見出し画像

17歳の僕はスタートアップという世界に魅せられた

昨日、大好きな友達が自分の前職のベンチャーキャピタル(以下VC略)にインターンとしてジョインした。嬉しくて嬉しくてしょうがない。

彼はスタートアップに興味があるというより自分のなし得たい事の手段の一つとしてビジネスを学ぼうとしている。しかもスタートアップという特殊なビジネスからヒントを得ようとしている。彼がスタートアップに浸かる瞬間を目の当たりにしてしまい僕がスタートアップと言う沼に浸かり抜け出せなくなってしまった時の事を思い出してエモくてエモくてしょうがないので手短にここに綴っておこうと思う。自戒を込めて。

僕がスタートアップに出会ったのは17歳、高校2年生の時だった。起業とは全く違う文脈でF Venturesの両角さんとお会いし(両角さんとの出会いの詳しくはまた別noteに書きます)、その時初めてスタートアップという魔訶不思議なビジネスに出会い、起業家と出会った。そこからスタートアップという沼に足の指先が浸かり始めた。その後自分で事業を作り、イベントを企画、VCでインターンなど模索期間を経て昨年の10月に起業した。この起業した瞬間が僕が沼から抜け出せなくなった瞬間だった。

「ゲームで飯を食いたい」大したビジョンもなくかっこ悪いかもしれないが自分を動かす思いはこの一言に尽きる。 1人でやろうと思っていたのにいつの間にか家族は6人に増えた。

最初のメンバーは自分、デザイナー、エンジニア、仲良い奴の4人。

デザイナーは年上で自分とは相反し現実思考の持ち主で今年新卒で内定が決まっていた。しかしその内定を蹴ってジョインしてくれた。多くの女性が使っているであろうアプリケーションを開発している福岡で有名な企業だった。初任給もよく安定した生活は送れるはずなのにジョインしてくれた。自分の語彙力が足りなくて言語化できないので諸々割愛させて頂くが、僕は登記の前日泣きながらゲロを吐いていた。生活をかけてまで自分の挑戦にかけてくれている。そのプレッシャーが自分にとっては重すぎた。今まで学級委員とか部長とか人を引っ張る事など無縁な人間だったし、ましてや人の生活が自分の挑戦にかかってるなど一瞬脳裏に過るだけで吐き気がした。 

18歳で僕は人の人生を背負う事になった。自分から背負おうとしたのにいざ背負う場に出会すと先ほど書いたように情けない様だった。僕は弱い。まじでクズで雑魚だなと思った。しかし僕はゲームで飯を食いたい。そのためにはゲームに救われた人、ゲームで人生ぶっ壊れた人、ゲームに魂を売っている人ならどんな人でもいい。ゲームで飯を食ってる人、食いたい人をもっと増やし、彼ら、彼女らの幸福度を最大限まで上げなければならない。これを成すために、スタートアップという狂気じみたやり方なら達成できるかもしれない。そう思うと脳が震えた。人の人生を背負ってでも成し得たいと思ってしまった。この瞬間が僕がスタートアップという沼から抜け出せなくなった瞬間だった。

話は少しずれてしまうが、2000年以降に生まれた世代は今の日本のesports界を切り開いてくれた先人達には最大限の尊敬の念を込めて感謝しなければならない(ゲームを作っているパブリッシャーへの感謝を加味した上)。ゲームで飯が食えるかもしれないという夢を見せ続けている大人達の背中はとてつもなく大きく、かっこよく、偉大である。しかしそんな大きな背中を僕らは超えて行かなければならないと思っている。


最後に、このnoteを読んでくれていてesportsを盛り上げたい思っているそこのあなた。盛り上げたいけど「何をしていいのか分からない」、「やりたいけど時間がない」、「お金がない」、「人脈がない」、「親が許さない」、「環境が〜」とか理由つけて正当化しようとしないでどんな形でもいいので一緒に足掻いてみませんか。僕も仲良いはずの高校の友達からお前にはできるはずがねえよ影でも面でも笑われました。自分はそんな奴ら黙っとけと思ってます。自分達も挑戦の真っ只中なで何も物を言える立場ではありませんが一緒に切磋琢磨して行きたいです。

弊社HPリンクおよびツイッター


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?