特に記念となるような回ではないが、面白い対戦カードが決勝戦で行われた＋神結さんがファンフェスのついでに岡山に遊びに来ていたので、対戦の様子を文字を通してお届けしたいと思う。

写真左のプレイヤーの名は004
CS黎明期からプレイヤー、ジャッジ、カバレージライターとして活動しており、地元岡山からデュエルマスターズを盛り上げ続けてきた。

対する右側のプレイヤーは箱ペン。
筆者と同じく第9期で認定ジャッジとなり、同じ岡山CS実行委員会の仲間としてよく交流のあるプレイヤーだ

ジャッジとして活動することが多い2人。
お互いの闘志とプライドをぶつける戦いが、今始まる

先行は004 使用デッキは<モルトNEXT>
≪革命の絆≫をチャージし、ターンエンド。
次のターンに≪メンデルスゾーン≫を打ちたいデッキとして、あまり芳しくない立ち上がりに見える。

続く箱ペンは、少し考えたうえ、≪ドンドン火噴くナウ≫をチャージ。
<5cモルト>を使う箱ペンからすれば、3文明を持つカードをチャージできたのは上々だろう。

しかし、2ターン目の004のアクションは≪インフェル星樹≫をチャージからの≪メンデルスゾーン≫!!
しっかりドラゴンが2枚マナに置かれ、これには箱ペンも険しい表情をする

続く箱ペンのターン
軽く嘆きながらも≪最終龍覇モルト≫をチャージしながら≪とこしえの超人≫をキャスト。ドラグナーへの牽制をする。

004の3ターン目、≪メンデルスゾーン≫で2ブーストを再び成功させ、ビッグアクションへの構えをとる。

返しの箱ペンのターン、≪ステゴロカイザー/お清めシャラップ≫をチャージし、≪天災デドダム≫をプレイする。
≪ロスト・Re・ソウル≫を墓地に落とし、現代の<5c>の代名詞である[4ターンロスト]への準備を勧める

004「つよっ」

ターン初めのドローをした004が思わず呟く。
召喚されたのは≪インフェル星樹≫
禁断の封印を2枚マナに送り、リソースを伸ばしていく。
返しのターンには≪カツキング〜熱血の物語〜≫からの≪助けてモルト！≫まで見えるマナ域だ

返しの箱ペンのターン。

箱ペン「違ーうお前じゃない！」

と叫びつつ、≪お清めシャラップ≫をプレイ。
004の墓地から、メンデルスゾーン2枚を山札に戻しシャッフルさせる。
ドローするカードのパワーを下げる他、≪銀河王剣バトガイハート≫の期待値を下げ、少しでも勝利へ近づこうとするいいプレイだ


実際に次のターン004がドローしたカードは≪メンデルスゾーン≫箱ペンの狙いは成功したが、004が召喚したカードは≪地封龍ギャイア≫‼︎

箱ペン「ギャイア！？」
　　　「そのカード負けなんよなー…」

意識外のカードに同様を隠せない箱ペン。
≪ブレインスラッシュ≫から≪ステゴロカイザー≫を蘇生し、≪インフェル星樹≫にアタックしつつ、マナの≪ブレインスラッシュ≫を回収する。
細い糸のような勝ち筋を辿る。

004「つえっw」

ターン開始のドローをした004が思わず呟く。
繰り出したカードは≪禁断竜王vol-val8≫‼︎
箱ペンのクリーチャーが一掃され、ターンが渡る。

負けじと≪ロスト・Re・ソウル≫プレイし、抗おうとする箱ペン。しかし004の場には≪ギャイア≫
後続の確保は十分だ

返しのターン≪ギャイア≫効果で召喚したのは≪爆炎龍覇モルトSAGA≫

004「10枚ドラゴンあるし欲張りセットでいっちゃお！w」

≪闘将銀河城ハートバーン≫≪バトガイハート≫を場へ送りだし、満を持してシールドへアタックの構えである。

≪モルトSAGA≫がWブレイク、≪とこしえ≫のG・ストライクで≪vol-val8≫の動きが止まる。
しかし004が操る龍の猛攻は、これだけでは当然止まらない‼︎

≪モルトSAGA≫の効果でドラグハート達をひっくり返し、≪バトガイ銀河≫の効果でワンドロー！
山札から駆けつけたのは≪超戦龍覇モルトNEXT≫‼︎

≪銀河大剣ガイハート≫を装備し、シールドをTブレイク‼︎
≪ドラゴンズ・サイン≫≪ブレインスラッシュ≫の2枚がトリガーしたが、≪ギャイア≫がクリーチャーを封じ込め、箱ペンへとダイレクトアタックを決めた

winner:004

「やったー！！」
勝者の声が会場に響く。自然と会場からは拍手が起こった。
試合中の軽い相手のコミニュケーションであったり、普段の周りへのプレイヤーの対応が、004が周りのプレイヤーから愛され、慕われる所以だろう。
これからも彼は、地元岡山を通してデュエル・マスターズを盛り上げ続けていくのだろう。
改めて優勝おめでとう‼︎