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「千両役者」大田泰示選手

句集のことがひと段落ついたところで、久々に野球ネタを書こうと思います。

野球といってもRCは大田泰示選手のことしか頭にないので、そこはご容赦願います。

今年もプロ野球は、対戦相手との闘いに加えて、新型コロナとの闘いを続けています。

「横浜サイコー!」の雄叫びでお馴染みになった大田泰示選手は、新型コロナ陽性でしばらく戦列を離れていましたが、今日(2022年8月28日)から一軍に復帰するようです。

劇的なサヨナラ打、サヨナラホームインや守備でのファインプレー、お立ち台のパフォーマンスで、すっかり横浜DeNAベイスターズの顔の一人となった大田選手ですが、故障や新型コロナ関連で、戦列を離れることが多いです。

新型コロナは仕方ないとしても、足の故障は北海道日本ハムファイターズ時代の無理もたたっているようです。

もしその故障が持続的なもので、今後も騙し騙しプレーを続けなければならないとしたら、複雑な思いがします。

もちろん、プロスポーツの選手は多かれ少なかれこのような故障を抱えているものですが、今年の大田選手は、レギュラーとして存分に力を発揮できない状態が続いています。

その分、ここぞというときのビッグプレーがファンの目に焼きつくわけで、記録より記憶に残る選手の道を歩んでいるように見えます。

ヒーローインタビューで、大田選手は「僕のバッティング、クセがあるんで」とポロッと話していました。確か、太ももの筋肉について話を振られたときだったと思います。そのとき、RCとしては、「あ、こういうふうに言えるようになったんだ」と感慨深かったです。

高校を卒業してドラフト1位で入団した読売ジャイアンツでは、敬愛する原監督に、世界に通用するバッティングフォームを教え込まれました。それがどうもうまくいかず、低迷する中でのトレード。ファイターズのコーチ陣は教え込まない方向だったようで、伸び伸びと実戦で力を発揮しました。

そしてベイスターズでは、十分な働きとは言えないまでも、鮮やかな全力プレーと持ち前のスター性で、ファンの心を射止めました。

この新聞記事では、そんな彼の活躍を「千両役者が決めた!!」と表現していますね。(サンスポ 2022/08/10 05:00「DeNA、大田泰示の代打サヨナラでハマスタ9連勝! 虎撃破!0・5差、10日にも2位」)

サンスポ記者のセンスはさすがですね。まさにやるべきところでやるべきことを、またそれ以上のことを成し遂げる様は、「千両役者」です。

これからRCも、大田選手の代名詞として「千両役者」を使うことにしましょうか。ベイスターズの選手ですから、「ハマの千両役者」なんてどうでしょう。

「千両役者」大田選手の、シーズン終盤、優勝争いでの活躍に、期待です。

RC


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