空模様の美しい万年筆を自分に贈った話
こんにちは、Yunaです。
夫と年末年始、関西に足を伸ばす機会があったため、ずっと気になっていた京都の文房具店に行って参りました。
アンジェさんは、京都・河原町の本店をはじめ、梅田(大阪)、神田・上野・丸の内(東京)などに店舗を置いています。
店舗内の文房具には蔵前の有名な文具店、カキモリさんのオリジナル文具も揃えてらっしゃいます。
今回お迎えしたもの
出会いは、店内のショーケースで一段と鮮やかな模様を目にした時でした。
とても素敵な青と白のコントラスト。
その時点ではこの子のお名前をまだ知りませんでしたが、「空とわた雲」というそうです。
なんて素敵なお名前!!
大西製作所さんは、
今ではあまり使われる機会の少ないセルロイドなどの素材を使い、
世界にたった一つだけの手作り万年筆を生み出す工房。
すべての工程を一人の職人が行うため、一日に制作できるのはなんと10本ほど。
一人の職人さんの貴重な時間を割いて生まれ、私のもとにやってきてくれたというだけで愛着がわきます。
軽くて滑らかな書き心地
書き心地は◎。
とても軽く、長文もストレス無く書けます。
ここだけの話、「万年筆といえば金軸、書き心地も金軸のほうがしっくりくるに違いない!」とお値段の高さからも考えていました。
しかし、アンジェさんでペリカン万年筆と書き比べをさせていただいたところ、金軸は使い続けて馴染んでくるものなのか、私にはしっくりきませんでした。
いつか、近軸の万年筆もお迎えしてあのふにゃふにゃ?柔らかすぎてびっくりすぎる感覚に慣れてみたいです!
最後に
私にとって文房具や筆記具の収集は、「趣味」になりつつあります。
趣味といえど、音楽鑑賞、漫画やアニメなど…。
ありきたりな言葉しか持ち合わせていなかったのですが、2021年は私のそれまでを大きく変える1年になりました。
この「空とわた雲」は、自分へ贈る誕生日プレゼントでした。
でも、去年の私なら自分のご褒美に万年筆なんて贈らなかった。
そもそも、万年筆は日頃から使い続けないとインクが乾いて詰まったり、細かな気遣いが必要。
機能性や効率だけ考えればボールペンでいいのです。
しかし、字を書くことの楽しさ、個性豊かな筆記具、インクの世界に触れて、心が踊るようになりました。
この楽しみ方を見出だせただけでも、私の2021年は有意義でした。
この「空とわた雲」を、これまでお迎えした文具たちとともに、長く大切に愛でていきたいです。
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