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学びのランチェスター戦略。マルチタスカーの成果は4分の1になってしまう。


昨日は、時間のランチェスター戦略として、成果を出すには、時間の二乗作用があり、
人の5倍働こうと思ったら7×√5=16時間(決死型)ということを書きました。

昨晩からスタートしたキングダム(黒羊丘編)で秦国と趙国の戦いが始まりましたが、生きるか死ぬかの覚悟で挑む飛信隊を見ていて、現代社会において、このくらいの決死の気持ちで望めば、たいがいのことはできそうですね。頑張ります。

じゃあ、闇雲に時間を投下すればいいかというとそうではありません。
時間という貴重な資源を投入する際にも、ランチェスター戦略がヒントになります。

ランチェスターの第2法則に次のような方程式があります。

戦闘力=武器効率×兵力数の2乗

広域戦、確率戦などでは、武器の能力が同じであれば、攻撃力は兵士の数の2乗に比例するという法則です。

兵力数を自分に見立ててみます。自分は1人なので、兵力数は1になります。
一つのことに集中すれば、1の力を発揮します。
投下対象を2つに分散して、マルチタスクになると、一つに投下できる兵力数は分散され1/2になります。ここからが肝で、二乗の作用が効いてしまうので、何と1/4になってしまいます。

ミシガン大学の研究では、マルチタスカーのグループはひとつずつこなすチームより生産性が4割も下がったようです。

要は、「一点集中」「選択と集中」という話ですが、こういった数字で捉えると、違ったインパクトがありますね。

この法則は、
・一定期間は学ぶ対象を絞る
・日々の仕事は、マルチにならないようにシンプルタスクの数珠つなぎにする
(マルチタスカーならぬシングルタスカー)
・プロジェクトは同時並行にせずに、一つに絞り短期決戦で挑む
・事業は複数ではなく、一つに集中する

など、いろんな場面で使えそうです。

年末年始に学びの目標を立てましたが、3ヵ月に1つのテーマを決めて絞っています。
1~3月はひたすら「仕組み化」に没頭中です。「経営の仕組化」を事業化するために、今まで取り組んできたことを整理しています。
集中することで、アイデアも湧きやすく、やりたいことが膨らんでいますので、あとは実行あるのみです。


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