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とあるデザインマネージャーのキャリアパスとキャリア観

大層な(そうでもないか)タイトルつけてみましたが、こんな内容のことを社内勉強会でしゃべってきたよ!という備忘録noteになります。

いやーーー皆さん「キャリアパス」についてどう考えてますか?
デザイナーに限らず、人類は常に正解を求めてあれやこれやと日々活動しているわけですが、当たり前ですがこの世にはめったに正解なんてものはあったりしません。
特に人生においては正解不正解だけで片付けられないことの方が多いですよね。そんな不確実性に満ち溢れた世界で、人々は常に選択を迫られているわけですよ。何の話ですかこれは。

久々のnoteなので許してください。
無駄に興奮してます。


というわけで本題です。
デザイナーにおけるキャリアパスのお話。
自分自身のこれまでのキャリアパスを振り返りながらシュッとスライド14枚程度でまとめてみました。

スライドは↓になります。

以前書いたnoteと同様、当日の発表内容も台本ベースではありますが公開してみようと思います。少しでも誰かの学びになってくれたら幸いです。


=====ここから発表内容となります=====


合同会社DMM.com、英会話事業部の伊藤です。
本日はよろしくお願いいたします。

まず簡単に自己紹介をさせていただきます。
toC、toBの複数の事業会社でデザイナーやデザインマネージャーを歴任し、2015年に合同会社DMM.comに入社しました。
入社してから今まで一貫して、DMM英会話全体のサービス改善やチームマネージメントなどを行っております。

次にDMM英会話について簡単に紹介させていただきます。
DMM英会話は、世界120ヵ国・1万名以上の講師が在籍し、言語だけでなく世界中の文化や慣習・多様な価値観を学ぶことができるオンライン英会話サービスになります。

また関連サービスとして、英文や英単語の素朴な質問に対して、ネイティブスピーカーや英語領域の専門家の方々が回答する無料のQ&Aサービス「DMM英会話なんてuKnow?」や、英語学習アプリ「iKnow! by DMM英会話」なども運営しております。

またDMM英会話は「engoo」というグローバル向けのブランドも2015年より展開しております。あまり聞き馴染みがないとは思いますが、アジア圏を中心に韓国台湾タイの3ヵ国でオンライン英会話サービスを展開しております。

では本題に入らせていただきます。
まず私のキャリア遍歴について軽く説明させていただければと思います。

2003年にキャリアをスタートして、現在までに3社経験しております。

キャリアパスとしては、新卒入社した会社で入社半年後に当時のデザイナーの上司が産休に入られるタイミングで突然デザインチームのマネージャーに任命されるという、今思い返してみても衝撃的かつ震える人事がありました。

その後、約10年間プレイングマネージャーとして立ち振る舞い、前職と今の合同会社DMM.comでもデザインチームのマネージャーとして、事業のグロースに対して一緒に働くメンバーとフルコミットしながら日々過ごしております。

現在42歳なので、新卒時代から数えて約20年間、一貫してデザイン組織と向き合う日々を過ごしております。
振り返ってみると、キャリアの早い段階でマネジメントを経験するというのは、いちデザイナーとしてのキャリアパスとしてはなかなか特殊な部類に入るのかな、と思っていたりします。

一方、20代前半でマネジメントを経験することによる弊害もありました。いわゆるプレイヤーとしての自分と、チームをマネジメントする立場としての自分の間に起こる「葛藤」のようなものです。

こちらの図は1社目・2社目、そして今現在のプレイヤー業務とマネジメント業務のざっくりとした比率となります。
見て分かる通り、徐々にプレイヤー比率が下がってきております。
これは年月が経つにつれて、事業にコミットすることへの要求が高まってきたり、何よりも一緒に働くメンバーと徹底的に向き合うことへの楽しさが高まってきたことが主な要因となっております。

またデザイン領域でマネジメントしていく中で、各社で一貫してやっていた・やっていることとしては次の通りとなります。

  • デザインを手段と捉え、うまく利用しながら事業に全力でコミットする。

  • 徹底的にメンバーと向き合い続ける。

  • 職域を越えたコミュニケーションを行う。

またこれに加えて、いちデザイナーとしてアウトプットし続けることも一貫して行っています。

以上、自分自身のキャリアパスやキャリア観などを踏まえて簡単にまとめさせていただきます。

そもそも前提として、キャリアパスは十人十色で、再現性はあまりないのではと思ってたりします。
これは自分自身のキャリアパスを振り返っても、23歳の若造が突然デザインチームを率いるといった、スーパーイレギュラーな現象を鑑みてもそう思えていたりします。

ただ一方で、チャンスが巡ってきた時には全力で取り組むことを心がけていました。ここでいうチャンスというのは、やはり新卒1年目のタイミングでマネジメント職の機会を与えられたことになるのかな、と思っています。
※ちなみにこの「チャンスは貯金できない」という言葉は新卒で入社した会社の社長がよく言っていた言葉で、僕自身今でもすごく好きな言葉の一つです

与えられたチャンスを逃すことなく、事業にコミットし続け、一緒に働くメンバーに向き合い続けることで、結果的にキャリアパスが広がるのではと思っております。(そう信じています…!)

あくまで個人の見解なので、参考にできることできないこと多々あるかなぁと思いつつ、私からの発表を終わらせていただきます。

ご静聴いただきありがとうございました。

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