自分の観測範囲は想像以上に狭い。

気仙沼は世間が狭いとよく言われる。人気のカフェに行けば5人くらいは知り合いに会うし、イベントに出掛ければ20人くらいは知り合いに会う。そういう体験が続くと、気仙沼はもうほとんどが知り合いなんじゃないか、と錯覚してしまう。

ただ、平日のスーパーとか、子供向けの映画上映会とか、仕事以外の関係のお葬儀とか、普段と違う場所では全然知り合いに会わない。人口が6万人もいるのだから当然だが、知らない場所では知らない人達の人生が流れている。

マーケティングで大事なのは顧客の気持ちに迫ることだが、普通に生活している自分の観測範囲は、想像以上に狭いと思った方がいい。正しく観測することなくして、顧客の気持ちに迫ることなど出来ないのだ。


最近tiktokをよく見ていて、若い世代がどんな風に使っているのかを観察するのが面白い。ノリでどんどんコンテンツを作る。面白いと思えばすぐ真似する。ハートやコメントもノリで投げる。おすすめに載ればすぐにバズる。

時流に乗っているメディアには人がワンサカ集まっている。自分の商売やサービスが盛り上がってないのは、そこに上手く接続できていないから。手元ばかりを見ていないで、人が集まる場所を観察しないといけない。

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