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私の心に深い爪痕を残していったSEVEN'S CODE、配信終了から1年と少し(ファンアートも)

私の大好きな音楽ゲーム、セブンスコード。
配信終了してから、もう1年が過ぎた。

けれど、このゲームの中に生きたキャラクター達と、それを紡いだ音楽達は今も自分と共にある。


まずは、4周年おめでとうございます!


セブンスコードというゲーム

セブンスコード。

米山舞さんやBUNBUNさん(SAO挿絵のabecさん)の在籍する、新時代を作るクリエイター集団、SSS(トリプルエス)がヴィジュアルをつとめた。

魂をガツンと殴ってきた、類まれなる神作。


ゲームは、私の愛するbeatmania iidxを作ったNAOKIさん。
面白く無いわけがなかった。


でも、存在さえよく知らなかった

プレイのきっかけは父の
「よみぃさんが参加してる音楽ゲームがあるらしいよ、やってみたら?」
だった。

それまでは、BUNBUNさんのRTで見かけては居たものの、音楽ゲームだと認識していなかった。
ので、ほぼほぼ存在を知らなかったと同義で。

それがきっかけでプレイしはじめた。
その頃には、セブンスコードは本編更新の1年を終えようとしていた。

私の心を揺さぶったソウルとウルカ

私の俗にいう「推し」は、ソウルくんとウルカちゃんだった。

ソウルは、クロカゲという夜の世界、酒場で働く純真の若者で、何処からか拾われてきた口をきけぬ少女、ウルカの世話係に任命される。

そのウルカに、主人公のユイトという少年が中身だけ入れ替わり(或いは憑依してしまい)、ソウルというまだ青い青年に、主人公は触れることとなる。

そして2人で時間を共にするうち、ウルカの中に宿る「空っぽ」だったユイトの魂に熱が宿り、心の氷が溶け始めていった。

彼らのために作られた、イメージソング。
まだ無名ながらも美しく心をガツンと殴ってきたユアミトスさんの「サンカヨウ」。

セブンスコードの楽曲はサービス終了後も常に聴いている。
しかしながら、最近になってサンカヨウの歌詞を改めてみて、ようやく意味合いがちゃんと理解出来たと感じた。
ここから書いていく。


私とウルカちゃんはよく似ていた

先日改めて歌詞を追いながらサンカヨウを聴いていると、私自身をウルカちゃんに重ね合わせて泣いているのに気づいた。

"ただひとつの苦しみが
ありふれてる幸せが
命を宿す証明ならば
私にはそれが無い"

ユアミトス-サンカヨウのサビより引用

私は、空っぽの10代を過ごした。

壊れた家庭で、孤独に己の生きづらさ、社会にとけ込めない苦しみと戦いたくも、その力がなく逃げるか口を紡ぎ唇を噛み締め、グッと耐えるしか無かった。

私には、言葉を使って己の苦しみを他者に伝える手段が無かった。
頭が常にブレインフォグで霞がかり、なにも喋ることが出来なかったから。


だから、ウルカちゃん(或いはユイト)と自分はとてもよく似ていた。
そして、ソウルくんのように、自分に嘘もつけないあたたかい人々に助けられてきた。
だから私は、この2人に特に感情移入したのかもしれない。



サンカヨウは、ユアミトスさんは、歌で物語を紡ぐアーティストだ。
だから表現は詩的で、よくよく深堀しないと理解が出来ない。
いまも汲み取れている部分は断片的で、そう多くは無い。


わたしは、前述のことから歌詞を上手く理解できなくて、配信当時は、どうにか曲のメロディからその意図を読み取ろうとした。

でもいまは、その意味を読み取る力が育ち、その意味を味わうことが出来る。
物語を楽しめるのは、いままで生きてきた、積み重ねがあるからなんだ。


ユアミトスさんと私

セブンスコードは、ファンととても距離が近い界隈で、ファンアートも公式がRTしてくれていた。
なんなら公式クリエイターと相互になってリプライを飛ばすような界隈だった。凄いな。

あまりに心を揺さぶられた私は、周囲のファンとともにファンアートを描いた。
ソウルくんとウルカちゃんのファンアートにはユアミトスさんが直でリプライを飛ばして下さって、泣いて喜んだ。

ご本人に想いを載せた絵が届くなんて、なんて幸せなことだろうか。


ファンアートの再掲

私は当時も精神が安定しなくて、Twitterのアカウントはもう無い。
だから絵をもういちとここに置いておく。
ずっと忘れないように。大切に。

絶対本編から見えない所であったであろう会話。中身無え。
好きすぎて出来てしまったソウウル差分絵。
糞ガキだっていいじゃないか。それでウルカちゃんが幸せなら。
このカップルも凄く好きでした。あったけえのだいすき。
ユイト。凄いつまらなそうに生きていた。(でもそれで彼女できるの凄くない……?)
良い推しの日
勝手な妄想絵。もうちょっと体育会系かもしれない。

そして、去年の配信終了時に描いたファンアート。
ありがとう、ソウルくんとウルカちゃん。そしてユイト。
ありがとう、セブンスコード。


公式プレイリスト

ゲームは遊ぶことは出来なくなってしまったが、楽曲は聴くことができる。

セブンスコードに出会ってから、アニソンしか聴かなかった自分が本格的に音楽を聴くようになった。

よく音楽のジャンルを知らなかったから、セブンスコード収録の音楽でこんな世界があるのかと新鮮だったし、驚いた。
スタイリッシュなサウンドがたいそう好みだったので、少しづつ「この曲はこういうジャンルなのか……」と発掘している。

世界観に合わせてアーティストが選ばれているだろうことから、八割がた好みの曲しか無いんだけど、私が特に好きな物は、これらだ。

特に、楡(ニレ)のイメージソングであるPillar of fireは強い存在感を放っていた。
もう一人の、影の主人公だったものね。彼のことは憎みきれなかった。非常に魅力的なキャラクターだった。


それにしてもスタイリッシュでオシャレ過ぎない?
で、推し曲とか物語と照らし合わせる楽しみ方も出来るわけでしょー。
最高だ。これからもずっと聴く。

おわり。


追記:なんか私の創作とセブンスコードの世界観が似ている

自分のARTSTATIONをみてくれ。
かなり近いんだ。世界観が。


暗がりの心象創作のスタイルが、凄くセブンスコードに似ている。驚いた。

寄せたわけではないから芯の表現が似てるんだろうと思う。
意識に昇らないレベルでセブンスコードの影響を受けきっているのかもしれない。
好きなクリエイターがメインで構成されたゲームだもんなあ。

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