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レバークーゼンで花開いちゃった選手達

今季は花を開かせた選手達が多いです。新規加入の選手やチームに慣れてきたことで活躍した選手、スターへの階段を上り続けている選手など、レバークーゼンで花を開いた選手達を私なりに紹介したいと思います。


1,Florian・Wirtz #27

まずレバークーゼンといえばで皆さんが思いつくのは彼でしょう。18歳にしてチームの絶対的司令塔であり、ドイツの未来を背負う選手と言っても過言ではないでしょう。市場価値は既に7,000万€ほどといわれており、今季残り半分の活躍次第ではさらに跳ね上がる可能性もありますね。
そんな天才は今季も進化を続けています。今季すでに18試合に出場し、5ゴール9アシストととんでもないペースでゴールに絡んでいます。去年は1年間で5ゴール5アシストだったことを考えると、プロの世界に慣れ、本来の自分の力を際限なく発揮できているのではないでしょうか。その片鱗として、今季は自分でドリブルをしかけ決めきってしまう場面や、ヒールパスにテクニカルなドリブルのように、おしゃれなプレーが増えてきたように感じます。ある意味ちょっとした余裕が出てきたのかも知れません。
(語りたいことはまだまだあるんですが、ヴィルツにだけ時間をかけ続ける訳にもいかないのでここで区切りたいと思います。)

2,Patrik Schick #14

今季ヴィルツの次に目玉なのが彼。EUROにて大活躍し、何かを掴んだのか、レバークーゼンに帰ってくれば怒濤の18得点!一気にブンデストップクラスのCFになりました。今季彼がここまで点を取れるようになった要因として一番大きいのは決定力の大幅向上です。よく聞くゴール期待値ですが、シックのここ半年のゴール期待値は約13、そして得点数は18。+5ほど多いです。これはなかなか聞ける数字ではありません。また、周囲とのコンビネーションがよくなっていることも挙げられます。何よりポストプレーの上達が大きいです。去年は相手を背負っても奪われることが多々ありましたが、今季は楔を受け、サイドにはたくなどのシンプルですが大事な動きが正確にできています。それに伴いヴィルツやディアビらからのラストパスが増え、それを決めきることができていると感じます。

3,Moussa Diaby #19

今季は彼がウィンガーからウィング「ストライカー」として開花しました。去年までの彼の主な強みはなんといっても縦への速さ。トップスピードに乗った彼を止められるのはデイヴィスだけです。しかし今季、彼は決定力という武器を身につけます。ボレーやワンタッチで抜け出してからのゴールが増え、まさにストライカーのような活躍です。今季は既に8ゴール6アシスト。チャンスメイクも欠かさず、どちらも二桁が狙えそうです。先日のアウクスブルク戦では見事なハットトリック。ゴール期待値4に対して8ゴールなことを考えると決定力も上がっていることがうかがえます。しかし、今季は悪いところも目立っています。それはカードの多さ。感情が表に出て、不必要なカードをもらうシーンが多いです。そこを抑えてくれれば完璧なのですが......。

4,Jeremie Frimpong #30

今季彼はついに真価を発揮したといえると思います。去年の冬に加入したものの、去年は起用法がいまいち分からず活躍できませんでしたが、今季はセオアネのもと19試合に出場して活躍しています。彼の魅力は突破力。並の選手であればすぐにかわされ触れることさえもできません。サイドハーフを簡単に振り抜き、ベララビやディアビと右サイドで数的有利を作ることで、ワンツーやワンツーに見せかけた突破、アーリークロスなど様々なボックスへのアプローチを可能にできます。そのおかげか今季は5アシストをし、チャンスメイクの頻度がすさまじいです。また、守備も申し分なくでき、そのスピードから上がっていったとしても帰陣が速いので、何ら問題はありません。フォスメンサーの怪我もあり、前半戦はフル出場が多かったのですが、最後までバテずに走りきることが出来ているのもすごいです。私の中ではこの半年で彼はブンデスNo.1の右サイドバックに成り上がったと思っています。

5,Mitchel Bakker #5

加入当初はどちらかというと守備的で、CBもできるサイドバックかと思っていましたが、蓋を開けてみれば技巧派。綺麗な放物線を描くクロスに状況に応じたオーバーラップやインナーラップ、さらには威力のあるミドルシュートまで持っている攻撃的なサイドバックでした。かといって守備をおろそかにはせず、恵まれた体格を活かした守備も出来ます。しかし、ポゼッション面がおろそかになることがあり、危うい場面も時々あります。ですがそれを考慮したとしても素晴らしいサイドバックなことは間違いありません。最近ニューカッスル移籍の話をよく見ますが、まじで出ていって欲しくないです。


終わりに

今季はチームとして、攻撃面での成長は多く見られました。ここでは書いていませんが、アドリやパウリーニョらもよいパフォーマンスを見せています。しかし課題は守備です。防げたであろう失点は多く、それにより負けたり引き分けたりしていることがあるのは事実。全ての試合で失点を防ぎ続けるというのはバイエルンでさえ出来ません。ただ、一つ一つの積み重ねでえられる勝ち点は多いと考えます。ターやタプソバを中心にした守備陣には後半戦、奮闘してもらいたいです。あと、タプソバとコスヌはアフコンで何か見つけて帰ってこい。
以上です。ここまでありがとうございました。


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