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10代のアイドルしか愛せないと思っていたジャニオタがJO1に沼落ちした


「まめちゃんでしょ?」

まずはじめに言っておきたい。JO1を好きになったとJO1を知っている友人に伝えると、みんなが口を揃えてそう言う。私とは、そういう人間なのである。(下記参照)(まめちゃんとはJO1の最年少でつい先日ハタチになったばかりの子)


ジャニーズJr.という存在を好きになってから、いつしか年下のアイドル、10代のアイドルしか推しにできなくなっていた。(病気)

前述の「年下アイドルを好きになるロジック」にある通り、10代のアイドルの煌めきというのは凄まじい。私は普通のアイドルのキラキラより、10代のアイドル特有のキラキラを求めている、そんな自他共に認める正真正銘のキモオタである。

そんな私が10代ではないアイドルを好きになった。

これは、しがないひとりのキモオタが、新たにアイドルと出逢い新しい扉を開いた、そんなお話である。



「へえ〜JO1、恋愛ドラマやるんだ!」

今年、春を迎える頃に、アマプラでJO1のドラマ「ショートプログラム」が配信されるという情報が私の元に入ってきた。


JO1というのは、オーディション番組「PRODUCE101JAPAN(通称日プ、プデュ)」で選ばれた11人によって結成されたボーイズグループである。
私の周りはアイドルオタクだらけなので、JO1を応援している友人が何人かおり、私は結成当初からJO1という存在は知っていた。
そして去年、友人の強いススメで見たプデュのシーズン2にハマった流れで、JO1がデビューしたシーズンもなんとなく見ておこうと思って見た。このときようやく、存在と友人の推しメンしかわからなかったJO1全員の顔と名前が一致したのである。
それでもその時点ではやんわりと、純喜くんとか景瑚くん、まめちゃんあたりがいいかな〜とか思うくらいで、深く好きになりはしなかった。(いま思えば謎でしかない)

しかし「ショートプログラム」を見て全てが変わった。

ショートプログラムはオムニバス形式の恋愛ドラマで、JO1の11人が1話ずつ主演を務めた。恋愛ドラマなので、恋の相手役にもそれぞれ若手女優が1話ずつヒロインとして配役されていた。

オムニバス形式、と聞いて、以前関西ジャニーズJr.がやっていた「年下彼氏」が頭を過ぎった。
年下彼氏もそんな感じで、Jr.が1話1人ずつ主演を務めたドラマだった。
恋愛ドラマやスイーツ映画が好きな私は、それはもうとても期待していたのだが、年下彼氏の場合、オタクが書いた夢小説みたいな内容で、なんかもうよくわからんがとにかく見ていてなんとも言えない気持ちにさせられた。人によって感じ方は違うが、私的には「もっと!!どうにか!!上手くできたろうに!!次の話こそ頼むよ!!!!」と思い続けていた。そう思い続けて気づけば終わりを迎えたトンチキツッコミどころありありドラマだった。
なので、JO1も…あんなようなドラマを…しかもアマプラで…やるのか…、と私は年下彼氏へのヘイトを爆発させると共に、勝手に震えていた。

まあ、そんな話はどうでもよくて。
とりあえず年下彼氏みたいだと思ってそんなに期待せずに軽い気持ちで、突っ込む気持ちで見ようと思った。マジで本当にこのときは全然期待してない。
いま思えば、このドラマの原作になっているのが、あの有名なタッチのあだち充先生の短編漫画だということを、もっとしっかり胸に刻んでおくべきだったのかもしれない。


ショートプログラム1話、「プラス1」というタイトルで、主演は川西拓実くん、ヒロインは岡本夏美ちゃん。
ちなみにそのときの私は拓実くんに対して、顔かっこいいなくらいで特になんの感情も持っていませんでした。(ごめん)

しかしドラマを見終わった私………

もうね、本当にね、めちゃくちゃ良かったね。なんなんだろうね、あれ、拓実くん、なんなんだろう。本当に好きです。(あれ?さっきまでと人変わりました?)妹と見てたんですが、いい大人がなんかずっとキャーキャーしちゃった。

プラス1、あんまり話すとネタバレになってしまうので言えないんですけど。とりあえず、

この目…………。

この目が全てですよ。はあ、無理、本当に無理。何、無理。(この記事の最初の方のシュッとしたテンション感戻ってこ〜〜い!)
本当にやめてほしい。めちゃくちゃ良かったんだもん。あんなん見たらみんな好きになるじゃん。最高にかっこいいじゃん。そしてあのカセットテープの選曲がズルい。挿入歌でカネコアヤノを使ってくるあたり、サブカル女子殺しだろーが。クソが。(褒めてる)しかしまさかドラマ一撃でこんなに好きになるなんて。

こうして私は、JO1の沼に、川西拓実によって引きずり込まれた。

ハァ、言えない…誰にも言えないよ……ショートプログラムのプラス1出のミーハークソ新規だなんて…。それにオーディション番組では端っこで踊ってるような子が好きでお馴染みの私なのに……プデュで希望のポジションになれなくて脱落していくレート低いメンが好きでお馴染みの私なのに……(内田正紀)あんなパート多め人気上位レート高いみんな大好きビジュアルセンター川西拓実に、まんまと沼に落とされたなんて……!!!なんか!!悔しいのよ私は!!!でもさあ……

かっこいいんだからしょうがないよね?!?!

もはや逆ギレするレベルなのである。ショートプログラムの川西拓実、最高。(お気づきかと思いますが、好きすぎて謎にフルネームで呼びたくなっています)

みなさんもぜひ、ショートプログラムを見てください。


こうして、いままで見ても特になんの感情も湧かなかった川西拓実に対してとてつもなく興味を持った私は、その時点で存在するJO1コンテンツをとにかく見漁った。
とりあえずまずひとつ言わせてもらうと、川西拓実はリアコかと思いきやとんでもないアイドルでもあった。このことについてはどこかでまた書きたいのですが、それだけ取り急ぎ。

いままでデビュー前のジャニーズJr.やデビューしたてのアイドルを応援してきた私は、コンテンツを「追う」ばかりで「遡る」ということをあまりしたことがなかった。
しかしJO1を好きになった私には、見なければいけない、聞かなければいけない今まで更新されてきた動画や音楽が山ほど用意されていた。それらを遡るのがこんなにも楽しいなんて。毎日毎日見た。楽しすぎる。新規万歳!!!

JO1の楽曲の曲調は、K-POPに近いものがあって、私はジャニーズの主にトンチキソングで育ってきたため、なんてカッコよくてスタイリッシュなんだ!!!と、新しい音楽との出逢いにも胸が躍った。
初期のほうの動画では初々しかったみんなが、最近の動画で明らかに垢抜けているのがわかって度肝を抜かれた。成長段階フェチの私にとっては最高である。
最近のダンス動画を見ると、数年前まで未経験の子がいるなんて信じられないくらいに揃っていたのに感動した。11人全員が同じ方向を向いて表現をしようとしているのがわかって、見ていて心地よかった。


そして様々な動画を見てたどり着いた結論、

みんなめちゃくちゃ良い!!!!箱推しじゃ!!!箱推しィ!!!!

入り口こそ拓実くんだったものの、様々な動画を見ていくうちに、プデュを見ていただけじゃ何故かわからなかったメンバーひとりひとりの魅力が……だんだんわかってきてしまって……もう……とことん最高だった……なにこれマジ楽しい……。みんな、キラキラ…いや、こんなにもギラギラしてるなんて……!!!こんなのみんなまとめて応援したい!推したいに決まってる!!!!!

JO1のファンはJAMと呼ばれるのだが、そのJAMの皆さんが作ったステマ動画がそれはもう最高で最高で。JAMの皆さん、沼の奥へとさらに引きずり込むのが上手すぎる。完敗。

プデュを見てJO1を全員認知した最初こそ純喜かな景瑚かなまめちゃんかなとか言っていたし、それこそ沼への入り口は拓実くんだったわけだが、JO1は本当に11人全員が魅力たっぷり個性豊かで素晴らしいのだ。11人を見れば見るほど、知れば知るほど、他の誰でもないこの11人を選んでくれてありがとう…国プ…🙏とクソデカ感情に襲われる。


そしてちょうどその頃、映画館で、JO1のドキュメンタリー映画「未完成」が公開されていた。
運営、怖い。沼の奥底までのルート案内が完璧すぎる。もはや笑っちまう。もちろん気づけばあれよあれよと映画館に足を運んでいた。

予告を見ただけでもウルっときていたので、やべーだろうなとは思っていた。でも、まあ、好きになったの最近だし、そんなバカみたいに泣きはしないよね……うん……うん……、

だめでした、号泣。苦しい。だめだ、もう、みんな愛してるよ……。

そんな私を見たJAMの友人が、副音声バージョンも上映されると教えてくれたので、一緒に見に行った。
その友人はプデュ時代からのJO1オタクで、つい先日行われた待望の有観客ライブ「OPEN THE DOOR」のDVDを持っていて、一緒に見ようと言ってくれたのでそれも一緒に見た。

……浸かった。もう、完全に。JO1の沼に全身浸かった。ありがとうございます。映画の副音声は当たり前に最高だったし、ライブなんてもうとんでもなかった。はい、できたてのJAM、出来上がりました。


冒頭で話したとおり、JO1を知っている友人に私がJO1にハマったことを伝えると、「誰好きなの?まめちゃんだよね?」と100パーの確率で返ってきた。
だが、最年少しか!!!!10代しか!!!!まめちゃんしか!!!……とはならなかったし、ハマったきっかけの拓実くん!!!アイドルだしリアコ!!!!この子しか!!!!……ともならなかった。
心の底から全員が良すぎると思っているために、この子!という推しがまだ決まっていない。

もうこれは、まめちゃんが拓実くんがどうとかいう話ではない。そう、全員ハチャメチャに良いのだ。(これ言うの何回目?)

JO1に関しては、10代がどうとかももうまったく関係なく、もう、なんだろう、本当に、良いんだよね。(壊滅的な語彙力)

ショートプログラムのプラス1出のクソ新規がいうのも図々しいが、JO1は本当に、人間が良すぎる。ひとりひとりが魅力的で、好きになる理由で溢れている。アイドルを好きになるとき、この子!と決めてその子のいるグループを追うことが多かったので、こんなに箱推しになったのは初めてで、戸惑っている。

そんなJO1の最年長である與那城奨くんは私と同い年。まさか……この私が……10代アイドルしか好きになれないと思っていたこの私が……まだ同い年のいるグループを好きになれるなんてッ……!!!!戸惑い……そして希望……。まあ與那城くん以外はみんな年下だけど、私にとって2.3つ違うくらいなんてもはや同い年なので。(トンデモ発言)


こんなことになるとは。

少し前まではまさか私が、JO1にハマるなんて誰も思っていなかっただろう。
でも、こんなことになって、めちゃくちゃ楽しい。うれしい。ありがとう、JO1。ありがとう、川西拓実。

JO1を好きになったことで、私のアイドルオタク人生、新しい扉がまた開かれた。
もう、推すアイドルに10代とか年齢なんて関係ない!!!!
JO1の何が私をこんなに虜にさせたのか、考えたのだが答えは出ず。でも、答えが出ないということが答えなのである。理由がわからない好きがいちばんやべえというのは、長年アイドルオタクをしていて感じている。だからJO1はやべえ

私は10代のアイドルしか愛せないわけじゃなかった。

そうJO1が気づかせてくれて、なんだか少しホッとしている。JO1というアイドルを愛せて良かった。いろんな意味で。ありがとう。


9月に行われるツアーに行けることが決まったので、そのときに1番の推しを決めたいとは思っているが……おそらく無理だろう。
もう〜〜みんな好き!!!!!!!!

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