株式会社NASUに入社した話


はじめまして、この度株式会社NASUに新卒で入社致しましたグラフィックデザイナーの吉田早耶香と申します。

というお堅い挨拶はここまで。
ここからは自分のnoteなので気楽に書かせていただきますね。軽く自己紹介させていただきますと、1996年生まれの京都府民(気持ちは奈良県民)、出身校は『就職ならHAL』のCMでおなじみの専門学校HAL大阪のグラフィックデザイン学科をつい先月卒業しました。みんなからはよっしーと呼ばれています。

ちなみにnoteは今月登録したてほやほや、はじめて使います。中学生の頃にブログを書いていましたがこうやって文章を書くのは7〜8年ぶりになります、わくわく。



エントリーボタン1つで人生が決まる就職活動

さて、本題に入りますが記事のタイトル通り私は就職活動を終え、晴れてグラフィックデザイナー新生児となった訳ですが…恥を捨てて吉田の就職活動レポートを公開したいと思います。

まずHALでの4年間を客観的に振り返ると、吉田はどこにでもいるような可もなく不可もない平凡な学生の1人だったと思います。事故や病気を除けば皆勤精勤、課題も100%の提出率をキープ、ここまではまだデザイン関係なく頑張れることです。デザインに関しては自分より優れた能力を持っている人は沢山いて、常に劣等感を感じて制作をしていました。校内も校外でもあまり賞は獲れなくて…選考には残るけどあと1歩、2歩何かが足りないと実感することが多かったです。

そんな履歴書に胸を張って書けるようなことがないまま就活解禁なんて言葉がテレビから聞こえてくる3月1日、吉田はと言いますと全く解禁していませんでした。私が動き出したのは3月下旬。記念すべき1社目のエントリーは

エントリーで落とされました

でもまだ1社目、これで落ち込んでいたらこれからどうするんだと流石にメンタル湯葉な私でもまだ平気でした。

でもこれが何社と続くと人間…というか吉田はどうなるでしょうか。どうなったでしょうか。お祈りメールが届く理由が志望動機が合わない、技術が満たない、人間性が合わない等のマッチングが原因の場合は受け入れます、次に活かせる反省と改善ができますから。(でも不採用の文字はじわじわメンタルに響きます)
ですが例外な出来事もありました。企業側から音信不通になる、面接の約束をしていたのに知らないうちに不採用になっていた、夜の23時に不採用通知がくる…なんてものが連日続いてみてください。企業不信になります。綺麗なオフィス、明るい社員の笑顔、魅力的な業務内容、求人情報の全てに疑いの眼差ししか向けられなくなりました。



就職活動をお休みさせていただきます

送信ボタン一つでこっちの人生左右されてんだ!簡単にお祈り申し上げるな!!

と八つ当たりな発言を実際は言えるはずもなくメンタル湯葉、ついに破れる。
醤油につけて食べちゃえ!あ、ちなみに奈良にとても美味しいお豆腐やさんがあるのですがこの話はまた後日(多分しない)

話を戻して、大学とは違いHALは専門学校ですので学校側から決められた時間割で毎日授業があります。その中でグラフィックデザイン学科の4年生は1年を通して大きく2つのチーム制作がありました。前期半年は産学連携の取組として商品企画を経て商談会での展示、後期半年は卒業制作が進行していました。学業と就職活動の平行です。吉田は両プロジェクトでリーダーをしていたこともあって、ただでさえ1GBぐらいしかない心のUSBが就職活動と制作のことでいっぱいいっぱいになってしまいました。そして8月の就職面談で就職担当の先生に宣言します。

「就職活動を休みます。」

素直に休む。そう決めたものの内心はこの夏の求人を逃していいのだろうかと不安を感じていました。でもエントリーに動けないくらいには心が疲弊していたのです。そして1ヶ月お休みして(いやそのままずるずるもう1ヶ月休んだかもしれない)就職活動を再開できるメンタルを取り戻しました。が。

せっかく膜が張ってきたメンタル湯葉がまた破れた!!!

メンタルの病み上がりに突入した卒業制作はそれはそれは過酷で前期半年以上に精神と体力を消耗しました。そんな怒濤の中でも心の中では常に終わらない就職活動のことを考えていました。年末が近づくにつれ私と同じく夏を過ぎても就職活動が続いていたクラスメイトも次々と内定が決まっていき、その焦りは体に大きな影響を与えていました。

最初は帰り道や家で湯船に浸かっていると涙が溢れることがありました。次第に酷くなって授業中にも涙が出てきそうになり制作を抜け出してトイレで泣いていたこともあります。泣きながら担任に今日は学校を休ませてくださいと電話したこともありました。でもそんなことをしても何も解決することはなく、最終的にこの多大なストレスから過食嘔吐に片足を突っ込みました。穴という穴から色々なものが溢れることになったのです(汚い)



NASUとの出会い

そして気づけばもう2018年も終わる頃。内定がないままあけてしまうことは確定…それでも私はまだ諦めていませんでした。あれだけエントリーシートで悩んでいたあなたの長所を教えてくださいが今になって負けず嫌いな所だと胸を張って言える。ですがこの頃には楽しい仕事がしたいという思いを抱えながらもエントリーは数打ちになっていました。とにかくデザイン事務所で検索、メールフォームからポートフォリオを添付し、用意していた面接をしていただけませんかのテンプレート文章を貼り付けて送る作業…そんな意志のない行動が伝わってしまったのか返信どころか音沙汰もないのが大半でした。私は社会に必要とされていないらしい。どこでもいいから会社に入るか(それすらもできるのか)フリーターになるか、決断を迫られた時です。twitterで『就活 内定 ない』なんてワードを検索して自分を追い詰めていたドMツイッター廃人吉田は、ある日タイムラインに流れてきた一つのツイートを見逃しませんでした。

株式会社NASUがグラフィックデザイナーを募集している!!!


株式会社NASUとは

 デザインで成す。
NASU(ナス)という屋号でデザイン業を始めました。屋号は「為せば成る」に由来しています。「為す・成す」二つの言葉は辞書を引くと、同じ場所に書かれてあります。意味は「作り上げる」「築きあげる」。これはデザインをすることの意味に非常に近い。誰かが成し遂げたい「夢」や「想い」をデザインの力で作り上げる。デザインは小さな気配りの集まりです。小さな一つのブロックを一歩一歩積み上げ、強固なブランドを築きあげていく。そんな風にお役に立てれば幸いです。

株式会社NASU 代表取締役
アートディレクター/グラフィックデザイナー
前田高志


この社長の前田先生、任天堂(株)企画部にて約15年間、宣伝広告デザインをされていたアートディレクターなのですが先生と呼ぶからには実はHAL大阪で非常勤講師をされていて、グラフィックデザイン学科でアートディレクションの授業を担当されています。言わば私は教え子の立場にいました。ですのでtwitterをフォローしていたこともあってこの求人を発見することができたという訳です。

NASUを受けよう。求人を見てすぐに応募させていただきました。これ関しては嘘偽りなく意志を持ったエントリーをしたのを覚えています。授業でも前田先生の仕事を例にアートディレクションの説明がありましたので大体こういった仕事に携われるというのは把握していて魅力的に感じていました。そして何より今後働いていくうえでデザイナーの一人に埋もれるのではなく、『吉田早耶香という名前を知ってもらえるようなデザイナーになりたい』という気持ちに気づいたのは前田先生の授業を通してでした。こうしたご縁やきっかけがあって私はNASUの前田高志の元でアシスタントになればデザイナーとしての自分が見つかるかもしれないと思った事がNASUに挑戦、入社することになった経緯です。

▼詳しくはインタビューしていただいたのでこちらの記事から!▼



NASUに入社して

NASUに入社して早1ヶ月が経とうとしていますが、入ってみた感想は想像以上に楽しいという素直な感想。ゆるくて厳しい。本当は朝9時出勤だけど朝が苦手で低血圧だと言っていたら10時出勤になったり、おやつも食べ放題だし、これが欲しいだとか本棚を整理したいだとか事務所の環境改善にも口を出しています(笑)

デザインの仕事に関しては初日からリモートワークで名刺のデザインを提案させていただきました。ただ楽しいだけではなくて常に考える事や作るものが多く、前田先生のチェックは抜かりないです。でもギャップが生まれなかった理由の一つとしてHALの授業で教えられたアートディレクションについての言葉が大きいと思います。初回の授業でアートディレクションってなんだと思う?という問いに私は自信を持って答えることはできませんでした。『世界観構築』と前田先生はおっしゃっていたのですが言わばコンセプトをしっかり考えて作るということ。それまで感覚で作ってしまうことが多かった私に、今ではこの『世界観構築』の言葉は制作の際に必ず思い出します。つい最近もこれはどういう理由で作ったのかと聞かれて答えられなかった時があって、全てのデザインに理由があると突っ込まれてしまいました…まだまだデザイナーのスタート地点に立ったばかりの吉田です。


入社してから作ったものをご紹介





おわりに

この記事はきっといま就職活動真っ只中な方や来年再来年に控えている方が読んで参考になる話ではないと思います。ですが読んでみて何を思ったでしょうか。こんな記事を読んでいる時間があればエントリーシートが書けた。奈良の美味しいお豆腐屋さんってどこだ。どう感じても構いません。でももし最後までこの拙い文章を読んでくれたそこのあなたへ恐縮ながら私から伝えたいことは、吉田みたいにならないように就職活動を頑張れということではなく就職活動を何の為にするのか今一度考えるきっかけになればと思います。

就職活動は内定を取る為の行動ですが、内定を取ることが目的ではありません。

見せかけ良く書いたエントリーシートの志望動機のような言葉ではなく、自分の心の奥底にある本当にやりたい事好きな事、これがあなたの目的である事を忘れないでほしいです。自分は何をしたいのか、どう働きたいのか、近い未来遠い未来どういった自分でありたいのか、その軸を曲げる事なく進んで行った果てに辿りついた秘境が私は株式会社NASUでした。だから私は月曜日も楽しい!

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よしだ さやか

1996年生まれ / 専門学校HAL大阪卒 / 株式会社NASU グラフィックデザイナー / ネガポジティブでインドアウトドアなグレーゾーンを生きる女。

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