのはHyper-V や sandbox 等も利用したい為です。

下記が 製品のリンクですが もう切れているかもしれません。

15inchの全体は下記 

購入して予想外だった項目がかなりあった(どちらかというと嬉しい誤算)

購入は2023年2月末である。まずは気づいた項目を列挙してみる。(写真やマニュアルの図を参照)

  • バッテリーがパック内臓式ではなく、棒状でマシンの奥に取り外し可能なタイプ。・・暴走したときも簡単に電源供給を止められる。

  • メモリ増設などが裏カバーを全部外さなくてもアクセスパネルをはずせばOK

  • インジケータのLEDが3個あり 1個はディスクアクセス表示用(他は電源ONと電池も充電状態)。OS更新等で固まった時の電源断の決断に効果有

  • ビデオ出力が HDMIだけでなくVGA15pinもある。(Type-Cも利用可)

  • イヤホンジャックがマイク&イヤホンとマイク独立の2穴タイプ。

  • M2コネクタが2個ある。(1個はSSDで利用済)。ただし2個目が使えるかは未確認 (下記写真赤枠)・・たぶんLTEモジュール用

  • 光学ドライブ付き(円盤メディアを持っているのでこれはうれしい)。

  • セカンドストレージとして HDD選択可能 (HDD増設ナシでもコネクタや取付金具 ネジは付属するので古いPCのディスクを直付再利用可能)但し注文画面の選択で2ndストレージの選択が無いモデルが殆どなので たまたまこのモデルのみの機能かもしれません。

  • カードスロットがMicroSDではなくノーマルなSDカードサイズ (これは賛否があるかも・ただ大は小を兼ねるのがうれしい)

  • WindowsPROのアップグレードが税込み6600円 (多くのブランドは8800円)

  • PCの厚さは最近のモデルとしては厚め(特に奥側)ですが、その代わり有線LANケーブルの口は可変式の蓋のような細工も無いし、ディスプレーのヒンジ部も強固で余裕がありそうです。

  • メモリーは8GB X 2 のデュアルチャンネル。(GPUとしてiRISxが動く)

全体の印象

イメージとして筐体が無理に薄型を狙った最近のデザインではなく、昔のガッチリしたA4ノートという感じです。
15inchは居室内の移動はしても外には持ち出さない運用なので、好印象です。
底の隙間も薄型ノートPCとしては確保されており、CPUの放熱銅アームやSSD部の底のカバーはスリットが切ってあり空気の流れは良さそうに思えます。(埃は入るかもしれません)参考写真を付けます

電池と裏のアクセスパネルを外した状態
2ndストレージHDD (黄枠)と2nd M2コネクタ
2枚のメモリとSSD
前面と左のポート
右のポートと後ろ

CPU等中身が古いと困りますが、中のパーツは時代に合っているように思います。

  • CPU Core i5 1235U ・・他社の10ー11万のモデルは1世代前の1135等の例もあり、負けていなかったです。(1235Pだったら更に良かったのですが。)

  • SSDは  intel 670P です。・・・ハイエンドではありませんが 通常使用で25-35度の温度で働きました。(この値段で1TBの容量なのが不思議です。他のモデルは違うモデルを搭載しているのでしょうか?)

  • Type-C USBはDispley/Power Deliverly対応です

  • マザボは CPU-Zで見ると Mouse Computer NJ50PUとなっていてました。
    BIOS は INSYDE です。

バンドルソフトは殆どなく 下記の2つ+光学ドライブ対応の動画編集ソフトになっています。

  • Intelのディスクコントローラユーティリティ

  • CLVO製の Control Center 3で ファンスピード と パワーモードの設定のみ可ですが、特にファンをMaxスピードで回転させられるのが使えそうです。

  • DVD再生や書込み用+動画再生、編集用に CyberLinkのMedia Suiteがバンドルされています。(バンドル物なので最新版ではありませんが)

iiyamaは同系列のマウスコンピュータよりもネット上の情報が少なかったのですが、今回は掘り出し物に当たったように感じます。
メモリやディスクの増設費用も他社より割安な感じです。
マニュアルがPDF版、紙の簡略版とも日本語版が無く (英語と仏語などのみ) 結局はマニア向けのブランドなのかな?・・と思いました。
今回の構造は他の15inchモデルも同じなのか?は判りませんが、15inchノーも薄型が殆どで、この路線(厚みのある構造)で継続して提供できるなら喜ぶ人も出そうに思いました。

投稿後の補足について

本製品は自宅で据え置きで使う限り、お買い得で魅力的な製品です。ですから買ってすぐこの記事を書いてみました。
その後自分なりの調査で裏の銘板にNJ50PUとあり台湾CLEVO社のベアボーンをベースにした製品と推測出来ました。マニュアルに日本語が無かったのも頷けます(よくある質問とサポートの連絡先は日本語の冊子が同梱されていました)。そこの調査結果(大した情報は見つかりませんでしたが)と短期の使用感を追加しました。

CLEVO側の情報

この製品の底に貼ってある銘板には NJ50PUと明記してあり Clevoのベアボーンがベースと考えられます
パソコン工房のサイトの中で Clevoを検索しても ACアダプタしか引っ掛かりませんが Clevoの型番(NJ50PU)で検索すると出てきました。
ただ対象の製品ページを開いてctrl+F で検索しても引っ掛かりませんでした。
Clevoの型番で検索すると本家のサイトで確認は出来ました。
https://e.clevo.com.tw/clevo_prodetail.asp?id=1631&lang=en
https://www.clevo.com.tw/

何か理由があるのかもしれませんが、ベアボーンの製造会社や型番が事前に判ると 注文も安心できます。
ClevoのノートPCについては日本語情報は昔のもの(Clevoのブランドで売っていたと思われる)ばかりで新しい情報は少なかった。

半月程使ってみた感想

  • 初期不良や怪しい挙動は、現時点では遭遇していない。

  • キーボード、タッチパッドは一般的なノートPCと同等の操作感

  • バッテリーは Powerconfig/reportでは30000mKh 最近のPCでは少な目ですがUPS的な使い方なので気にしない。

  • タッチパッドの無効化切替が Fn+F1キーで切り替えられるのは便利。(日常使いは外付けBlurtoothマウスなのでパッド無効化は便利)

  • 15インチモデルに付き物のテンキーは無用かと思ったがNumLockを解除して矢印キーになるのは便利。

気になる点

  • 電源ボタンのクリック感が弱い、押込みストロークが僅か。(スイッチが弱っている前兆でなければ良いのですが)

  • デバイスマネージャ上のAudioデバイス名が USB Advanced audioになっている。 Creative Sound Blasterの筈だが・・英文みるとDriverナシでも行けるような書き方になっているのでこれが正常なのか?・・一番確認したいところでしたが情報は見つかっていない。(手元にUSB接続のSoundo BlasterがありWindows10ではCreative Sound Blasterと出たがこのマシンではUSB Audioになっているので正常かもしれない)

  • ACアダプタからの給電ケーブルが細い。(切れそうな感じ・・もっともType-Cから給電出来るが)

  • キーボードの刻印のフォントが角ばっている。・・・@マークの丸が四角になっている。

  • 購入後1月もしないうつにパソコン工房のサイトでは12世代Intel CPUノートPCの多くが在庫ナシになっている。値下げやモデル更新(=値上げ)が頻繁にあり BTOメーカーのセールには注意していかなければいけないな・・と感じている。この製品のリリース記事は下記ですが、売り出して2か月過ぎると状況が変わるのですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?