見出し画像

アメリカで猫に15ヶ所噛まれるってこんな感じ。


猫に噛まれました。しかも15ヶ所も。。。


アメリカはシアトルのとあるシェルター。

この日のシフトは猫ちゃん達と。

シフトはじめに決まってやるのは誰がどこのケージにいるのか把握することだが、そこで見つけてしまったある張り紙。

”Loose kitten in this room, Keep the door closed"


訳すと「子猫が逃走中。この部屋のどこかにいるので逃さないで」的な。
もちろんこれはお客さん用の訳。

では我々ボランティアたちにはどう見えるか?
「多分この部屋にいるから見つけられるもんなら、見つけてみ。」的な。

ならば絶対見つけてやろうと、迷子の子猫探しを開始。

部屋のサイズは3、4畳。余裕。

と思いきや、やはりどこを探してもいない。。。

もともとその部屋にはウサギやGuinea pig(モルモット)などの小動物用に空きケージやHay (干し草)がたくさんあったが、それら隅々まで探しても見当たらない。

流石にゴミ箱は、、、

いなかった。

ではどこに?
、、、まさか天井まで登った??(天井に少し切れ目があった。)

が、やはりいない。

ここで一回シェルターのスタッフに確認。

彼ら曰く、張り紙が貼られる1日前くらいにこの部屋に猫が逃げたらしく、餌を一晩置いといたら少なくなっていたらしい。
もちろん彼らも探したけれど見つからなかったからとりあえず放置していた感じ。

ならばヤツは必ずこの部屋にいる!!!

もう一度トライ。

今回は耳を澄ませる。すると、、、



カサッ。



何か聞こえた!すぐ隣にあったプラスチックのかご!!!

まさにこんな感じの!
もちろん一番上にいないのは確認してたし、流石に重なってるところに入れるわけない。

そう思いつつ、そおっと上のかごを持ち上げると、、、


いた!!!!!


白いカゴの中に黒と白のタキシードの猫がふつーにいた。

どーやって入ったのかは謎だが、まあ見つけたのでとりま安堵。

が、この後一瞬にして流血まで至ります。
わかりやすいよう順を追うと、、、

1. シフトメイトの一人がこの状況をケータイでスナップしようとする。

2. そのケータイがするっと手から落ちてカゴの真横に落ちる。

3. びっくりしたネコちゃんが勢いよくカゴから飛び出し壁をよじ登り始める。

4. それにびっくりした自分が反射的に首根っこを素手で掴む。

5. ネコちゃん、腕にがっつり爪を立ててくる。

6. さらに掴んでる手の親指にガチ噛み。

7. 流血。


はい、こんな感じに。

さらに腕の方は爪によって穴だらけに。。。

結果、計15ヶ所以上の場所に穴が空いてしまった。。。

かなり痛かった。

ネコの爪も歯も、どっちもとんでもなくシャープなため鋭い痛みが左腕全体に。。

そんな痛みを我慢しつつトイレへ直行。

傷口を水道水に当て、出来るだけ傷口から血を絞り出す。

スズメバチに刺されたり、毒蛇に噛まれた時の緊急の対処法と同じイメージ!
応急処置として、彼らの毒はタンパク質つまり水溶性なので水で洗い流せる。
(ただし、口で毒を吸い出すのはあまりよろしくないので注意!!)
→口の中に傷があると、せっかく毒を吸い出してもその傷口からまた入れ直すことになります。笑

で、綺麗に患部を洗ったらトイレットペーパーでぐるぐる巻きにしてあげましょう。

そして#shelterlife とタグ付けするとインスタ映え良。

その後、患部に適した大きさと数の絆創膏を貼り、保護してあげましょう。
今回の場合だと、通常のサイズ x 15枚。

なのでこういったシチュエーションを想定してお財布に常に15枚くらい絆創膏忍ばせてあると女子力高。


さて、肝心なのはインスタ映えでも絆創膏の枚数でも、そしてできた傷でもなく、この出来事自体が動物と関わるものとして恥ずべきものであるということ。

見直しましょう。

まず、ネコを見つけたとこまではよし。お手柄です。

ただ、見つけたらそのことをまずシェルターのスタッフに報告すべきでしたね。
子猫とはいえ、いろいろ病気や菌を持っています。

そして、もし逃げようとしても捕まえないこと。

たとえ大人しそうに見えたとしても!!!!

然もなくば、一瞬にして15ヶ所ほど体に穴を開けられます。

もし、それでも噛まれたりした場合は近くの Clinic へ行きましょう。
(アメリカで Hospital は予約や紹介状必要。追い返されます。)

それと、肩かお尻に注射をされる覚悟も。。。


なぜなら、Rabies(狂犬病)をもらったかもしれないから。


はい、ネコも持ってます。犬でなくとも。

Rabies はメジャーな Zoonosis (人獣共通感染症)で、かかると色々と厄介。

ひとつ例を挙げると、錯乱状態になります。
(これにかかった犬が狂ったように暴れることから、狂犬病と言われるくらい。)

なので留学とかで海外に行って、動物に噛まれて狂わないためにも狂犬病の予防注射が渡航前に必要!!

自分は肩に、シェルターのスタッフは昔お尻に注射されたそう。。。

ただ一つ言えるのは、この注射より猫に噛まれる方がよっぽど痛い。


結論。

迷子の子猫を見つけても、素手で捕まえようとするな。



この後日談はまた今度。。。


Ray