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ドラマを観ると文化がわかる〜韓国編〜

韓国ドラマ、ご覧になりますか?

私はそんなに沢山の数観ているわけではないですが、観ます。大好きです。
昨年のステイホーム期間は、今も大人気「愛の不時着」にどハマりし、何度も繰り返し観ていました。

そんなドラマからわかる他国の文化を、いつもながら完全な主観で好き勝手に書き残したいと思います。
どうぞ暇つぶしにご覧ください!

早速ですが、韓国ドラマの特徴といえば、役者さんの美しさとか、人すぐ死んじゃうとか、まさかの血の繋がりが判明する、など様々あると思いますが、
単純に「長い」ことが挙げられるのではないでしょうか。

日本のドラマだと完結まで全10話、1話45分程度のものがほとんどだと思います。

対して韓国ドラマ。
普通の恋愛ドラマでも完結まで全18話、時代劇などになると全50話。こんなのはザラだと思います。

1話は1時間からそれ以上、愛の不時着なんて最終話は2時間くらいありますもんね。
面白いから夢中で観ちゃうけど、いやもうこれ映画!と思っていました。

そしてここからが重要な私が思う大きな特徴なのですが、「最後までおなかいっぱいにしてくれる」というものがあります。

どういうことかというと、先ほどの愛の不時着でいえば、主人公2人がついに再会を果たした!で終わりではなく、

何年にも渡りその関係が続く2人のその後、
北朝鮮の部下たちのその後、
北朝鮮の奥様たちのその後、、、

登場人物みんなの”その後”を最後まで余すところなく描いてくれています。

みんなが幸せになったんだな、とほっこり幸せな気持ちになりましたよね。

映画のエンドロールの後にショートエピソードがある、あのお得感に似てる。

韓国ドラマは特にそのボリュームがすんごい。

対して日本のドラマ、
「解釈はあなた次第ですよ」的なラストが多い気がします。

いなくなったと思った敵”っぽい”人の後ろ姿が最後出てきたり、
え、これまだ続く?とか「ご想像にお任せします」的な、
含みを持たせて終わるものが多いように思うのです。

「えー!まだ腹8分目!まだ食べられます!デザートお願いできません?」
の日本のドラマと、

「いやー!堪能した!もうお腹いっっっぱい!ごちそうさまでした!」
の韓国ドラマ。

もちろん全てのドラマがそうではないですし、だから何、ということもない。
単純にこんな違いがあるよな、と思うわけです。

それぞれに違いがあって、どちらのドラマも大好きです。


そして、お腹いっぱいといえば。
私はドラマも好きですが、韓国旅行が大好きです。
飛行機で1時間の近さだし、お買い物は楽しいし、何よりご飯が美味しい。

コロナ以前は2〜3ヶ月に一度は訪れていました。
早くまた行けるといいですよね。

そんな大好きな韓国旅行、2年前の冬にも訪れ、その際に「韓定食」を食べにいきました。

実際に撮った写真がこちら。

量も種類も、とにかく多い。
色んな種類のキムチあり、ナムルあり、お肉ありお魚あり、辛いの辛くないのと、3種類のスープあり。

土鍋のご飯とともにテーブルの上にところ狭しとおかずが並びます。

更にですよ?なんとこのおかず、どれもおかわり可能。
実質食べ放題なわけです。

私たちも写真手前左から3番目のピリ辛加減が絶妙だった茄子のキムチ、カタコトの韓国語でおかわりしました。

テーブルから落ちそうな程いろんな種類のおかずを一度に食べることができるワクワク感、そしてこの量。

『堪能した!大満足!お腹いっっっっっぱい!」
そこに居た全員がはち切れそうなほど満腹になりました。

そこで思ったのです。
ん....?何か既視感、、、、、、、


考えました。必死にこの既視感の正体を探りました。


なんだろう、、、、、、、、、?


そうだ、、、!


ドラマだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



そう。この最後の最後までお腹いっっぱい満足させてくれるところ、
韓国ドラマを見終わった時のそれと全く同じだったのです。

ドラマに全ての文化が投影されていたわけですね。


だから韓国の子ってあんなに沢山お土産くれるのか!とか
だから韓国のコスメ買うと使いきれないほどのサンプルくれるのか!とか
全て腑に落ちました。


全ては繋がっていた、、、!と。


韓国好きがどうにか文化を理解しようと色んな書籍を読んでは、
儒教の文化が、とか
ハン(恨)の文化が、
とか難しくて挫折していましたが、

答えは全てドラマの中にありました。

ドラマこそが文化を象徴する最たるものであり、
私はあの日ソウルで韓定食を食べる前から、
もうすでに韓定食に出会っていたんですね。

壮大な伏線を張ってくるニクイ国ですよ、まったく。

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さて、韓国行きたい欲の高まりに任せて書き上げた、いつにも増して主観満載の今回。

自由に旅行に行くこともまだまだ難しいですが、コロナが落ち着いて次に韓国に行けるその日まで、私はドラマに胸キュンし続け、文化の理解に努めようと思います。


最近近所にできた韓国料理屋さんでお腹いっぱい食べながら、あの日の韓定食に思いを馳せようと思います。


そしてこれから知りたい他国の文化が生まれれば、心してその国のドラマをみようと思います。


「ドラマを観ると文化がわかる」

改めてそんなことを呟いて、今回は終わりです!


本当に早く海外旅行に行ける日が来ると良いですね!

ここまで読んでくださった方ありがとうございました!


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