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年越しどころじゃなかった

2024年になってしまったようで。
寝れなくて朝4時になってしまった。
書いて気を紛らわせる。

世間では明日から仕事という方が多いだろう。
かくいう自分もそのひとり。

新年から災害に事故と話題に事欠かなかったのは経験したことがなかった。
年末に身内が立て続けに旅立ってしまい、年越しした実感もないままここまで来てしまった。
三が日は葬儀もできなかったから、とりあえずこの3日間は切り替えて過ごそうとしていたらその矢先。弱り目に祟り目だった。

何もなければ呑気に今年の抱負なんか書いたりして、新年を祝っていたかもしれないが、精神的にそれどころではなかった。
いつ聞いても緊急地震速報の音はおっかない。
NHKのアナウンサーさんも必死に避難避難と声高に訴えておられて、なおさら恐怖。
…どちらも危険を明確に伝えられた点では素晴らしいと思ってはいるのだけれど、どこか他人事に感じられなくて精神的に辛かった。

突然身内を失った悲しみはボディブローのように後々効いてくる。
入退院が多く、傍目にも弱々しければどこかで覚悟を固められはするが、そうではない。
面前にあって、荼毘に付されようともいまひとつ実感がないが、現実として存在していないことに気付かされることはあって哀しみよりは虚しくなって鬱々としてしまう。

年末年始は心から笑っていないと思うし、当分は心から笑えない気すらしている。
それを上から見られていると心配されて成仏してくれなさそうだから、とりあえず無理やりにでも笑うことにしている。

辛いことがあったら、些細なことでもいいから笑うようにしてみてほしい。
これからを案じていても暗くなるばかりだから、少しでも笑って受け流したりして、場当たり的に日々を過ごしていくしかないと思う。
鬱々と過ごしていても鬱々とした結果しか待っていない。
気の持ちようでなんとでもなるのが人間の良いところでもあるし、脆さでもある。

今年ほど、平穏無事の大切さを思い知らされる年末年始があっただろうか。



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