ついさっき久しぶりに家族四人で話し合いをした。実に4年ぶりだ。

面白いと思った。生まれてから今まで何年も一緒にいてもう全てをわかってていいはずの存在なのに、助け合って喧嘩して仲直りしてお互い気を使わなくていい存在のはずなのに、私たちは多分最高に気を使って今まで生きてきた。

私は父が大の苦手というかむしろ嫌いだった。結構最近までは。でもそれは私が何かをされたからというよりはずっと母の父に対する愚痴を聞いてきていてそれによって私の中で父に対するリスペクトがとても低くなって行っていたのだ。それに加えて父が何か私に言ってきたり注意すると余計にムカついてくるから悪循環でしかなかった。

しかしアメリカから帰ってきて思うのは父はただ普通の人だった。もちろん完璧ではないし色々失敗したりすることもあるが母がいうほど悪い人ではないと素直に思ったのだ。

そして私は母が今度は苦手になり始めた。なぜそこまで愚痴をこぼすのだろうか。もちろん父にも直さねばいけないところはあるがそれは人間なんだから仕方ないだろうか。そして聞きたくもない愚痴を毎日聞いていて私はもう嫌になってしまい母に苛立ちを隠せなかった。しかし母に対して理解はあるしとても良好な関係だとは思っている。

そして弟に対しては特に悪い感情は持たないが私に対して敵対心のような物をむけているような気がしてしまっていた。まあそれは実際そうらしいのだが。だから私はなるべくして話しかけなかったし向こうも私が邪魔な存在であるんだろうと思っていたから居心地が悪かった。

私は家族とも仲良くできないのか。私は家族にさえ心を開くことを恐れているのか。私は一体どうしてしまったんだろう。

全ての原因は私のような気がする。いっそ私がいなくなれば全部丸くなりそうな気がするがそういうことをいうと母が発狂し父はそんな母を見てオロおろし弟はそんな姉の言動や行動を見て呆れて白い目をむけてくるのはなんとなく想像がつく。

本当の自分は家族といる自分だと思っていたのだがどうやらその説も覆されそうだ。

もしもこの自分が本当の自分であったとしても私はこんな自分は好きじゃない。私はこんなに攻撃的になりたくはないし家族に対して愛情を持てない人間にはなりたくない。

なんでなんだろう。私は誰一人のことも嫌いじゃない。欠点は認めているはずなのに。感謝もしているし親孝行したいとずっと思っているのだが。

きっとなんらかのプライドや恥ずかしさやなんかが邪魔するんだろう。

不思議な感覚だ。

他人ならいいのに。他人なら対外人間関係はうまくいく。

外面がいいのは昔からだ。でも別に人を傷つけたりしないから私は正直長所だと思っている。しかし家族にだけはどうしても攻撃的になってしまう。直したいと思う。

自分の欠点を言われたら素直に聞けば良いのだろう。それが周りの尊敬する大人だったら二つ返事ではいっと言えるのに。。

家族に言われるほど心苦しいことってある？