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金属バット実験

今回RAUDの代表である、島が日本高校野球連盟が主催する金属製バットの性能見直しの試験に参加してきました。この試験は選手の安全確保が目的とされており、従来のバット(最大径67ミリ)と試作した新バット(最大径64ミリ)で打撃練習を通して試験を行いました。最大径を縮小し、球の当たる部分を肉厚にすることで、木製バットに近づき、打球が従来よりも飛ばないようになり、選手の安全がより確保されることが見込まれています。今回の調査結果を精査して年内にも新しい性能基準を示し、2022年シーズンに使用を始め、24年シーズンからの完全移行を目指しています。

投手の投球制限が導入されたり、今回の金属バットの見直しが行われたりしたことで、高校野球界の進化が目に見えていきていますね⚾️

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↑(従来のバット2本と試作バット4本)

〈圧縮試験機〉
この装置は圧縮試験機といって、バットの硬度を計測するものです。1250が基準値になっており、それより高くないと製品化できないようになっています。こちらの装置も使用しながらよりよいバット作りを行っています!!

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〈参加した島の感想〉
本活動を通して、僅かではありますが、アマチュア野球界の発展に携われたことを大変光栄に思います。加えて、まだ気温が30度を下回らない夏日の中、約4時間にわたり実験に協力してくださった関西大学北陽高校野球部の皆様に深い感謝申し上げます。

今回の実験から得られたデータをもとにバットの質が変わることから、野球のゲーム構造にも大きな変化が生じることが予想されます。従来よりも飛びにくい仕様になりますが、そうした制限の中でいかにして得点を稼いでいくかは、各チームの考え方や取り組みに依存するため、今後の見どころになるでしょう。今回の取り組みが野球界の更なるレベルアップにつながることを期待しています。

〈最後に〉
今回の見直しにも賛否両論あるとは思いますが、野球界全体の更なる発展を目指して、私たちも僅かながら貢献していきたいと思います!!


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