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コアPCE発表!利下げ姿勢どうなる?カカオ爆上げ!11週間の新NISA口座公開! 20240330

動画はこちら。(動画ではコアサテライト戦略についてもお話ししています。)

https://www.youtube.com/watch?v=pOPEuJGOvjY

こんにちは。あるころうのNISA投信チャンネルです。

今週の出来事

まずは今週の出来事からです。今週の耐久財受注の発表では、予測1.1%に対し、結果1.4%でした。耐久財受注は、数値が高いと、製造業者の活況を示します。

次に、米GDP 国内総生産は、予測3.2%のところ、3.4%でした。
GDP は予測よりもポジティブでした。米経済の好調が示されています。

次に、コアPCEです。こちらは予測0.3%から結果0.3%で予測と一致しました。
コアPCEは、米国の個人消費支出価格指数の一種で、食品とエネルギーを除いた物価の変動を測定する指標です。食品とエネルギーは短期的に変動が激しいので、これを除くことでインフレ動向を正確に把握できます。コアPCEの昨年度比較でも、予測2.8%と結果が一致しました。

PCE指数の結果について、パウエル議長は、期待に沿ったものだったと声明を発表しました。FOMCで、3回の利下げに言及しており、今回のインフレ率の経過について期待通りということであれば、利下げ回数は維持される予定という意味と捉えて良いと思います。

センチメントチェック

次にセンチメントをチェックしていきましょう。

この1週間のボラティリティを、VIX:CBOE ボラティリティインデックスで見ていきます。
先週13.05%から、今週12.99%へ下がりました。

株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、強欲指数がグリードで、先週の72から現在71と、1ポイント低下しました。

FRED:米セントルイス連邦準備銀行によって運営されている経済データのオンラインデータベースが示す、イールドカーブでは、先週マイナス0.37から今週マイナス0.39へ、ほぼ横ばいでした。

今週発表された経済指標と、市場のセンチメントをまとめると、耐久消費財とGDPは予想より高く、コアPCEは予想通り。VIX、恐怖指数は恐怖感が下がり、フィア& グリードインデックスは強欲状態が若干落ち着き、イールドカーブは、ほぼ横ばいとなりました。
総じて、市場は、わずかに楽観的な状況で、利下げを控えているという感じでした。

週間主要株式指数チェック

S&Pは先週の終値5,234ドル台から、今週は終値5,254ドル台でした。
インフレ基調を示す指標の発表後に瞬間的に、5,200ドル近くまで下げたところもありましたが、パウエル議長の利下げ3回路線の維持がわかったところで、若干上昇しました。

1週間のヒートマップは、テクノロジーセクターが調整中です。

NASDAQは、先週終値18,339ドル台から今週終値18,254ドル台へ下げました。

調整中のテクノロジーセクターの多いナスダックは今週は、マイナスで終わりました。

日経225は、先週終値40,902円台から、今週終値40,444円台に下げました。

ヒートマップでは、ほぼ全面赤でした。

インド ニフティ50は、先週終値261ドル台から、一時、270ドルにタッチし、今週終値267ドル台へ上昇しました。

中国、深圳(しんせん)総合指数は、先週終値1,328ドル台から、週半ばには、1,276ドル台を切ってあと反発し、今週終値1,300ドル台まで下げました。そろそろ、底固めなのかどうかは判断は難しいですが、
2月前半の1,070ドル台への落ち込みからはだいぶ回復してきたように見えます。

為替もチェックします。今週は最低151.1円台、最高だと、151.5円まで上昇しました。

ビットコインは、先週水曜日から、また上昇しています。現在、1,060万円を超えています。

実は、ゴールドも、3月からだいぶ上昇しています。
市場は楽観的ながら、リスク回避されているような怪しい雰囲気な感じです。

個別株チェック

今週の個別株チェックはアステラ ラボです。

先週、IPOしたAI技術に特化したカスタム半導体とソフトウェアを提供するアステラ ラボは、先週53ドルで開始し一時94ドル台まで急騰しました。今週終値74ドル台となっています。

株式ではないですが、ココア先物も3月に入って、44%も急上昇しています。3月28日のロイターの記事によると、カカオ農園が違法な金採掘業者により汚染されていて、そのほかにも、カカオに広がるウイルス感染により、カカオ収穫が減少しているということです。

米国株ではないですが、一応話題の小林製薬も見てみましょう。ピークは2020年の12月でした。1ヶ月で見ると、だいたい6100円付近から、4800円付近まで急落し、ストップ安となって、その後ヨコヨコで、4967円に早くも戻り始めています。
バッドニュースの中で、出来高を伴って上昇しているので、ここから上昇と考えている投資家が多いようです。とても身近な商品でありメーカーなので、健康被害に遭われた方については他人事とは思えないニュースです。

新旧NISA口座公開

それでは、今週の新旧NISA口座はどうなったか見ていきましょう!
新NISA口座は、1週間で1000円程度下がりました。旧一般NISA口座は、1週間で10万円程度増えました。新旧NISA口座の今週の増減は100,997円
となりました。

そして、ついに、新旧NISA口座の総額が、1,000万円を超えました!

来週の予定

来週は、月曜日の日本時間23:00に、製造業購買担当者景気指数が発表されます。この指数は、50を下回ると景気後退、上回ると景気拡大を示します。
現在、予想では50を下回っているので、過熱感を抑えられていると予測されています。

火曜日の日本時間23:00に、ジョルツ求人労働異動調査
が発表されます。この指数は、アメリカ経済全体を代表した埋まっていない求人を示しています。つまり労働力の不足を示しています。予測では、依然として労働力が足りないことを示しています。

水曜日の日本時間23:00に、非製造業購買担当者景気指数
が発表されます。この指数は、非製造業における景況感を示してます。
50を下回ると景気後退、上回ると景気拡大を示しています。予測では景気拡大を示しています。

木曜日の日本時間1:10に、
パウエル議長の発言があります。
注目されるのは、やはり利下げのタイミングと利下げ率ですね。

金曜日の日本時間21:30に、非農業部門雇用者数と、
失業率が発表されます。こちらも景気の重要指数です。
来週は、平日全てに重要度の高い指標の発表がありますね。

終わりに

市場のセンチメントは悪くないものの、株式市場については、リスク回避な動きが見え、テック系は下げ、金が上がるという動きがありました。
流石に大きな動きができないという感じでしょうか?

フィア & グリードインデックスでは、強欲を示したままですが、
テックを避け、他の投資先を探している雰囲気です。

ちなみに、米国長期国債ETFも短期では上がっている部分もありますが、
こちらも、利下げの確定的な発言待ちといった感じで明確な動きがありませんでした。よく見れば、底固め的な期間と捉えて、上昇を待っているという風にも捉えられそうです。

それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。


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