日本語教師としての日記2(マガジン購読者向け)

一昨日の話の続き。日本語教師日記。

「日本語を勉強するぞー!」と決めた学生に、なるべく快適に、スムーズに、ストレスなく勉強させてあげるのが私の仕事。

逆に言うと、自分の教え方が悪いせいで、学生が日本語を辞めちゃうのだけは、全力で避けたいなあ、と思う。

つまり、「日本以外で就職することにしたから」「ベトナムで大学院に行くから」「もとから興味が薄かったから」という理由でドロップするのを、引き留めるつもりは全くないんだが、「(お前の教え方がクソだから)日本語に挫折した」っていうのだけは、全力で避けたい。

しかし、これが結構むずかしい。というのも、「どんな教え方が適しているか」は、人によってかなり違うからだ。

理屈から入りたがる人、音から入りたがる人、文字を書くのが楽しい人、とにかく通じること最優先で、文法無視な人……。

私は完全に「文字」「理屈」派だが、真逆のタイプの人もいる。
(例えば「日本のアニメを観まくって、音から入ったし口語表現もたくさん知ってるけど、文字は全然書けない!」「でも楽しい!」という人)。

言語習得の「好み」は十人十色。
だから、マンツーマンじゃない限り、学生の好みに完全に合わせるのは無理。
そのため、ある程度は、教師の「好み」を押し付けるしかない。

■■■

話は変わるが、今日は人生相談を読んだ。
cakesの人気人生相談コーナーの2人がコラボして、同じ人生相談に答える、というもの。
2者の答えが全く違い、「こんなに?! ここまで違う?!」と驚いた。

相談者は、シングルファザーの息子の子育てをしている(つまり孫育てをしている)50代男性。
彼の、
「息子に無理にでも再婚相手を見つけた方がいいか」
という相談に、
1人は「Yes」と答え、もう1人は「No」と答えたのだ。
(もちろん両者条件付きではあるが)

******************
yesの人
https://cakes.mu/posts/24026
Noの人
https://cakes.mu/posts/24025
******************

私としては完全にNoの人の肩を持ちたい気分ではある。
Noの人の方が五枚くらい上手な回答をしてるように思う。(これは別記事で語ろうと思う)
しかし、そもそも
「人生相談って、相談する相手によってこんなに回答が分かれるんだ!!!」
ということが驚きであった。

つまり!!!
「誰に相談するか」
って、めちゃめちゃ大事ってこと!!!!!

悩んで、弱ってる時に、全然好みじゃない=「人生の指針が違う」「思考方向が違う」相手の回答を鵜呑みにしたら、とんでもない人生を送ることになっちゃうかも?!?!

(逆に言うと、相談される側も、相談者を選んだ方がいい。下手にいじくりまわすと、他人の人生を狂わせることになる)

■■■

これと同じことが言語習得でも言える。


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ベト日記

ホーチミンで日本語教師・ライターをしながら暮らす渋澤怜の日記。内容は、現地の生活や、外国人として暮らすことでの気付き、ベトナム語や日本語の言語習慣、外国語学習や日本語教育についてなどです。月4回更新を目指します。 単品でもマガジン購入でも同価格(100円)なので、興味ある方...
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