給水塔百景 (栃木県小山市)
正月2日目
朝、猫に起こされる。
映画観に行きたい気もするが、給水塔も観に行きたい。
悩んだ結果、栃木の給水塔と考えて10時に出発。
コンビニでコーヒーを買う。
Mサイズをオーダーするが、店員さんがLサイズを指差してくる。
Mサイズ下さいというと、30円値引きだからLサイズと値段同じ、Lサイズのほうがお得。と説明される。
期待とサービスに僅かな掛け違いはあるが、若い外国人アルバイトの子の心遣いが嬉しかった。
「30円値引のクーポンが出たよ!」と笑顔でレシートを渡される。
私の半分位の年齢だと思うが、屈託ない笑顔に癒される。
日本で外国人が接客業に増え始めたのはまだ10年位だろうか。
肉体労働の場には昔からいたが接客業には少なかった。
10年前は日本人の独特な接客スタイルに慣れない外国人が目立った。
ガム一つでもレジ袋に入れようとするコンビニ店員やブレンドと言っても理解できない喫茶店の店員がいたが、今は外国人の店員さんに接客における姿勢の変化が見られる。
異文化も10年経てば馴染むのか。
コーヒー持って栃木に向かって出発。
埼玉までそこそこ断続渋滞。
その後、空いてきてお昼に栃木市到着…
以前見た景色が無い…
老人ホームの向かいにあった廃墟化した三井鉱山寮の跡地、蔦にまみれた給水塔がない。
場所を間違えたのかと思い、クルマから降りて歩き回る。
老人ホームの向かいは全て更地になっている。
建屋、給水塔ともに解体されていた。
残念。
何も見学せずに帰るのも悔しいので、近所にある日本コークスの給水塔を眺めていく。
タンクの縁の錆加減がなんとも郷愁とかマニア心とかくすぐる。
ラーメン食べて帰ろうと考える。
食べたいのはとんこつラーメン。
近所のとんこつラーメン屋さんをググってナビ開始。
正月2日目、ラーメン屋さんはお休み。
残念…
休業中のラーメン屋さんの近所に巨大な給水塔を発見!
給水塔を観ても腹は満たされないが、知らなかった給水塔が見れて良かった。
写真何枚か撮って、お昼ご飯に近場の道の駅へ向かう。
道の駅 思川。
14時過ぎているので、レストランも空いていると思いレストランへ。
空席はあるが、オペレーションが回っておらず待機客が居る。
私も待合の椅子に座って待つ。
すぐに後から客が来る。
4人組。
うるさいおばさん。
この店は生姜焼きが美味しいと騒いでる。
席を案内され、生姜焼き定食をオーダーする。
しばらくすると生姜焼きが運ばれてきた、美味しい。
食べ終わって帰る時、生姜焼きが美味しいと騒いでたおばさん4人組は笑顔で天ざるを食べて「天ざるおいしいねー」と騒いでいた。
無邪気とはこういうことか。
気が楽になる。
お腹いっぱいになり家に向かう。
高速では何箇所か事故があり断続渋滞。
正月から事故。
いずれも見通しの良い追い越し車線で追突してる。
馬鹿だなぁと思う。
こういう連中の貰い事故だけは避けたい。
家に帰ってマグロの柵を買って晩酌。
菊水2合。
2023年1月
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?