タダほど高いものは無い~「無料」の娯楽(快楽)に差し出しているもの~


依存から抜け出す2か条

①物理的に触れないようにすること
②一生というスパンで考えて、適度な距離を置くこと




ネット上の娯楽は、だいたいは無料だ。
もちろん無料では無いものも多いけど、人が集まるのは無料のものが圧倒的に多い。


その無料は、
世界でトップレベルに頭の良い人達が結集してSNS上に「出来るだけ長い時間引き留めて」「広告を見せて」、連鎖的にお金を生ませているから可能になっている。

ユーザーに依存させ、繰り返し繰り返し、何時間も使ってもらうことで成り立っている。


Youtubeも、Twitterも、Instagramも、ニュースサイトも、いかに我々から関心を得て、見てもらうかを競い合っている。
それは、企業が「時間を奪う全力合戦をしている」と言ってもいい。
最近では個人のアフェリエイトブログだらけだ。ggrnks。
いまネット上に溢れるのは、資本主義によるお金儲け目的の、中身の無い一問一答式のコンテンツばかりだ。

無料でサービスを受け取る代わりに、大事な大事なものを毎日、それらに差し出している。
人生という膨大な時間を。気力を。体力を。



見る必要性の低い情報にまみれて、頭を疲れさせ、重要度の高いことを蔑ろにしてしまう。

大量の情報を毎日毎日何割かは強制的に見せられ、頭はパンクし、情報という「刺激」に感情という反応が起こり、喜びとともに激しく怒ったり傷ついたりする。
無意識のうちに広告を何度も見せられ、無意識に情報を植え付けられる。

私達は、お金持ちの人がもっとお金持ちになるように、お金を落としている。利用されている。
それに踊らされてはいけない。


情報という「刺激」が連続すると、あちらの思惑へと誘導される。
向こうは利益を出すために必死だ。

だから、こちらも全力で対抗しなければ、自分を管理しなければいけない。
脳が、ハッキングされているのだから。



本当にユーザーのことを考えているのなら、自殺者まで出してしまうこんな場所は、とっくに無くなっているはずだ。

続いているのは利益になるからだ。後戻り出来ないからだ。
そして使っているユーザー自身が、それに依存しきってしまって、便利さに慣れてしまって、離れられなくなっているからだ。

菓子パンやお菓子もそうだ。繰り返し買ってもらうために、美味しく、依存させるように企業が意図して作っている。
それは添加物だらけで、人体を炎症だらけにする。
添加物は非常に安いため、量産が容易く、企業にとって都合がいい。

食べる人の身体を気遣ったものは、コストがかかるため売れず、そういったものは消えていく。
ますますそういったものばかりで溢れる。



安い飲食チェーン店は、じつは従業員にしわ寄せが行っている。
人件費を削り、従業員の人数が減らされ、店は少人数で回す。余裕がなくなり、業務がずさんになったり、従業員の身体や心が壊れる。

企業が、従業員を使い捨てのコマと考え大事にしなかった結果だ。相応の金額では、顧客が「高い」と言って店に来ないからだ。


この世はお金持ちによって都合の良い形で回されている。

自分自身で、その大事なものを意図的に差し出しているなら、問題ない。
たとえ添加物だらけでも、美味しいものが食べられて幸せ、安いチェーンで美味しいものが食べられるから店員なんてしらない、SNSは無料なんだから、毎日無料で暇がつぶせて楽しい、と。


でもそうでないなら?
本当はやりたいこともあるのに、毎日情報の波で疲れて、精神を病ませていたとしたら?
どうでもいい情報で、一喜一憂し、振り回されていたとしたら?


お金が無いからと言って、「安い」ことに拘るのは身を滅ぼしかねない。

タダほど高いものは無い。
そういうことだ


取り戻そう。自分の時間で、本当にやりたかったことをしよう。
快楽のままそれらを浴び続けると、精神も身体もボロボロになる。
抗わなければいけない。それが嫌ならば。

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