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【ワーホリ@ながの】声劇・ボイスドラマ台本 〜North South East West〜

皆さん、こんにちは!
ワーホリでR-DEPOTに来ている髙橋恵歩(あやほ)です。
声劇・ボイスドラマとは、映像がなく、効果音やセリフなどの音のみで構成された作品のことです。
私は長野に来てたくさんの素敵なお店や店主の方に出会いました。そこで、お店を訪れる人に今以上に愛着を持ってもらいたい、これからお店を初めてみたい人の背中を少しでも押したいという気持ちで、ご縁があった店主の方にどんな思いでお店を始めたのかをお聞きして発信することにしました。
台本制作のより詳しい経緯は前回のnoteをご覧ください!

目安3分

()描写 SE
(M)モノローグ 心の声
「」台詞

登場人物
・小島さん
以下敬称略

◯物件を見に来て

小島「かっこいいビルだな...」

(中に入って窓の外の景色を見る)


小島「...これだ。
あの市役所の前の芝生で、うちで買ったコーヒーを片手に本を読んだり、寝転がったりしてくれたら最高だな。フリスビーなんかも貸し出して。」

小島「地下の空間もいいな。でも自分だけだとこの物件は持て余しちゃうから...あの尖ってる友だちと一緒にやったら絶対楽しいよな。ビンテージの家具屋さん、2階にはアウトドアのセレクトショップ。3人でギャラリーやったら絶対おもしろいぞ。
うん、ここでチャレンジしたい。
門前と駅前をつなぐ場所であるここに、おもしろいお店を作りたい。」

小島(M)「小さい頃から公園が好きだった。大きくなってからも野宿の旅をして、よく公園に泊まっていた。子どもだけじゃなくて大人も、公園でのんびりするような時間を持てるようにしたい。つい忙しなく日々を過ごしてしまうけど、もっと余白が必要だと思うんだよ。」

小島「やっぱりこれだ。
続けていたサッカーを辞めたときの喪失感。銀行、出版社、アパレル、どこで働いても、自分はどこで何をすれば輝けるのか考えてた。
でもずっと、人が大好きで、人と繋がりたいという感覚があったんだ。自分の根っこにあったこの気持ちに気づいてからは本当に幸せだもの。」

小島(M)「松本でやってるamijok*は、自分たちなりのセンスやマインドでお客様をお迎えするコンセプトだった。ここでやるお店は港みたいな場所にしたいな。いろんな方角からいろんな人が来て、またいろんな方角に旅立っていく。そういう風を感じるようなお店の名前にしよう。
そして、旅立った人たちが帰ってこられる場所にしたい。松本のお店ではよく信大生が来てくれて、悩みとかを聞いて一緒に泣いて、メニューにないお酒を出したりもして。その子たちが新しい生活、新しい家族を持って『また来ました』って帰ってきてくれるのが嬉しかった。ここでやるお店も、そんな風にまた愛されますように。」

*