昨年７月の出版を機に、なんとか地方のみなさんに届けたいと自ら全国をまわりまくった「魔法をかける編集 」出版記念イベントツアー。半年間で全国55ヶ所（クローズドのイベント含めると62ヶ所)を巡り、総動員数はなんと2,570名という、とんでもない数となりました。
　こんなにもたくさんの方が来てくださったことに「地方のみなさんに地方で暮らすことの勇気を！」と意気込んでいた僕の方が逆に勇気をいただいてしまいました。そこで僕は、地方のみなさんにどんな恩返しができるだろうか？　と、年末年始ずっと考えていたのですが、その考え自体が間違っているのかなと思い立ちました。つまりは、

「恩返し」というよりも「恩送り」をした方がいい、と。

　全国各地のみなさんが「魔法をかける編集」という一冊の本を読み、応援してくださったそのご恩を、まだ「魔法をかける編集」を読んでいない人たちに送ることの方が、全国でこの本を支えてくれたみなさんは喜んでくれるのではないか？　と。

　Coincheckの一件以降、想像通り、仮想通貨そのものが古い金融知識で固められた大人たちに叩かれだした昨今、僕はかつて、意味がわからないからとライブドアや楽天を否定していたようなおじさんにはなるまいと心に誓いながら生きています。

　資本主義社会の終焉を感じざるをえない今、評価経済や贈与経済といった言葉に僕はシンプルにワクワクしています。

　僕なりの未来への布石として、ひとまず期間限定ではありますが「魔法をかける編集」を全文無料公開したいと思います。この機会にぜひたくさんの方に読んでいただければと思っています。どうか拡散いただけますと幸いです。

　全文試し読みはコチラへ

　あらためて、出版記念イベントに関わってくださった各地のみなさん、本当にありがとうございました。またゆっくりと伺いたいと思います。