強迫性障害の人の苦労は、ほんっとに大変だと思います。
「子どもがいじめられたらどうしよう」
「検品で刃物が入っていたらどうしよう」
「運転中に人に接触していたらどうしよう」
・・・

強迫観念が無限に止まらなくなって、
わかっているけど、頭の中ががんじがらめになる。
確認のために、何度も何度も確かめたり、人に確認したり、
ものすごい労力を費やします。
何もかもが嫌になって、キィ～～～！！！

そんな苦労を長年抱えられている、50代の主婦の方、
そんな不安が災難を引き寄せるかのように、
次から次へとトラブルばかりで、
毎回泣き崩れるような報告ばかりだったのですが、、、

でも、、
最近、どうも表情が明るくなってきたぞ！
今日も、いい感じで報告してくださいました。

気持ちは、大丈夫です。
なんとかなると思える。
仕事中に心配になるのも楽。
不安はあるけど、寝たら大丈夫と思えます。

ありとあらゆる対策を一緒に考えて来たのに、
こんなに良い状態は奇跡としか思えません！

これは何か秘訣がある！　と思って、
根掘り葉掘り聞き出そうとするのですが、、、
やっぱり、どうやって良くなったか聞いても、
ご本人も、わからないようなんですね。

ふと、以前、三代目のライブに行きたい・・・
と言っておられたなと、急に思い出して、
そういえば、ライブはどうなりました？　と試しに聞いてみたら・・・

ビンゴ！

来月からライブに行くのだそう！
職場でもファンの仲間が増えて、
仕事での検品作業が確認強迫でものすごい負担だったのに、
ライブの話をしていたら、強迫症状が激減！
「仕事中やのに、あかんかもしれんけど、その瞬間忘れられるんです」

症状をなくそう、心配をやめよう、
としていても、全く改善はなかったのに、
その症状はそのままに、
自分の大好きなこと、やりたいことをやっていくと、
逆に難治性の症状が見事に軽快したのです！

これは、希望のスター誕生です。
みんなに教えてあげねば！
ということで、体験シェアに、快く協力していただきました。

嬉しいご報告に、興奮さめやらないです。

今日のことば

問題は問題のまま置きっぱなしに、
好きなこと、やりたいこと、やろう！
好きなもの食べよう！　行きたいとこ行こう！