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Skyの合奏、音楽の魅力。そして優しさの連鎖


こんにちは。
れいと申します。よろしくお願いします。
初めてnoteに書きます。

自分は「Sky星を紡ぐ子どもたち」というゲーム、そしてそれを作ったTGC(thatgamecompany)代表ジェノバ・チェンさんの思いや、ゲーム内楽器演奏・合奏機能をこよなく愛していて、ゲーム内ファン企画として合奏をみんなで楽しむ「アンサンブルの会」を発足させました。
今回はそれについてちょっと暑苦しい思いをお届けできればと思います。

アンサンブルの会の始まり

2020年早春だったかな、ゲーム内シーズンごとに訪れては去る「精霊」さんが
再訪するという機能が実装され、その2番目に来た方の持っていたアイテム「7番目の楽譜」にわしは惚れ込んでしまいました。

Skyのアイテム「楽譜」は、楽器アイテムを装備した状態でアイコンを押すと楽譜ごとに特定の曲の伴奏が再生され、押すと音の出るボタン(鍵盤のようなキーボード)が光り、その通りに弾くと曲に参加できるという機能です。
しかもパートは4つもあります。
各楽器の音色はとてもよく調整されていて、タップするだけで非常に綺麗な音が出ます。思わず曲を弾きたくなるような。
そして7番の楽譜でわしは感激します。なんて素敵な曲!
一人で弾いてても最高ですが、なんか足りない。他のパートの音が欲しい。合奏がしてみたい。欲はどんどん高まります。
でもその頃は周りで合奏や楽譜をやってる人は誰もいなくて。

なので必死でいろいろ調べました。
どこかで合奏してる人たちはいないのか?
しかし自分の力では見つけることができず、演奏動画すら一部楽譜で数件あるのみ。
これはもう自前でやるしかない、と企画するに至りました。

7番をとにかくやりたかったので、7番楽譜のアンサンブルとか何とか、そんな名前で、なんとLINEの画像編集機能を使ってTwitter用募集告知画像を作りました。笑
本当に何も知らなかったんですねぇ。
そして参加者も無事集まり開催したわけですが、その時は2時間ほぼひたすら7番を繰り返し弾いて、合奏の楽しみに酔いしれました。合奏最高!

そうしていくうちに、色んな方がより深く参加してくれるようになり、アンサンブルの会は月次開催になり、チームができました。そして今(2023年12月)の時点で37回を数えることができています。本当にありがとうございます。
そして嬉しいことに合奏人口は増え続け、今では実にたくさんの、個性あふれる合奏の会が毎日開かれています。夢のようです。
皆様、ありがとう。


Sky合奏の敷居の低さ

sky合奏の魅力のひとつに、音楽そのものが持つ力である「言語や国境、年齢、社会的云々を超えて直接音でやりとりできる」というのがあるとわしは思ってます。サッカーで言うとボールがあれば言葉はいらないというか、あんな感じで「街角で誰かが弾いてたらいきなり他の人が演奏に加わって一緒に弾いちゃったりしちゃったぞ」ていうやつです。
これね最高なんですよ…
そんな魅力たっぷりの行為をSkyではタップだけで楽しめ、画面を押せば整えられた音が出る。贅沢な伴奏もつく。これはつまり、楽器の音を鳴らすための知識習得、地味な基礎練習、弾き込み、楽器の持ち運びやメンテ、演奏環境(近所迷惑とか)、それらに付随するもろもろが必要ない。
そしてこれはSkyそのものの魅力とクロスするんですが、何より一緒に弾く仲間との物理的距離・国境・言語・人種・年齢・立場などなど、あらゆるバリアーがなくて、上記の「現実世界での演奏なら必ずぶつかるであろう諸々」を丸々全部すっ飛ばして、いきなり美しい音を合わせられるわけです。色んな国の、色んな人と。端末さえあれば、その場で。しかも伴奏付きで。
これはほんとにすごいことだと思います。

誰でも、誰とでも

なのでその垣根のなさに垣根を足すことはしたくなくて、「アンサンブルの会」では腕前不問、楽譜所持も不問、楽器だけは持ってないと合奏できないからそれだけは。1個でもいいから。でもそれ以外は何でも不問!!にしてできる限り垣根を取って、例えば今までリアル事情で音楽を諦めたり、音と関わるチャンスに巡り会えていなかった方も丸っとひっくるめてリーチしてみよう、というスタイルになりました。
文字通り誰でも、誰とでも音を通して楽しめるように。

なので参加のために楽譜練習しなきゃダメとかも全然思ってないし、何なら初見でも構わないです。大歓迎。
ただ練習した方が楽しいなら、ぜひどうぞ。応援します!
練習補助のために楽譜解説も作りましたよ。よかったら活用してみてね!
募集にあたって、いわゆるドレスコード(特定のドレスアップアイテム)や持ち物、所持楽器、Sky歴、合奏歴、なんならクエストの進み具合などにわしが条件をつけたがらないのも全部、分け隔てなく誰でも楽しんで欲しいから。敷居は究極に低く。条件によって「当てはまらない人はお呼びじゃない」になってしまうこともあると考えてます(みんながみんなそう、じゃないよ。そう取る方もいらっしゃる可能性があるってこと)。
なので。
お揃いが良ければ魔法も活用して楽しんじゃいましょう。
装いテーマはアイテム限定をできるだけ避け、自分にとってこうだと思うものであればよし!
もし捨て地にまだいけない雀さんが応募してきたら。全然OKです。峡谷までで楽しんじゃいましょう!

お揃いの会や縛りを設けた会ってはちゃめちゃに楽しいので、そこは種類の違いだと認識してます。どれも最高。ここで語ったのは、アンサンブルの会に関してはこうだよ、という話です。
一番大事なのは、できるだけ「みんなが楽しい」に近づけること。

音を楽しむ=音楽

そしてそれは音楽の根源的な部分に通ずると思っています。
声やその辺にあるものを叩いたりこすったりするだけでも、音楽はできます。やりとりに言葉もいらない。
これはいわゆる演奏の道での地道で厳しい練習等とは一見違ったもののように見えるけど、でも確実にその根っこにあるコアな部分だと思ってます。
音を楽しむ。
skyで実に見事に体現されたその良さを継承したい。
そんで、Skyの合奏に関してはそれが最適解だと個人的に思っています。
それによってみんなの日々に彩りが加われば、これ以上の喜びはないです。

そして、
その実現を事実上一緒にしてくださっている、合奏の会を主催されている皆様には、感謝しかありません。
わし一人で始めた小さな輪にいろんな方が加わってくださり、輪を増やしてくださり、そこに加わった方がさらに輪を増やしてくださり・・・同時にわしと全く関係ないところで輪があり、時に連なり、くっつき、離れ。
なんて素敵なんだろう。

野望

わしね、ほとんどの場合において世の中は静かにゆるやかに変わっていくもんだ、と思ってます。特にいい方に向かう際は。
荒れた海の上を油が静かに広がっていくように、Skyという優しい世界での音を通して、プレイヤーさんたちの間に静かに暖かさが広がり、つながっていくことを夢見ています。
そしてSkyに全く関係ないどこかの人の日々が、ふとした時の何かが、何故か知らんが少しだけ良くなるとか。そんなことがあったら最高です。
良くも悪くも人って人に影響を与えられるから、優しさや嬉しさをたくさん作れたら、1ミリだけでも何かが良い方向に向かうのではないか。
わしら個人はとても小さいかもしれないけど、無ではない。もし無になるとしたら、自分は無だって本当に信じてしまったその瞬間だけでしょう。
これ、鼻で笑われてもいいんです。笑った人すら何故か毒気を抜かれちゃう、そんな何かでいろんなことを包めたら。わしはそういう角度から、荒れ果てたこの世界に何かをしたいと思ってます。
特に、Skyが見事に実現させている、いろんなことが原因で深い場所に埋もれてしまったその人本来の善良さ、優しさ、思いやりが隠された扉を優しくノックするってことのお手伝いができたら。
何かについて、前よりも「捨てたもんじゃないな」って感じてもらえたら。
みんなのある日が少しでも良くなったら。

文字通り野望です。


合奏してくださっている皆様、これから合奏するかもしれない皆様、本当にありがとう。皆様の日々が良きものでありますよう。
そしてTGCの皆様、ありがとうございます。

おしまい

Special thanks to
自称書庫番様(@tosyonoko) for Adovent Calender 
秋様(@akinoyume_sky) , for illustration 


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