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中東情勢悪化の中、新NISAどうなる!?ビットコインハービング!次回いつ? 20240420

動画はこちら。(動画ではコアサテライト戦略についてもお話ししています。)

https://www.youtube.com/watch?v=0TGBdjnrir8

こんにちは。あるころうのNISA投資チャンネルです。

今週の出来事

まずは今週の出来事からです。

4月1日にイスラエルがイラン領事部を攻撃しました。
イランによると、この攻撃で将官7人が殺害されたとのことでした。
イスラエルからも、同日イランからイスラエル南部エイラート海軍基地にドローン攻撃があったと記者会見で声明がありました。

4月13日にはイランによると、イスラエルに対してドローンとミサイルを発射したと発表があり、同日、米バイデン大統領はイスラエルとの連帯を表明しました。

昨年10月のハマスの攻撃から、今月の状況を時系列に並べると、
10月7日にハマスの攻撃があり、今月1日 イスラエルがイラン領事部を攻撃、この時、隣接しているイラン大使館は損害がなく、精密な爆撃だったことが報道写真からわかります。
13日 イランが報復として、イスラエルにミサイルとドローン攻撃を開始。イランは、この攻撃を警告を目的としたものと声明を出しました。
この後、バイデン大統領による牽制が入り、緊張感を保った状況でしたが、19日 イランの発表によるとイランの軍事基地付近で爆撃があったとされました。
ハマス以降から、今月の事件までの間にも、攻防があったとされています。

金融市場はイラン・イスラエル紛争を巡る地政学的な緊張の高まりに反応し、株価は急落し、投資家は債券に安全性を求め、 VIX は急上昇。原油価格も上昇し、米ドルは上昇しました。
FRB当局者らは、経済の不確実性を背景に当面の利下げの必要性はないと改めて表明しています。

経済指標とセンチメントチェック

次にセンチメントをチェックしていきましょう。

この1週間のボラティリティを、VIX:CBOE ボラティリティインデックスで見ていきます。先週17.30%から、今週18.71%へ上昇しました。

株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、強欲指数がフィアで、先週の46から現在31と、3週連続急落しています。

FRED:米セントルイス連邦準備銀行によって運営されている経済データのオンラインデータベースが示す、イールドカーブでは、先週マイナス0.38から今週マイナス0.35とほぼ横ばいでした。

今週発表された経済指標と、市場のセンチメントをまとめると、
不確実性の高い株式市場から資金流出傾向がおき、インフレにより利下げの必要性が低下しています。
VIX恐怖指数が高まり、強欲指数も弱まり、株式市場から避難しようという動きが伺えます。
イールドカーブは、急勾配で上向きの時にインフレ拡大の市場予想を示しているとされるため、経済に対しては若干悲観的です。
総じて、市場は、悲観的な状況で、Xでは、投資から撤退するという趣旨の、インプ稼ぎと見られるツイートが散見され始めました。
個別株では、ファンダメンタルズをよく見てポジションの振り返りが必要な局面ですが、分散を効かせた長期の積立投資から撤退しないように、長期・短期の戦略を分けて考えていきたいですね。

週間主要株式指数チェック

それではこれらを踏まえて週間の米国主要株式指数を見ていきます。

S&Pは、先週の終値5,123ドル台から今週は終値4,967ドル台でした。

1週間のヒートマップは、非耐久消費財セクターがかろうじて緑が目立ちますが、だいたい赤いです。

NASDAQは、先週終値18,003ドル台から今週終値17,037ドル台へ下げました。

こちらも非耐久消費財セクターが緑ですが、ナスダックはその割合も少ないのでだいたい赤いですね。

日経225は、先週終値39,545円台から、今週終値37,096円台と滑り台のように右肩下がりでした。

無事なセクターはないですね…

インド ニフティ50は、先週終値270ドル台から、一時上昇したものの、今週終値265ドル台で若干下げました。

中国、深圳(しんせん)総合指数は、先週終値1,274ドル台から、今週終値1,281ドル台へ若干上げました。
一時1,300ドルを超えることもあり、若干ボラティリティが高い状況です。

為替は、1ドル154円台でウロウロしています。
金曜日の12時に出来高を伴って、一円ほど下げましたがすぐに戻りました。

ビットコインは、ハービングを迎え、急騰も急落もせず
先週と同じような範囲で上下しています。
10%程度の上げ下げがあるので、ボラティリティは大きいと言えます。
近日中のインパクトのある上げ要因がないと、売られそうです。
現在は、株式市場が冷え込んでおり、逃げ場がないため落ち着いていると考えています。

ゴールドは、先週2,343ドル台から、現在、2,391ドル台です。株式市場からの退避先として、ゴールドも3ヶ月でみるとだいぶ上昇してきました。

個別株チェック

今週の個別株チェックです。

先週に引き続き世界的な航空宇宙、防衛関連企業のジェネラルダイナミクスをみると、6ヶ月でみると右肩上がりですが、今週は意外にも、ほぼ変化なしです。引き続き4月24日の決算に注目です。

続いてアームです。こちらも先週取り上げましたが、直近高値から50%近く下げています。

こちらは、長期米国債ETFのEDVの6ヶ月チャートです。
利下げが始まらず、下げていましたが、直近で若干回復しました。
ただ、底値はまだわかりません。

新旧NISA口座公開

新NISA口座は、1週間で45,000円程度マイナスでした。旧NISA口座は、1週間で176,000円程度のマイナスでした。
新旧一般NISA口座は、1週間の増減はー220,695円でした。

来週の予定

来週は、水曜日の日本時間21:30に、経済の先行指標である耐久財注文数が発表されます。
木曜日の日本時間21:30に、GDP成長率が発表され、金曜日の日本時間21:30に、FRBがインフレ指標として重視している、コアPCEが発表されます!
PCEも高い場合、利下げへの言及はあるのでしょうか?

終わりに

先週のコアCPIの発表後、中東情勢の悪化が今週はかなり株式市場に影響したように見えます。米国確定申告後の株高にはならず、S&Pも連日下げていました。

振り返ればこの時がチャンスと思える時が来るかと思います。
個別株はすでにポジション落としていますが、数日で資産がかなり減りました。
それなのに、買い場の予感でワクワクしているのは、これまでの下落後の反発を経験してきたからかもしれませんね。

それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。


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