【N11】There will still be love in this world. #私の勝負曲
久しぶりのNOTEお題コラムに挑戦です。
シンガーソングライターを志して数年。単純にカラオケ好きとしては数十年。オリジナル曲を作ったり、色んなアーティストの曲をカバーしたりしてきましたが、「勝負曲」となれば、この曲しか出てきません。
GARNET CROWの『夢みたあとで』。
名探偵コナンのエンディングテーマとして知って、一聴き惚れました。
歌詞もメロディもオケも全部好き。
好きすぎてなんもいえねぇ。ってくらい。。
特に歌詞は、一単語ごとに区切ってその素晴らしさを語りつくしたい。
……さすがに、そんな気持ち悪いことはしませんが。笑
テレビで聞き覚えたものを鼻歌で繰り返すうち、カラオケの十八番となり、ピアノ弾き語りを覚えてからは当然のようにレパートリーになりました。
この曲と出逢った日から十年以上、毎日…は言いすぎだけれど、毎月は確実に、この曲を歌っています。
それはもちろん、単純に歌として好きだから。
さらに、一番ひとから褒められる曲だから。
なんといえばいいのでしょう。
たとえば実家で鼻歌を歌っていると、親から「うるさい!」と怒鳴られる曲と、「良い曲だね」と言ってもらえる曲があるわけです。
友達とカラオケに行くと、「その歌は紅葉に合ってない気がする」と微妙な顔をされる曲と、「あの歌をまた歌ってよ」とリクエストしてもらえるくらい気に入られる曲があるわけです。
ピアノ弾き語りをすると、お客さんから拍手を多く貰える曲と、明らかに少ない曲があるわけです。
鼻歌だと好評でも、カラオケだと不評だったり、カラオケでは歌いやすくても、ピアノ弾き語りではいまいちだったり。。
親に褒められても友達にはけなされたり。逆もしかり。
その点、『夢みたあとで』は、超高水準で安定しているのです。
いつ、どこで、どんな風に、誰に対して歌っても。
体調や練習具合や相性などで、多少は上下するとしても、一定以上の評価が確約されている曲なんです。私にとっては。
理由は未だに分かりません。
かつてボイトレの先生が分析を試みてくれましたが、無理でした。
音域があっているのか。言葉のつながりが発声しやすいのか。リズムがぴったりくるのか。。まったく不明です。
しかし。
これほど高評価をいただける曲が、自分の大好きな曲であるというのは、まったくもって幸せなことです。
だから、
人生ではじめて受けたオーディションで歌ったのはこの曲。
絶対に失敗したくないライブのセットリストには必ずこの曲。
好きな人に好きと言いたくて言えなくて歌ったのもこの曲。
好きになりそうな人の気を惹きたいときもこの曲。
私がもっとも私らしくありたいときはこの曲。
もし、私が『夢みたあとで』を歌っているのを聴いた場合は「あぁこいつは今、何か勝負をしているんだな」と察していただけますと幸いです。笑
この曲のおかげで私は今日まで生きてこられたし、明日も生きていけると信じることができます。
だって、それでもまだ、この世界に愛はあるのですから。
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