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CITIC中信集団について

最近、伊藤忠商事と組んで日中連携で中国へのビジネス展開する、中国国務院傘下の国有コングロマリットであるCITIC中信集団はどんどん有名になる。CITICを知らずして中国を語るなかれと言う話もありますね。

傘下は174社があり、中信銀行、中信資本、中信證券などの本部や代表オフィスは北京の京成ビルに集約され、174社と孫会社などは同じビルでオフィス。世界首位のアルミホイール製造、中国首位の建材製造機器、特殊鋼製造などのメーカー、さらに建設や資源、不動産、ITなどの企業を抱える、同国最大のコングロマリットだ。2015年度決算では、売上高が円換算で約5兆4600億円、連結純利益は約5500億円、連結総資産は約89兆円で、従業員数は約13万人を数える。

https://www.365yg.com/group/6406941381205426689/ 建設中の北京の中國尊はCITICの新本社ビル。北京最高標です。

最近、Headhuntingから王にアピールして、中信出版の日本オフィスCEO、中信の伊藤忠との窓口2つ仕事があり、2つともCITICと関係あります。

深く堀りと、この集団はかなり日本とのビジネスしてます。まあ、文化の差や仕事の進捗仕方の違うもあり、少し違いね。仕事後、残業せず、CITICへ何回も本社入り、面談に行きますと、結構面白い会社、社内で共産党の支部あり、社内のトップも役員会だけではない、党の組織です。党が支配して、社内空気は結構国有企業なのに、色々な新しい戦略を動いている。社内の7階に集団トップがいて、174関連会社の社長ともこのビルで会議。

例えば、最近、 蔦屋書店CCCグループと中信出版では、書籍や映像・音楽等 のエンタテイメント作品を通じて、中国と日本の文化交流の活性化と相互理解の促進を 目指してる話を加えて、伊藤忠との医療、タイの事業、また日中越境ECもやってます。(うまくいくかわかないが)

国内の布石は最近、マクドナルドの中国子会社を買収し、中国・香港にあるフランチャイズ店を20年間運営する権利を得る。新しい運営会社の持ち株比率はCITICが52%、カーライルが28%、マクドナルドが20%。今年夏までに取引を完了したい考えだ、今後5年間でこれまで手薄だった地方都市を中心に1500店以上を新規出店する計画、中国最大の外食チャーンの一つを手に入れた。

 <マクドナルドは中国・香港で合計2600以上の店舗を展開、12万人以上の従業員を雇用している。近年は中国資本の外食チェーンとの競争が激化していたほか、2014年夏には取引先が賞味期限切れの鶏肉を使っていた問題が発覚し、売り上げが減少していた>

一帯一路の国家戦略を実行する 役割を担っている。CITICは中国政府の戦略動きの先頭立つ、第一線の部隊です。『一帯一路』の建設と地域の開発の資金調達はAIIBはもちろんだけど、多くの資金は中信銀行から融資、はじめは7000億RMBからスタート。昔から、CITICはあらゆる産業にネットワークを広げるコングロマリットであるが故に、昔からウォルマート・ストアーズ、コカ・コーラ、資生堂、日産自動車、伊藤忠など外国企業の中国進出を支援してきた。これからCITICの動きは注目、日本企業は一帯一路で、CITICとの提携で、海外進出も一つの手だと思います。

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