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『シマズシジャーナル1』完売のお詫びと今後の対応について

『コミケ103で島寿司の同人誌を出します!』で書いた通り、「島寿司同好会」としてコミケに出展して、『シマズシジャーナル1』を手渡す着ぐるみ売り子をしてきました。

今回はその話です。ただ、書きたいことはたくさんあるのですが、まずは書かなければいけないことを、今回書こうと思います。

(2024年2月3日追記)
BOOTHとピコ通販で通信販売をはじめました。ぜひご利用ください。

  • BOOTH https://shimazushi.booth.pm - BOOTHにアカウントがある方向け

    • シマズシジャーナル1(紙媒体、スマートレターで送付) https://shimazushi.booth.pm/items/5391062 - 頒価500円+送料180円で安価ですが、ご購入いただいた方の個人情報をこちらが知ってしまうため、不安な方はあんしんBOOTHパックで送付の方をご注文ください。

    • シマズシジャーナル1(紙媒体、あんしんBOOTHパックで送付) https://shimazushi.booth.pm/items/5392437 - 頒価500円+送料370円でスマートレターで送付に比べて高価ですが、ご購入いただいた方の個人情報がこちらに伝わることがなく、安全です。

    • シマズシジャーナル1(PDFデータ) https://shimazushi.booth.pm/items/5393609 - 頒価300円、データですので送料はありません。

  • ピコ通販 https://order.pico2.jp/shimazushi/ - BOOTHにアカウントがない方向け。システムの都合で匿名配送一択ですが、会員登録が不要で、ご購入いただいた方の個人情報がこちらに伝わることもありません。紙媒体のみです。


完売御礼とお詫び

昨日2023年12月31日、島寿司同好会としてコミックマーケット103で『シマズシジャーナル1』を頒布しました。サークルスペースにお越しいただいたみなさま、ありがとうございます。そして、早々と完売してしまい、せっかく関心をお寄せくださった方々のご期待を裏切る結果になったことをお詫びします。

まずはみなさまに島寿司同好会と『シマズシジャーナル1』の今後の対応についてお知らせしなければと考え、この文章を急ぎ書きあげました。

『シマズシジャーナル1』は通信販売を行います

今回の頒布誌『シマズシジャーナル1』は追加分を確保して、1月下旬に通信販売を開始します。どのようにしてどこの通販プラットフォームを使うかはまだ決めていませんが、自家通販または自家通販と委託通販の両方とすることを考えています。そして、自家通販ではご希望に応じてコミケで配布した特典ポストカードを追加する対応をとることを考えています。また、今回取り崩してしまった取り置き分の方には別途連絡を差し上げ、早急にお届けします

データ頒布について

表紙・裏表紙のあるPDFデータはあるのでデータ頒布も考えていますが、頒布誌の追加分確保が最優先ですので、いましばらくお待ちいただければと思います。

今回の判断ミス

午前中の完売は想定外でした。完売後にいらっしゃった方には家族・知人に依頼されたケースもあり、残念なお気持ちにさせてしまったことは特に申し訳なく思っています。

私の判断間違いは2つありました。それは①用意した部数が20部と少なすぎたこと②取り置き分を取り崩す方針をとったことです。

コミケで20部は少なすぎ、せめて最低50部

早々と完売したのは用意した部数が20部とあまりに少なすぎたからです。「午前中の完売は想定外でした」と書きましたが、これは「サボっていた」がゆえの「想定外」だったと考えています。

「サボっていた」というのは、20部という数字の根拠が弱かったからです。この数字は、コミケへの参加経験がある知人から聞いた「初参加の場合は20部でも余ったという人がいた」という話が根拠でした。しかし、このコミケがいつの話だったのか、それはどのくらいの規模のころだったのか、という点を考えていませんでした。実際、この知人は最近は別のイベントに参加していましたから、古い情報であることは分かっていました。ですから、「初参加の場合は20部でも余ったという人がいた」という言葉は最近のコミケを反映したものではないと考えるべきでした。そして、周囲にはコミケへの参加経験がある知人が他にもいたのですから、複数の知人に訊ねるべきでした。つまり、最新かつ複数の情報にあたるべきだったのです。

島寿司同好会はいわゆる食品の評論系同人誌としてサークル配置されましたが、この「島」にはグルメ本がお目当てで来ている一般参加者がかなりいらっしゃって、着ぐるみが売り子をしていることに惹かれた方と、純粋にグルメとしての島寿司に惹かれた方の両方が半分ずついらっしゃったようです。着ぐるみがいるときといないときとで、売れ行きにあまり大きな違いはありませんでした。

今回の結果をもとに所用部数を改めて計算してみると、最低でも50部は必要でした。1時間半で20部売れたというペースが続くとした場合は完売しますし、仮に午後はペースが落ちて完売しなかったとしても、通販にまわすなり次回以降に頒布するなりできます。保管場所との折り合いがつけば100部でもよかったかもしれません。

先に書いた通り今回の頒布誌は追加頒布しますが、50部以上は用意します。もっと考えが進めばそれ以上用意することも考えますが、50部を下回る数にはしません。今後の新刊も、最低50部以上で印刷することにします。

取り置き分の取り崩しはダメ、ゼッタイ!

今回、当日来るので取り置いてください、と言う方が数名、いわゆる「着ぐるみ界隈」の友人でいました。ですが、『シマズシジャーナル1』はコミケ前から思ったより反響があり、足りなくなるのでは?と思い始めた私は、それより前に頼まれていた取り置き分を取り崩す方針をとってサークル内に指示しました。

しかし、この取り置き分を取り崩す方針は間違っていました。そもそも用意した部数があまりにも少なすぎたので、取り置き分の取り崩しは焼石に水でした。取り置きの方は着ぐるみ関係の知人で、状況を理解してくださったうえで「私の分は売るのに回していいですよ」と言ってくださった方もいましたが、お言葉に甘えすぎてしまいました。今回の事態でやっと想像がついたのは恥ずかしい限りなのですが、取り置き分を取り崩すのは信頼を失うことです。絶対にやってはいけないと痛感しました。

なお、「20部はひょっとして少ないかも?」と思い始めたときには追加分を確保しても間に合わないタイミングだったので追加はしないと判断したのですが、いま思えば、間に合わなくても追加はすべきでした。そうすれば完売後の説明に窮することはありませんでしたから。

みなさんありがとうございました

ここまでは、「島寿司同好会」としてコミケに出展して、『シマズシジャーナル1』を頒布したことの反省です。でも、同人誌を作って頒布するというのは本来楽しいことですし、楽しくなかったわけではないのです。お詫びと反省だけの話は書くことで「楽しくなかったのか?」と思われることも避けたいので、最後に、このことを書きます。

まず、お立ち寄りくださった方はいろんな方がいらっしゃいました。

先に「着ぐるみが売り子をしていることに惹かれた方と、純粋にグルメとしての島寿司に惹かれた方の両方が半分ずつ」とざっくり書きましたが、実際はもっと多様で、SNSでのフォロワーさん、サークルスペースに立ち寄ったところで島寿司のことを思い出してくださる方、立ち読みしてくださる方、頒布誌とポストカードを着ぐるみさんから受け取ってにこにこしていらっしゃる方、写真を求められる方、着ぐるみ目当ての方やかわいいと言ってくださる方、グルメ同人誌を集めている方や島寿司をご存知の方、伊豆諸島の文化に関心のある方、本当にさまざまでした。みなさん、お立ち寄りくださりありがとうございました。

それから、一般参加者から見て右隣のサークルが実は「ツナ払い」でバズった長井ずみさんのzu-mix3.0でした(当日気づいてびっくり!)。

お隣ということで1冊新刊をいただいたり、長井ずみさんのツナ缶トレンドについてのセールストークに着ぐるみの中の人が笑いをこらえきれなかったり(中の人なんていませんよ?)、ツナ払いでツナ缶トークが成立していたりしたのを横目で見たりしました。そして、サークルのみなさんにも果林をかわいがっていただきました。

朝香果林の右上に見えるのが東5フ53aツナ缶同人誌「zu-mix 3.0」のスタンド
写真=アライちゃん

というわけで、島寿司同好会のコミケサークル初参加と『シマズシジャーナル1』の追加頒布についてをお知らせしました。