恐妻家日記 ~妻の風邪~

先週の明けごろからどうにも調子が悪く、妻に諮詢。
「どうにもこうにも肩がこる。それにつれてか頭もいたい。体もだるい(-_-)
時期も時期、これはもしやインフルエンザでは…」
妻の答えは「そんなわけない」。と一言。
「でもなんか風邪っぽいかも…」
「大丈夫」
冷たくあしらわれた。もう少し心配してくれると思ったのに(つд;*)
確かに熱はなく肩以外に関節痛などもない。もちろん自分でもわかっていたのたが、これはインフルエンザではない。それどころか風邪ですらなかろう。確証はないがそう思っていた。ただ妻との会話というか、冗談で大袈裟に言ってみて寒波の訪れた今日のリビングがほんわかふんわり暖かくなればと思ったのだ。しかし鬼嫁寒気団は容赦なく私の言葉ごと我が家を凍らせた。
事実その後、多少の養生で私は何ら悪化することはなく快方に向かい調子も取り戻してきた。つまりただの肩こりだった。頭が痛かったのはそのせいで、体がだるかったのは気のせいだった。妻も言うように風邪ではなかったのだ。
が、しかし本日未明、今度はかわりに妻が熱を出した。
38度5分。かなりの高熱である。
妻から直接連絡を受け私は飛んで帰った。仕事も途中で切り上げてすぐさま家に向かった。愛する妻が熱を出すしたのである。高熱に浮かされながら0歳と2歳の子の面倒を一人で見ているのである。さぞや辛かろう、さぞや苦しかろう。そして子もまた不安であろう。私は急ぎ自宅へ戻った。
戻った私に妻はこう言った。
「風邪うつされたわ」
実に都合よく、私は風邪を引いていたことになっていた。