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ベトナム暮らしと、コンフォートゾーンの話

家にいるときは、書くか、ネットか本読んでいる。
つまり日本語を読み倒している。
私の部屋の中は日本語の本で溢れてるし、完全に日本である。

だから毎日、外に出るたび「あれっ、ここ、ベトナムだったわ」と思う。笑

しかし、外に出ても、いつも行く場所以外に行かない限りは、「言語の通じない異世界にいる!」という感じはしない。

たとえば大学に行けば、学生とは日本語か英語で話せるし、馴染みの屋台に行って暗記してるメニュー名を言えばいつもの食事ができる。

観光客向けの場所に行けば、英語が通じたり、英語メニューが置いてあったりする。

行ったことのない場所に行ったり、知らないメニューを勘で頼んだりしない限り、実は、異国感は味わえなかったりする。

コンフォートゾーンから出ない限り、割とどこまでも「日本」だ。

別にコンフォートゾーンから出る必要はない(快適便利に過ごしたいたらむしろ出ない方がいい)が、私は、退屈しないように定期的に出るようにしてる。

これは別にベトナムに限らず、実はどこに住んでいてもそうだ。



私は、快適便利に過ごしたい気持ちが強いくせに、退屈にも弱いから、すぐ新しい場所に行きたがってしまう。

東京に住んでいた時も、2年ごとに引っ越していたし、仕事も割とコロコロ変えていた。

転職は「キャリアアップしたい」とかいう前向きな動機ではなく、単純に、同じ場所にずっといるのに飽きてしまうんだ笑

「ベトナム、飽きたー」と自分に言わせないためにも、知っている場所から出ないといけないなと思う。

(というか、一つの国に1年そこら滞在して、ほんのちょっと馴染みの場所を作っただけで「飽きたー」なんて言うの、調子よすぎるよな笑 こまめにコンフォートゾーンから出て、知らないベトナムを知りに行きたいなと思っている)

実は今、マンネリである。こんなにも早く、生活が効率化し、ルーティン化し、マンネリ化してしまうとは思わなかった。笑

ベトナム語学習や、アルバイトなども、ある程度満足するまでやったので飽きてしまった。

新しく人と知り合いたい気もするけど、自分の性格的に、知らない人とトークして仲良くなるのは苦手なので、サークルや飲み会に顔を出す気にもなれない。(特に日本人コミュニティは、恐るべき狭さとジトジトさ怖くて、あまり足を踏み入れる気にならない)

ベトナム人や欧米人に英語で話しかけられることはたびたびあるものの、世間話以上に話を深めるのが(語学力の問題もあり)難しかったり、messengerで「hi」「what are you doing?」と連打してくるテンションが苦手で、(用件の無いメール苦手)なかなか仲良くなれない。

やはり、従来のやり方、つまり、インターネットでひたすら自分を発信して、気が合う人に見つけてもらうのを待つやり方がいいのかな。

結局、日本と同じ、インターネットと文字に溺れる日々である。


ちなみに、仕事(日本語教師)は、楽しい。


渋澤怜(@RayShibusawa

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