はじめて避難してわかったこと


こんばんは!

私は、先週の台風19号で、人生初の避難をしました。

これから災害で避難するか迷う瞬間のための判断材料になったらいいな。

避難所1番乗りした

私は当時神奈川県にいました。

静岡県の浸水の様子、予想される風速などから判断し、避難所に行くことにしました。

10/12(土)午前11時、避難所に到着。

職員の方に「この地域の方ですか?」と聞かれたが、この地域に住んでいなかった(東京都民です)私は、「それ、差別されるやつか?」と一瞬不安になったものの、居座らせてもらった。

避難してよかったこと

避難する前は、避難所開設直後に到着ってはやすぎやしないか、避難めんどうだなーなんて思っていた。

だれしも避難はできればしたくないという気持ちの方が大きいのではないだろうか?

私のこの感想が、できれば避難したくない方々の今後の判断基準となれば、と思う。

良かったこと
・早くいくと、居心地のいい場所を占拠できる
コンセント横、端っこ、壁際、など…
お花見の場所取りみたいなものかも

・早くいくと、必要なものを往復して取りに行ける
避難してから「これも持ってくればよかった」と思ったものを持ってくる時間的な余裕がある。水・食べ物がもらえるかどうかも聞くことができる。

・被害状況を気にせずに待てる
心配で、何度も外見たり、携帯で状況チェックすることは少ないと思う。精神的に安定できる。

・その地域の方なら、知り合いとおしゃべりして過ごせる
私が避難していた場所では、お年寄りが5、6人で集まってお話していたり、ママ友でかたまって待機しているのを見かけた。一人より大勢で過ごせるって安心。


いろんなひとが集まる場所=避難所

避難所はいいところだけじゃなかった。

いろんな人が集まるのが避難所なわけで、ある程度我慢しなければいけない。

子どもたちは走り回っていたし、おしゃべりの声もたくさん聞こえた。

夜11時でも照明はついていたので、早く寝る人は明るくてつらいかも。


避難って言っても学校の体育館に行くだけ

避難のいいところ、我慢すべきところ、いろいろあるけど、

今回の経験で”避難”のイメージが変わりました。

極端に言えば、体育館に行く、それが避難なのかもしれないと。


以前は、”避難”と聞くと、

「特別な、異例の行動」だと捉えていたけれども、

実際にやっていることは、

「ちょっと多めの荷物をもって体育館に移動している」

とも捉えられるかな。


みなさんも体育館での思い出を振り返ってみてください。

学生時代、部活でたくさん練習したり、文化祭で吹奏楽や演劇を披露したりしてたことを。

そんな馴染みのある場所にまた行くことにそこまで抵抗は感じないですよね

(この感覚は、私だけかも…?)


結局、家はなんともなかったけれど、

今回避難してみて避難の雰囲気がわかったことはすごくよかった。


もし、判断が鈍る瞬間があるとすれば、

この記事が判断材料になってもらえたらうれしい。


(余談)

なかには、歩くことが難しい人など家を離れづらい状況にある人もいるからこそ、自力で避難所に来れたはず、自力で自分を守れたはずの人が救助される状況は、救助隊の仕事を増やすことにもなるので避けるべきだと、今回の台風から思いました。

川を見に行くなんて、ね…