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19-20シーズンのフローニンゲンについて

ついにエールディヴィジが日本時間8/3未明より開幕します。昨シーズンアヤックスがUCLでベスト4と大健闘をしたので、もっとオランダサッカーが世界に広まるといいですね。ただ、どうやら今季はエールディヴィジの日本での放送はいまのところ未定なので、もしかするとフジテレビNEXTさんが撤退されたのかもしれませんね。。。

さて、フローニンゲンの開幕戦は日本時間8/3の25時30分からエメンと対戦します。堂安や板倉は今年もここでプレーする見通しです。堂安に関しては去就が注目されましたが、なんとか残留してくれました。これはクラブにとっても大きな救いとなるでしょう。なぜなら、昨季までのエースであったマヒがチューリッヒに、将来有望のボランチであったレイスがバルサに、そしてCBのレギュラーのシャボットがサンプドリアに移籍するなど、今季のフローニンゲンの戦力ダウン感は否めない状況となっているからです。

中堅から抜け出すために

エールディヴィジの勢力状況について少し説明します。まず、トップ3と呼ばれているアヤックス、PSV、フェイエノールトがずば抜けていると言ってもよいでしょう。当然この順位に割って入るのはほぼ不可能というか、現実的ではありません。そこで、フローニンゲンが目指すべき順位はサブトップと呼ばれる位置です。これは主に4位から6位ぐらいにいることを指し、近年ではAZ、フィテッセ、ユトレヒト、ヘラクレス、ヘーレンフェーンなどが争っている状況です。

フローニンゲンは今シーズンいかにこのサブトップにくらいつけるかが鍵だと思います。昨季のデータではこれら5チームに対して3勝2分5敗という結果に。正直、トップ3に勝つというのはなかなか難しいところがあるので(笑)、その分、このサブトップにいるチームの勝率を上げることにより、中堅地帯から抜け出し、来季のヨーロッパ主要大会(CL,EL)に出場できる可能性が高まります。

今季の注目選手

もちろん堂安選手や板倉選手に注目したいところですが、フローニンゲンにはまだまだ良い選手がたくさんいます。

①カイ・シールハイス(Kaj Sierhuis)

昨季途中から加入し、Jong Oranjeにも招集されている21歳。裏への早い抜け出しや、随所で素晴らしいプレイやシュートテクニックを見せたが、ゴールという数字では3得点とあまり奮わず。マヒが抜けた今季はフローニンゲンのエースストライカーとして得点量産が期待されます。

②モ・エル・ハンクーリ(Mo El Hankouri)

こちらも昨季途中からレンタル入団し、今季から完全買取に。この選手はなんといってもボールを奪われないキープ力やドリブルの能力があり、相手を剥がす動きができる選手。とくに、フィテッセ戦での劇的ゴールはまさに特徴を活かしたゴールでした。今季もおそらく途中からのジョーカー役になることが予想されるが、必ずチームに必要不可欠になる選手であり、コンスタントに出場機会が与えられることでしょう。

③チャーリソン・ベンショップ(Charlison Benschop)

今季より加入したCFの選手であるが、昨季はデ・フラーフスハップにも所属していました。190cm以上の高身長であり、高さの面で相手に脅威を与えることができます。PSMでもハットトリックを記録するなど監督に猛アピール。バイス監督は今季、1トップ布陣を採用する見込みなので、ファーストチョイスをどうするかが悩みどころ。。。

追記

今シーズンはフローニンゲンのことを中心に書いてみましたが、エールディヴィジ全体で見ると、日本人選手がとても増えました。昨季から所属しているズウォレの中山雄太選手に加え、昨季2部のクラブで頭角を現し、加入したファン・ウェルメスケルケン・際選手、先日ELでデビューを果たしたAZの菅原由勢選手、目標だった海外移籍を実現させたトゥエンテの中村敬斗選手といったように、堂安、板倉を合わせて実に6人もの日本人選手がこのオランダの地でプレーします。さらにどの選手も比較的若くて、東京五輪世代がほとんどなので、ここからもっとステップアップしていく過程が見れるのも個人的なひとつの楽しみです。

今季はおそらく日本での放送はないエールディヴィジですが、少しでも注目していただける対象になったり、メディア露出がもっと増えるリーグになってほしいと思ってます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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