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大荒れの後の反発、15週間のNISA口座公開!ドル円が大変なことに!コアPCEどうなる? 20240427

動画はこちら。(動画ではコアサテライト戦略についてもお話ししています。)

https://www.youtube.com/watch?v=1Mzgd--p1TM

こんにちは。あるころうのNISA投資チャンネルです。

今週の出来事

まずは今週の出来事からです。

今週は、どのニュースより、為替が気になりました。
現在、ドル円の為替は、1ドル158円を超えてしまっています。156円を超えたあたりで、大きな出来高で一瞬1ドル程度下がり、すぐに戻し、157円に近づいたところで、再度出来高を伴い、一瞬0.6ドル程度下がり、すぐに戻し、再度、157円に近づいたところで、2回目より大きな出来高を伴い、一瞬0.3ドル程度下がり、すぐに戻しました。その後は一気に上がり、160円台間近となっています。
政策金利で利下げによる株高期待も、この状況だと、為替が下がる時の影響が気になりますね。といっているうちにさらに為替がドル高に動きそうなので、気にせず買い続けます。

米メディアでは、コアPCEの上昇によるインフレ圧力、スタグフレーションの懸念、アルファベット、マイクロソフト株の上昇、自社株買いの急上昇でアルファベットの2兆ドルクラブ入り、オープンAI、グーグル、マイクロソフトのCEOが連邦AI安全委員会に参加などがトップ見出しとなっています。

経済指標とセンチメントチェック

次にセンチメントをチェックしていきましょう。

経済の先行指標である耐久財注文数は、予測2.5%に対し結果は2.6%でした。前回と比較してもかなり上昇し、金曜のコアPCEや個人消費の発表では、ほぼ予測通りの伸びでしたが、若干、個人消費支出の伸びが予測より伸びました。ここまでは、インフレがまだ進んでいるという感じで特に、FRBが目標としている年次のコアPCE 2%という目標は、予測2.6%から結果2.8%となり、インフレの抑え込み達成から遠ざかりました。
木曜日の四半期GDP成長率が、予測2.5%に対し、1.6%という結果となりました。
経済成長が低下する中で、インフレは落ち着かない状況です。

経済が低迷する中で、物価が上昇していくことを、スタグフレーションと言います。ただ、幸いにも失業率は、直近で、3.8%とそこまで高くないですが、今後の発表次第では危機感が高まるかもしれません。

フェドウォッチツールを確認すると、6月利下げ予想は、10%程度まで下がっていました。現在の政策金利から変化があると予測する人が過半を上回るのは、9月のFOMCで、それでも40%以上は、今の金利を維持すると考えています。

1ヶ月のVIX:CBOE ボラティリティインデックスを見てみると、直近4月15日と、20日に20ポイント近くあったVIXが、1週間で、15ポイントまで低下しました。株価の低下が落ち着き、市場が慣れてきたのかもしれません。

株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、強欲指数がフィアで、先週の31から現在42と、3週連続急落から、強欲側に上昇しました。

FRED:米セントルイス連邦準備銀行によって運営されている経済データのオンラインデータベースが示す、イールドカーブでは、先週マイナス0.35から今週マイナス0.29とほぼ横ばいでした。逆イールドの解消に向かいました。

今週の動きと市場のセンチメントをまとめると、やはりインフレが抑え込めていない状況で、利下げが遠のきそうですが、市場は楽観的です。
総じて、市場は、楽観的な状況で、短期的には揺さぶられるような気がします。
経済的には、個別株では、ファンダメンタルズをよく見てポジションの振り返りが必要な局面ですが、分散を効かせた長期の積立投資から撤退しないように、長期・短期の戦略を分けて考えていきたいですね。

週間主要株式指数チェック

それではこれらを踏まえて週間の米国主要株式指数を見ていきます。

S&Pは、先週の終値4967ドル台から今週は終値5099ドル台でした。

1週間のヒートマップは、METAが11%下げました。グーグルは好調ですね。
テスラが13%近く上がりました。

NASDAQは、先週終値17,037ドル台から今週終値17,718ドル台へ上昇しました。

先週とはかなり景色が変わり、緑に覆われています。

日経225は、先週終値37,096円台から、今週終値37,982円台と先週からだいぶ回復しました。

ぱっと見大きく下げたところはあまりないですね。

インド ニフティ50は、先週終値265ドル台から、今週終値269ドル台へ上昇しました。

中国、深圳(しんせん)総合指数は、先週終値1281ドル台から、今週終値1306ドル台へ上昇しました。あまり良いニュースがないものの、政府支援が効いているのか、かなり回復してきましたね。
中国からの逃避マネーが日本株を支えている一要因となっているので、その分日本株が下がる可能性もあります。

再び為替です。先週1ドル154円台でした。ちなみに先々週は151円台でした。それが、1ドル158円台になっています。ドル資産がかなり上昇していると思いますが、新たに買う場合は割高ですよね。

ビットコインは、ハービング後は、上昇していましたが、また1000万円を割っています。

ゴールドは、先週2391ドル台から、現在、2337ドル台に若干ですが下がりました。株価が好調を続けると下がりそうです。

個別株チェック

グーグルは155ドル台から、174ドルを超え窓を開けての上昇、その後も急落することなく171ドル台で落ち着きました。

昨日の決算でEPSが予想よりも25%超えのサプライズを発表でき、時価総額が2兆ドルを超えました。これで2兆ドルを超える企業は、マイクロソフト、Apple、NVIDIAにつぎ、グーグルも仲間入りしました。それでも、直近12ヶ月PERは23.9と他のAI関連銘柄と比較し、上昇余地が残っているように思えます。来週はまた上がるかもしれませんね。

マイクロソフトも26日に上昇しています。

AI銘柄の牽引役のNVIDIAは、ここ最近の下げを戻してきました。これは1ヶ月チャートです。

週次のパフォーマンスで13%近くの上昇を見せた、テスラは1ヶ月のチャートでもここ最近の下げを戻しています。しかし、一年でみると、300ドル付近の高値や、2021年の400ドルを超えていた頃と比べると、まだまだ伸び代があります。

新旧NISA口座公開

新NISA口座は、1週間で2,000円程度マイナスでした。旧NISA口座は、1週間で122,000円程度プラスでした。
新・旧NISA口座の合計の1週間の増減は+120,270円でした。

来週の予定

来週は、水曜日の日本時間23時に、ISM製造業購買担当者指数が発表されます。
これは、アメリカの製造業セクターの活動状況を測定するために使用される指標です。毎月発表されます。50が基準値で、前月と同等を示します。50以上であれば製造業の拡大傾向を示すので、株価に良い面がある一方、やはりインフレとの関連が気になります。

同じく、水曜日の日本時間23時に、ジョルツ ジョブ オープニングスが発表されます。予想は前回より低いですが、予想を上回れば労働市場の強さが示されます。GDPが予想を下回ったので、こちらはどうなるでしょう。

木曜日の日本時間3時に、政策金利決定がありますが、こちらは5.5%で前回同様のコンセンサスとなっています。
記者会見でも、いつもと同じインフレが抑えられている決定的な証拠があるまで利下げはないよというアナウンスをするのではないかと思っています。
逆に、このままだと、利上げ必要かもというネガティブ発言があったら、株価にかなり影響が出そうです。

金曜日の日本時間21:30と、23時に、非農業部門雇用者数、失業率、ISM非製造業購買担当者指数の発表があります。いずれも経済にとって重要な指数で、インフレ判断の材料になります。

アーニングス ウィスパーズで決算予定をチェックします。来週は、マグニフィセントセブン銘柄、AI関連銘柄、肥満治療薬メーカーの発表が控え、前後で指数が大きく動くこともありえますので、注意が必要ですね。

終わりに

先々週のコアCPIの発表後、中東情勢の悪化に振り回された米経済でしたが、今週は、S&Pは2.7%、ナスダックは4%回復しました。
ただ心配なのは、為替ですね。
短期トレードは、ドルで行えばいいですが、NISA口座の積立はしばらく割高状態で買い続けることになりそうです。

来週は、大型決算があります。また、インフレ指標の発表もあるので、ボラティリティが上昇しそうな気がします。

それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。


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