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日干と干合があるときの命式のみかた

干合が命式にあるときの、日干その他通変命式のみかたを解説します。

基本とする考え方は、月令・十二運・通変の比助(洩剋)を使った内容になります。

基本のみかた(前回の記事)はこちらから。

干合による変化とは

基本的に、命式に干合があった場合、以下4つのような変化が加わる。

この内容を念頭に、例をみていこう。

✒命式にとって必要&良い通変が旺強する例

この命式は、日干のと年支蔵干の干合している。

日干との干合なので、正財)はこの場合、
命式にとって良い通変ならもっと良い働きに、悪い通変でも悪い作用が減るというみかたができる。

干合の条件について、隣接した柱のみ干合とみなす流派もあります。今回紹介する考え方は泰山流の関連書籍からの引用になります。

①日干のみかた

  1. 甲日(🌳)の巳月(🔥)生まれ…月令を得ていない(休令)

  2. 十二運は、帝旺・冠帯で旺じている

  3. 比助の通変…癸(印綬)2、乙(劫財)1

  4. 洩剋の通変…丙(食神)1、丁(傷官)2

1〜4の内容から、旺じている日干を食傷で洩らしてバランス良く、「中強」とみる。

②格のみかた

この命式の格は、食神格である。

  1. 丙(🔥)の巳月(🔥)生まれは、月令を得ている(旺令)

  2. 十二運は、四旺の建禄に、四平の3つ

  3. 比助の通変…甲(日干)1、乙(劫財)1、丁(傷官)2

  4. 洩剋の通変…己(正財)1、癸(印綬)2

1〜4の内容から、十二運がやや衰えているが、比助の通変に助けられ「中強」に近いとみる。※癸2つがやや強敵

③己(正財)護りの通変のみかた

最後に、日干と干合している正財)をみていこう。

  1. 己(土)の巳月(🔥)生まれは、月令を得ている(相令)

  2. 十二運は、四旺の帝旺、四平の墓、四衰の病・絶

  3. 比助の通変…丙(食神)1、丁(傷官)2

  4. 洩剋の通変…甲(日干)1、乙(劫財)1

1〜4の内容から、十二運はやや衰えているが、比助の通変に生じられ「中強」に近いとみる。

食傷・印の通変に比べると数では劣っているのだが、日干と干合しているおかげで、日干・食傷・印に劣らない財になる。

己(正財)は、この命式の均衡を保つために必要な良い通変(=護りの通変)。
その役割が、日干のエネルギーを削ぎ、格に生じさせ、格の敵の印を剋すためだ。

おわりに

次回は、日干が他の干とともに妬合しているときの例の話をします。

以下の話は私事の余談になります。

四柱推命の独学をはじめて1ヶ月が経ちました。

その間に読んだ本は4〜5冊程度になりましたが、現時点の感覚として、適当な推命はいくらでもできるが、正確な推命をするのは時間と経験が必要だということです。

未だに、自分や家族、友人の鑑定すらままなりませんが、推命のプロの方からみれば当然といえば当然なのでしょう。

専業主婦の身のため、プロの先生方のレッスンの費用は予算が降りず、2022年の間は趣味の延長で勉強を続けたいと思っています。

独学のデメリットである誤った情報を誤りと知らずに飲みこんでしまうこともあるでしょう。
ただ、四柱推命に限らず知りたいと思った情報は不思議といろんなところから入ってくるもので、30代をまもなく迎えようとする今の時期でも勉学を深められる今にただ感謝しています。


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